natsumeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

2.0

デビッド・ボウイの声聞いたり映像見たりできるので最後まで見たけど、ドキュメンタリー映画としての作りはダラダラしすぎ、カットバック入れすぎで、あまり評価できない。

一応時系列は追ってるんだけど、とにか
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.8

映画みたというよりライブ聴きにいってきた感じかなー。ドルビーでやってる間に見たくて行ってきましたが正解でした。音のいい劇場で観た方がいい。シネマシティで極音やるならもう一回行くわ、という作品。

原作
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.8

原作、舞台と大変気に入ってる作品なので、アニメ化と聞いて「ここでイメージ崩れたらやだなぁ」と思っていたけど、監督の名前を聞いて安心して観に行くことができた。学校のイジメの描写などがトラウマある人にはキ>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

2.6

ドキュメンタリー映画としては可もなく不可もなしだけど、随所に資料映像挟みながらモリコーネの人生をきちんと見せてくれるし、人となりもわかる構成なので、こういう基本のキすらまともにできないドキュメンタリー>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。もうちょっとホラー味がある映画かと思って見に行ったけど、それほどではない。ただDV被害者はフラッシュバック起きるかも知れないので鑑賞注意です。自然の描写が美しく、現在の法廷と過去の出来事を往>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

なんというか、実に普通の映画だった(褒めてる)。オタク映画から一般映画になっていた、というか。それを良しとするかがっかりするかは見る人次第と思われますが、私的には好感が持てた。

MVっぽさも抑えられ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

2.5

なんということもない会話劇なのだが、稲垣吾郎さん演じる主人公が帰宅する→手を洗うというシーンが何度かあるんだけど、そういうルーチンとか、不倫カップルの焼肉とか、その種の「些細な生活のディテール描写」が>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.9

「アルジャーノンに花束を」とか、カズオ・イシグロの近未来SF小説とか、清水玲子の「ジャックとエレナ」シリーズ(←年齢がバレる)好きな人なら絶対好きなやつです。寝てしまう人は、開始10分で爆睡して終わる>>続きを読む

渇きと偽り(2020年製作の映画)

2.2

不穏なオープニングには引き込まれるのだが、なんか色々なところで「惜しい」映画だった。

地獄のような田舎町で現在と過去が交錯し、不可解な二つの死の真相が暴かれる、サスペンス・スリラー。なんだけど、なん
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

2.9

結構忘れてるものだなというか、初めて見た時ちょっと寝てたのかも知れない…こんなシーンあったっけと時々思いながら見た。

若い頃の金城武、ほんとお強いというかなんというか、雨に濡れた仔犬のような彼の表情
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは公開当時みられなかったやつなので、劇場で見られてよかったが、恋する惑星と連チャンでみたので、1日にたぶん合計二時間ぐらいパンツいっちょのトニー・レオンを観たことになり、王家衛どんだけトニー・レオ>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.1

懐かしさだけで観にきたけど、立川シネマシティだったので音響もよく、大画面で若い金城武やトニーレオン観られたのはよかった。これはスマホやタブレットの画面で見る映画じゃないんですよね…画面酔いするサイズの>>続きを読む

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

3.5

舞台作品の映画化だそうで、舞台を想像しながら観てました。舞台版もぜひみてみたい…ドゥニ・ビルヌーヴの出世作とのことだが、映像、アングルに、圧倒的な力があることが初期からわかるなぁ。

DUNEが結構つ
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ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言(2020年製作の映画)

3.2

ホロコーストの加害者側含む(隠し撮りという手まで使っているぶつかり系)証言集としては「ショアー」という名作(かつ撃滅的に長い)ドキュメンタリー映画があるのだが、こちらの作品の方が(尺的にも)とっつきや>>続きを読む

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

2.5

久しぶりのヨーロッパ映画だったので、ラストに「そうでしたヨーロッパ映画観に来てたんでした」と思いだしました。アメリカ映画じゃまずないラスト。当然好き嫌いは別れるだろう。卒論ベケットだったんで私は満足し>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

2.7

基本アヴちゃんと森山未來のアバターライブだと思って観にいけば満足できると思います。どろろ×フレディ・マーキュリー×サイエンスSaru。作画綺麗。盲目の視点の表現の美しさはさすが。私は松本大洋の絵も好き>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.3

最近の是枝監督の映画にしては良かった(実は年々マンネリ化が進んで個人的には評価が下がっていた)。いつもの擬似家族モノであっても、韓国が舞台になることで、別の空気が入って良くなったのだと思う。ソン・ガン>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

酷評してる人もいるようですが、私は特撮好き向け映画としてかなり楽しみました。たぶんCGでやってるんだろうけど、昔ながらのオプチカル合成に見えるレーザー光線の昭和なビリビリ感とか、人形ぶん回し飛行とか(>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

そろそろストーリー展開のパターンは見えてきてるので初期シリーズのような意外性はないけど、ファミリーの絆を感じさせるラストで爽やかでした。ジェシーとスターが生きている世界線、優しくていいじゃないか。>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.6

演劇祭あるあるが結構リアル。のっけから多国籍語ゴドー待ちとか、実に古典的な前衛演劇演出で、個人的には90年代頃の舞台作品思い出してニヤニヤしてしまったのだが(今はなき銀座セゾン劇場とかでやってそう)、>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

2.3

内気な少年役を演じて四半世紀の緒方恵美さんが流石すぎでした。乙骨覚醒シーンはカッコよかった。百鬼夜行はとりあえず全員人出すのが目的っぽくなっていて、ちょっと単調だったかな。乙骨夏油バトルがよかったので>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.3

小説未読。ただただ永野芽郁ちゃんの可愛さを愛でる映画である。可愛いは正義。デビュー当時の綾瀬はるかにちょっと似てるかも。石原さとみさんは美しく奔放な女性みたいな役が板についてきてしまったけど、この先ど>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.4

楽しみにしてIMAXで見てきたのだが、可もなく不可もなしといったところだった。壮大なプロローグ。スターウォーズみたいに続くんだろうし、全部揃ってから通し上映観るでもいいかな…と思った。砂虫がルドンの絵>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

どうせジャニタレ多く出すためだけの大河ドラマじゃろ、という偏見と、原田監督の「関ヶ原」が肌に合わなかったのであまり期待せずに観に行ったのだが、想像以上によかった。

土方のモノローグで始まった時はうー
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スターダスト(2020年製作の映画)

1.0

デビッド・ボウイが好きなら普通にジギスタ見たほうがいいです。低予算ロードムービーやりたきゃボウイの名前使わずにやってくれやと思いました。まさか本人の曲が一曲も流れないとは思わなかった。

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レミニセンス(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

SNSでは評判わるいけど、そんなに酷くなかったよ!というレビュー書く気満々で観に行ったのだが、世の評判通りに酷かったのでこのスコアです。

まぁなんていうか古い。30年前のSFって感じ。水没都市の風景
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

福島のローカル局の企画らしいので、ロケーションありきの作品だったのだと思うが、そこに東京で活躍する役者さんやタレントさん大勢呼んでしまったことで、せっかくの地元パートがペラペラになってしまったのが惜し>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2020年12月に鑑賞。原作をとても丁寧にアニメ映画化したもの。ラストの煉獄さんのあのセリフのタイミング以外は完璧だったと思う。映画単体で成立させるためにはやむを得なかったのだと思うけど、あれが泣ける>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく評判よかったので見ることにしたんだけど、少し頭でっかちな感じのする映画だったかなぁ。主人公と彼女の関係性についての描写が薄いので、彼女の夜な夜な繰り返す行為の動機のリアリティに欠けるんだよね。別>>続きを読む

愛国者に気をつけろ!鈴木邦男(2019年製作の映画)

2.0

ポレポレ東中野にて2020年2月に鑑賞。本人登壇のトークショー込みでのスコアです。ドキュメンタリー映画としては凡庸。つかほとんどファンビデオなのでトークショー抜きならスコア1。監督も含め、上祐ガールズ>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.2

2020年6月、緊急事態宣言があけて最初に見に行ったドキュメンタリー映画。ポレポレ東中野に緊張して出かけたのを覚えている。

ちょうどこの前の年ぐらいから国会で存在感を増してきていた小川淳也の政治家人
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