こうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こう

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お早よう(1959年製作の映画)

4.8

久しぶりに観ました小津映画。いつ観ても思いますが、家族の姿が明確に描かれていて安心します。この作品は子供達の無邪気さや意固地な所や現金な所も見てて楽しかったです。今ではない近所付き合いの嫌な所と良い面>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

君の名、天気の子はあんま好きではなかったですが、今作は久々に良かったです。景色の描写は勿論綺麗ですし、何よりも旅しながら色んな町で主人公が知らない人達と触れ合って行くのが、内向きの世界から外に向かって>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

スラムダンク自体は高校生の時読んで何となく覚えてる程度でした。それでも問題なく、見てたら関係性とかも分かる様に優しく作ってくれていて見やすかったです。何よりも絵と音が凄く良くて、試合の臨場感、漫画なら>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

二人の喧嘩の理由が、はっきりと分からないけども、青年から大人になる時に考えるようなこのまま無意味な時間を過ごすのか、有意義に何かをするのかと考えた結果、価値観のずれで仕方ないけど、相手には伝わらない。>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.8

コテコテのアメリカンコメディでした。一時間半と長さも丁度良くて何も考えずに笑えて楽しかったです。ちょっとした友情もあり、良かったです。
まぁ、色々えーと思う所ももありますがそれも含めてコメディなので。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

何十年もたってからの続編で過去作の面白さや世界観を壊さずにそのままに作れる映画は珍しいと思います。ほとんどが面白くなくなったり、過去作のイメージを壊したりの中、この映画は本当に、過去作そのままに面白く>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

現実では叶わない恋だから、きれいなまま心残りになって、悲しいけど、強く美しいものに見えました。
ずっと思いを残すのは何て残酷だけどそれでも憧れてしまうぐらいに良いことではと思えてしまった。実際は辛いだ
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

何かを抱えてゆっくりと生きてる人達の物語でした。こういう映画にありがちな登場人物を善人で描くのではなく、普通に嫌な部分を描いている所が共感出来て好きでした。すき焼きを無遠慮に食べに行くところや人と距離>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.1

風景と人物の映像美が物語とリンクしていてとても美しかったです。血のつながりはないけど温かな家族の映像と荒んでいく少女の映像が対称的で辛すぎるけど、でもラストの朝日のバックでのでのオヤコの映像は見事でし>>続きを読む

千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.3

待ち続ける人みたいな情報しか知らなくて観たら、最初から拉致問題の話になって、途中からまた違う展開になって、最後はえっ!となって色々びっくりしましたが見応えはありました。拉致問題のおかしさもちゃんと描い>>続きを読む

家路(2014年製作の映画)

3.5

この映画通り何で何年間も仮説住宅で暮らさなあかんのやろう。本人が良いなら元の場所で暮らしてあげるか、政府がお金出して助けてあげないと。本当に切なくなるのと同時にもう終わった事と自分が認識してた事に気づ>>続きを読む

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

2.5

元々男性ぽい女優さんなので、役には凄く合っていたけども設定やストーリーが馴染めなくて終始何やこれってなりました。
でもアクションや演技は良かったと思います。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

1時間ちょっとの時間で、高校の部活の青春や淡い恋心や青春出来てる人間とそうででない人間の関係性を上手く描いてて、凄いです。物語としても、主人公達が心の引っ掛かりをとって前向きになっていくのが良かったで>>続きを読む

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.0

淋しいのか、虚しいのか、満たされなくてセックス依存なるのか分からないけど、それでもずっと満たされない兄と恋愛してても満たされない妹、二人共歪だけど、二人でいる時はケンカしてるけど、二人共満たされていた>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.2

デッドバンディの賢さ、ルックスの良さ、人を惹きつける何かは映画全体を通して伝わりましたが、肝心のサイコな部分が余り描れてなくて、拍子ぬけてでした。
デッドバンディの事を書いた本や違う映画では、殺人の生
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.7

星空が綺麗でファンタジーだけど、現実に寄り添っていて、鑑賞後温かな気持ちになれました。

糸電話がロマンチックで、子供の頃思い出して、純心な頃に戻れた感じがしました。

複製された男(2013年製作の映画)

3.6

一回観ただけでは意味わからないまま終わってしまいます。それでも物語自体面白いので観てしまいます。見終わった後、考察とかネタバレとか見てなるほどなぁと納得しましたが、もう一回観ようと思わなかったです。>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

2.8

物語が極端すぎて、冷めてしまいました。
良いシーンも多いだけに余計に残念でした。自分の知らない海外が舞台ならもっと面白かったかなぁと思います。

底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

3.3

アナデアルマス、やっぱり綺麗でした。役によってそれぞれ違う色気みたいなものが惹きつけられます。妻の自由さに嫉妬する夫、でもそれを見せない様にしてる意地みたいな情けなさが良かったです。子供と夫の2人だけ>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

明るくて、何も考えなくて悩みがない様に見えても、人それぞれ抱えているものがあると気づかせてくれる映画でした。佐々木が、異性にも好かれることが救いのようでちょっと嬉しかったです。
この高校時代の人間関係
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ノラ(2010年製作の映画)

3.2

物語的にはありきたりなのだけど、自然の映像が綺麗すぎなくて作りぽくなくて、そのまま写してる感じがして現実感がらあってすっと物語に入っていけました。
終わり方もこれからの主人公の人生に希望と強さが見えて
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

吉田監督らしい何とも言えない嫌な所を見せられる映画でした。本当に人間の本質の悪い部分を描くのが上手いと思います。只今回に限ってはyoutuberに対して少し偏見、悪意がある気はします。それでも人間誰し>>続きを読む

コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.2

最近の三木聡作品では一番良かったです。昔の作品に、少し戻ってきた気がして嬉しかったです。最近のコメディよりから少しだけシリアスに、戻したのが良かったのかなぁと思います。前田敦子、成田陵も絶妙で良かった>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

一回観て、内容を理解して二回目観ると、面白い程に意味が違ってみます。一回目で何かおかしいと思った人のしぐさや表情、会話、反応、それが本当はこういう意味だっだのか、なるほどと同時にめちゃ怖ってなります。>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

最初の説明が丁寧で、儀式まで淡々と進めていくのが良かったです。どんどん異常さや怖さが増幅されていくのが、物語に引き込まれていきます。映画館で観るのか本当におすすめだと思います。
怖いまま終わるのも余韻
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.2

内容より何より、二階堂ふみがめちゃくちゃ可愛いかったです。金魚が人間の女性の姿になるって、ファンタジーで映画の世界に入っていけないと思いましたが、始まればすぐに気にならくなります。そのまま物語の世界に>>続きを読む

ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

3.5

森の中で慎ましく暮らす少女の話だと勝手に思っていましたが、全然違うダークファンタジーでした。
今まで姉妹愛だけでやってきた中で1人の乱入者によって関係が変わっていったり、周りの人達が一つの事をきっかけ
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

2.7

ちょっと古くて格好良いロックのMVを長く見てる感じでした。出演している俳優や音楽が格好良かったので個人的には好きでしたが、ダラダラと長かったです。40分から1時間ぐらいでまとまればよかったと思います。

劇場(2020年製作の映画)

3.8

松岡茉優の演技が、凄く良くて純粋で真っ直ぐに愛する姿に惹きつけられます。
2人のシーンがあたたかいけど、切なくてこういう恋愛もちょっと良いなぁと思ってしまいました。

ラストの終わり方もお互いの事を思
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

これ見て一番怖いのは、他人に対して自己の欲求の道具としか考えられない病気の人がいるのが怖い。自分の事もどうでも良いと思っている人がいれば最強だろうと思いました。残酷な事にしか生の喜びを感じないのはそれ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

2人だけの世界の描き方が、素晴らしいです。社会や家族や他人が非難や否定しても、自分と自分の大事な人がいてくれたら何の不安も心配もいらないと思わしてくれる映画でした。
広瀬すず、感情の起伏をセリフだけで
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

宗教の洗脳とサバイバル映画だろうと思って観たので、内容がロマンポルノ的な結構激しくてびっくりしました。
性に対して、映像も内容もここまでやるのかと途中から面白くなりました。

セクシーなシーンが下品過
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.2

他人の位置から距離を置いて見るとあみ子可愛そう、家族が冷たいと思いますが、距離をあみ子、家族にすると、理解できない事が苦しくなって、接し方がわからなくなるのかなぁと思います。決して幸せではなく、不幸な>>続きを読む

ファンシー(2019年製作の映画)

2.9

ファンタジーでもなく現実的でもなくて、任侠的な映画でもなくて、何か中途半端な映画でした。それでもつまらなくてもなくて、最後まで見てしまう不思議な映画でした。

メランコリック(2018年製作の映画)

3.4

何か現実にはないやろうけど、こういうのもあるかもと微妙にリアルな感じが面白かったです。殺し屋になるリスクや覚悟を問う所も現実感があって、今までの面白半分から本気でやばい事に巻き込まれていたんだと分から>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.2

物語の核心に入るまで、長いと思いましたが、登場人物の背景を最初に丁寧に描いているから、後半に効いてきます。そして、物語が事に入ってから、時間の流れが上手く長さを感じずに終わりました。2人の会話のセンス>>続きを読む