minceさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.9

あの世界観がまるまる映画館に。映画化に向けての過剰な演出を抑えたのが良かった。相棒よりずっとしっくりスクリーンに収まる。たぶん製作側は最初で最後的な同窓会的な意味合いもあったと思うがぜひまた一作作って>>続きを読む

魔界転生(1981年製作の映画)

3.9

テレビで一度見た記憶が。漫画版を読んでいたので今回かなり脳内でストーリーや場面に違和感なく飲み込めた。ガラシャと家綱のシーンは確実に愛のコリーダ。若い忍び役の真田広之の相手役、菊地優子さんがとてもきれ>>続きを読む

ヒルコ/妖怪ハンター レストア&リマスター版(1991年製作の映画)

3.5

間違い探し的な鑑賞をしてしまったりホラー映画に出るかわいい女優さんのプロモーションへのフォロー的な場面にニコニコしたりして楽しかった。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.7

当日、アニメ版から実写版と続けてみた。それぞれ味があって良い。後世のSF映画のモチーフになっているシーンなど見つけて興奮した。

真昼の決闘(1952年製作の映画)

3.8

結婚式の場面で歳の差婚に昔の欧米芸能界の悪い面を見た気になり少し嫌な気分だったがその歳の差が何から来たのかがストーリーに盛り込まれていて感動した。具体的には触れないがロマンスが見える場面。タイトルに反>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

”Drive My Car”て村上春樹またBeatles。裸にセックス・オナニー・天声人語。中二病こじらして日本が嫌なら関わらなきゃいいのにと思いながら三浦透子が気になり観た”ドライブ・マイ・カー”。>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

伊澤彩織を愛でに。
女子校生殺し屋コンビ。組織から卒業後は副業を持つよう指導される。コミュ障なまひろと要領の良いちさと。殺したり甘えたりケンカしたり二人暮らしを満喫。殺しの報復を発端にイカれたヤクザ父
>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.0

元祖スペースオペラ最後の小節を借りてヨハン・ヨハンソンの音楽と時代性を麻痺させる視覚芸術を背景に20億年ものはるか未来からのメッセージをスクリーンから直接受信する「最後にして最初の人類」CLK1。本編>>続きを読む

Billie ビリー(2019年製作の映画)

3.5

ビリーホリディの死後、彼女の伝記を書き溜めていた女性新聞記者の投身自殺。記者の家族に思い当たる動機はない。残された未公開インタビューカセットテープを元に彼女が夢中になったビリーホリディ。その破滅的とい>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

ほぼほぼ憂いなくガンガン進む少し不思議なストーリー。文化祭直前、高校映画部の大立ち回り。夏服が爽やかなのにどこか暑苦しくも絶対的な明るさで突っ走るど青春ムービー!「サマーフィルムにのって」シアタス心斎>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.7

耳どころか心まで押し潰す霧笛の音。パンフ見た後すぐに本物を調べた。その低音がすべての時空までも歪ませ亀裂を生じさせる。さらなるエフェクトによるものかそれとも映画館音響のリアルか「ライトハウス」CLK1>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

4.0

映画「いとみち」最終日間に合った。津軽三味線弾くメイドの映画程度の前知識、完全ジャケ観。めっちゃよかった。パンフに監督の作品「ウルトラミラクルラブストーリー」「俳優 亀岡拓次」二本とも観てた。主演の駒>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

朝の静寂の中でオーボエの女の子はブラバンの朝練のため友達を待っている。靴音!彼女の事が大好きだからそれだけで区別がつくのさ「リズと青い鳥」塚口4。「響け! ユーフォニアム」物語のひとつ。静寂上映の試み>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.8

近年のよしもとに嫌悪感を持っているので眼中になかった。
大竹しのぶのラジオを聴いて興味を持って観に行った。
芸人色が少なかったのでよかった。
ただエンドロールで芸人名見て白けてしまった。
作品自体はお
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

めっちゃおもしろかった。某西部劇と同じタイトルが安易そうで行く気がしなかった。でもこれは。平凡な暮らしに耐えられなくなった男の暴発劇。ある男ある意味新しい。よく比較されていた”ジョン・ウィック”より好>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

初めてみた。カテゴリー的には”ロシュフォールの恋人たち”など色と構図で訴える映画だと思った。原作のホラー性に隠されてはいるけれど。女性は特に大好きな気がする。原作の不気味さを薄めた理由がわかる気がする>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

正義を快感に転化し人を吊るし上げてる奴らが見たら憤死しそう。
フォロワー数こそ大義。インフルエンサの背中にはためくはスポンサーロゴという錦の御旗。正義だらけのネット社会の閉塞感を”U”で表現「竜とそば
>>続きを読む

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.9

まだカジノ・ド・三宮が三劇の前にあった時代。子供だけで初めて映画館に行って見た映画。青年向け漫画雑誌で連載。大人も子供も楽しめる内容で人気に。漫才ブーム真っ只中で声優のほとんどをよしもと芸人が。おかげ>>続きを読む

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

昭和時代。料亭の旦那と女中の淫行物語。食事も忘れ憑かれたように情を交わす。情愛の極みを第七芸術として問うた作品。きわどさすら突貫したそのものに清らかな愛おしみの形を観た「愛のコリーダ」CL神戸3。松田>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

家でひとりでいる12歳の少女に扮した女優がスカイプで連絡してきた大人に応対するとどうなるか。スクリーンに映るのは露出、わいせつ物頒布、執拗な脱衣強制、恫喝、「SNS 少女たちの10日間」CL梅田。ビク>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.8

俺らの作品に男のドアップなんて見たくねぇ精神が爆発した「地獄の花園」めっちゃ楽しかった!最後にクレジット見るまで小池栄子に気づかなかった。めっちゃカッコいい。遠藤憲一にはすぐ気づいた。2021/05/>>続きを読む

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.9

5月26日 映画がウイルス等の話題に隠れてるけど「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」めっちゃ楽しいぞ。デ・ニーロ出演だけじゃなくクリストファー・ウォーケン見た時変な声出たw。ユマ・サーマ>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

1972年パブティスト系教会。アレサの歌、バンドの演奏、信者たちの手拍子、歓声さえ全ては神への捧げ物。人によって現す形は様々に。呼べばすぐに神の子は顕現する。スクリーンでそれを目の当たりにした
「アメ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

トレイラーに思い出の品を積み込み廃墟の街を出てゆく老女。行き先は繁忙期のアマゾン配送センター。望んだわけではない。季節労働者になりアメリカを旅する。ドーナツ屋、自然公園係員等々。アメリカの雄大な風景の>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

高校演劇で話題になった作品を映画化。
映画になっても大々的に人海戦術とか背景ゴージャスとかしないで
あくまで舞台の拡大版のように作りこみぜい肉がない。好感が持てる。
笑いものにしていた同級生が打席に立
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.3

吹替版。
クロエ・グレース・モレッツがおもしろかわいい。
実写との融合が今や違和感なく作れてしまうことがわかった。
日本で言えば東映まんがまつり的と言うべきかお祭り的な作品。
吹き替えも自然であー面白
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.0

2021年3月31日なんばパークスシネマ1。
初観劇。期待のハードルを上げすぎたのでつらい。
劇場によるであろうが音響効果の立体感は感じない。
ミッキーのシーン以外キャラクターの魅力に乏しくお話もつま
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

アクション俳優、伊澤彩織を愛でに梅田で。
役名とセリフがついての役どころは初めて。
制服女子高生の殺し屋役。
福士誠治とのバトルは強靭でふてぶてしくシャープ。
刀持たせてあげたかった。
映画自体は各役
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めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

北朝鮮による横田めぐみさん誘拐と我が国の無関心、拉致被害者家族の抵抗を描いた映画。原作の舞台劇感を残し撮っているのはご家族の悲しみを慮ってのことではないか。正視できないリアルは小松政夫演じる社員拉致事>>続きを読む

血まみれギャングママ(1970年製作の映画)

3.0

これも観たのは子供の頃。かつて70年代の日本でも西部劇やこの手の作品をサンテレビが毎日のように昼や夕方に放送していたうちの一本。凶悪な兄弟が葉巻をくわえたママの命令一下、車と機関銃で悪事を繰り返す話だ>>続きを読む