一年前に犯した罪を知る謎の殺人者に襲われる若者たち。「去年の夏、お前たちが何をしたか知っているぞ」。夢破れて田舎に帰るなど、青春群像味もプラス。カギ爪男。車のトランクに死体と蟹。白いタンクトップ。
ハイヒールとドレスでシカゴの街を疾走する女探偵。女もタフでなければ生きていけない。キャスリーン・ターナーの脚線美。口は悪いが頼りになる警部補。顔面パンチに鼻血。
1940年代に起きたロサンゼルス最悪の迷宮事件を題材にしたクライムサスペンス。世界一有名な死体と闇の深い謎。複雑な人間関係に狂気と欲望に取りつかれる刑事。ファイア&アイス。
儚くて切なくて、でも爽やかな『君がいた夏』。「私、お兄ちゃんの困った顔、好き」。バイプレーヤー・吉岡睦雄の光るコメディリリーフぶり。♪タイプライター
ワシントンD.C.ダレス国際空港管制塔がテロ集団に占拠された…クリスマスの夜、またも非常事態発生。世界一ついていない男は、世界一悪運の強い男でもある。色褪せない面白さ、爽快感満点の、これぞハリウッドア>>続きを読む
飲んだくれの元刑事が恩人の死の真相を探るハードボイルドサスペンス。森川由加里が魅力的。「お酒をやめることに乾杯」
アクション映画の金字塔。スーパーヒーローじゃないジョン・マクレーン刑事の人間臭さが新鮮。世界一ついていない男は、世界一カッコいい男でもある。沢山の伏線が見事に片付けられる脚本も秀逸。ナカトミビル。ガ>>続きを読む
安部譲二の同名自伝的小説を映画化。当時、「懲りない○○」という流行語も生まれた。それぞれのエピソードがコントのように面白い。借用証書の話が好き。口笛は♪ジョニーが凱旋するとき
追跡する特殊部隊の元教官と殺人鬼と化した教え子の壮絶な死闘。サバイバルのプロの技を堪能。お互いがナイフを作るシーンは、男の魂の闘いを感じた。「神がアブラハムに言った『息子を殺せ』」
高校生活最後の文化祭のステージを控える女子高生バンドの数日間。もう二度と感じることはできない、あの時の空気の匂いが、たまらなくせつなくていとおしい。バンドメンバーの4人を含め脇役に至るまで、全ての人物>>続きを読む
1930年代の禁酒法下のNYを舞台に、ギャング同士の抗争を登場人物全員が子供という設定の異色ミュージカル。銃弾はパイ、足こぎの車、お酒はジュースなど、こだわりは感じるが私には退屈だった。
無実を訴える夫を信じて軍事法廷に立つ女性弁護士。各々の背景や軍隊スキャンダルのネタが弱いので、信じていることのすべてが嘘かもしれないと気づいたときの衝撃感と緊張感が不足する。
様々なシチュエーションにある9組の男女のオムニバス・エロチック・コメディ。ラウラ・アントネッリ七変化。ラストの『ご招待』がお気に入り。
劇場未公開作品。裏社会のボス・フィンガーズに関わったことで人生が狂う4人の男女の群像劇。4人の行動が互いにリンクする設定が巧み。「感情の波はその形を長く保持できない」
ちばあきお原作の野球アニメを再編集した劇場版。東京・下町の墨谷第二中学野球部が舞台。谷口くんの見事なキャプテンシー。そしてそれを見抜いた前キャプテンがいなければこの物語はなかった。涙なしで見ることはで>>続きを読む
『もしドラ』で一世を風靡したベストセラー小説の映画化。最も大切なのは、プロセスでも結果でもマネジメントでもない。成し遂げようとする気持ち。だからこそクライマックスで涙が出てくる。「真摯に、ひたむきに」>>続きを読む
きっかけは兵士の悪ふざけだった。森の原住民の怒りと罠に追い詰められる小隊を描く異色のアーミー・サスペンス。劇場未公開作品とは思えないハイクオリティー。ケイジャンの村祭りの喧騒と兵士が恐怖に怯える姿の対>>続きを読む
30日間太陽が昇らない町をヴァンパイア軍団が襲うサバイバルホラー。ヴァンパイアが人を殺す前に弄ぶさまが、人間の動物狩りを思わせる。地獄絵図の俯瞰ショットは強烈。「ヒトという名の害虫め」。「何をしたの」>>続きを読む
70年代の人気テレビシリーズ「特別狙撃隊S.W.A.T.」の映画化。BGMが映像にマッチしない。せっかくいいテーマソングがあるのに勿体ない。「俺を逃してくれた奴に1億ドル払う」
太陽風に乗って侵略してきた地球外生物に街が盗まれていく。人体複製の瞬間や人面犬の登場は衝撃的。ラストシーンの雄叫びが忘れられない。見知らぬ花は持ち帰るな。さや人間。
ミステリーへのオマージュとパロディ満載の名優たちによるコメディ作品。「あなたを晩餐と殺人に御招待します」という招待状を受け取った世界の五大名探偵の推理。マニア向け過ぎて会話を楽しめないと苦痛を感じる。
ラジオのDJを襲うストーカー女の恐怖を描くC・イーストウッド監督デビュー作。ストーカーという概念がまだない時代に、この設定を題材にした先見の明。「この乙女愛のみ胸に生きていた」♪ミスティ
サム・ライミ製作の実話に基づくオカルト・ホラー。ガレージセールで購入した「呪われたデイビュークの箱」が少女とその家族を戦慄の恐怖に陥れる。土足厳禁の家。蛾の大量発生。MRIに映る悪魔。「アビズー!」
未亡人トラッカーと御曹司の許されぬ恋の物語。ギャンブルで借金を残し若くして事故死した夫を、何故そこまで想うのかという部分が描かれていないのが不満。小池ワイン。
犯罪都市L.A.で自らの信念を貫き犯罪者を容赦なく撃ち殺す孤高の刑事。ハードボイルドだが、主人公も上司も同僚も人間臭が薄味。デカ用語「急迫した状況」。ウォッカの小瓶。「人間は皆、性悪さ」
どんな依頼でも完璧に遂行するクールな殺し屋アーサー・ビショップ。ストイックに殺しの準備をする冒頭シーンは秀逸だ。ラストはあっと驚くどんでん返し。赤いガウンに赤パジャマ。「ナポリを見て死ね」
80年代スプラッター・ホラー映画の金字塔が21世紀に甦る。すべては1980年6月13日金曜日、クリスタルレイクで始まった。オリジナルのカラーを汚すことない王道的リメイク。麻袋→ホッケーマスクジェイソン>>続きを読む
鬼塚組の娘・鬼塚秋子の復讐劇。組の資金繰りの為身体を売る女親分。不可解なロシアン・ルーレット。意外なとこで兄弟再会。
今度は豪華客船が舞台のノンストップ・アクション。タンカー爆発、港街崩壊シーンは大迫力。前作で高級車をパーにされた黒人が今度はボートってところ面白い。蛭に血を吸わせるウィレム・デフォー。船舶自動操縦プ>>続きを読む
ボクシング王座戦の試合中に起きた国防長官暗殺事件の真相を追う汚職刑事。「スネーク・アイズ」とは、サイのゾロ目=親の一人勝ちの意。冒頭13分間に渡る長廻し撮影は圧巻。エンドロール後の赤い宝石の謎。「ま、>>続きを読む
Love&Eros CINEMA COLLECTIONの一篇。元トランプ戦隊ピンクとレッドの愛と友情。矢部美穂はいくつになってもCuteだね。♪前に進め 前に進め どんなに苦しくても いつかかなうはず>>続きを読む
覗き見が恐怖を呼ぶノンストップ・スリラー。「裏窓」や「ボディ・ダブル」と同じような設定だが、青春が味付けされて爽やかな印象が残る。足首に監視装置。テキサスの殺人鬼。
時速50マイル以下になると爆発するバス。爆弾魔とSWAT隊員の攻防を描くノンストップ・ジェットコースター・アクションムービー。いつ見ても色褪せることのない傑作。アリゾナ大ワイルド・キャッツ。「異常な状>>続きを読む
女子学生連続猟奇殺人事件の真犯人は誰だ?イタリア発ショッキング・ホラー。テレビ放送時のタイトルは「エロスの恐慌・影なき絞殺魔/女子学生戦慄の体験」。屈折した同級生、胡散臭い露店商、ダンディな叔父、知的>>続きを読む
スティーヴン・キング原作のショッキングホラー。未公開映画作品。田舎に行ったら酷い目に遭った系サスペンス。邪教を信仰する子供たち。トウモロコシ畑の不気味な儀式。「愛も優しさもない宗教は宗教ではない」
同名漫画を実写化したスポ根青春ギャグ・ムービー。逆境になればなるほど不屈の闘志が沸き起こる。真面目に見るのは馬鹿馬鹿しいが、真面目に見ないと気づかない面白さ。個人的には「透明ランナー制」がツボ。9回裏>>続きを読む