DJLastChristmasさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.6

家族から愛される快活な若きビトーと家族を崩壊させる陰陰たるマイケルの対比構造。

頭が悪いので登場人物多すぎるわ展開早すぎるわ男の顔の区別つかないわでとにかくお前誰だよ!の連続、情報量多すぎて追いつけ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.2

誰しもが少なからずペルソナを演じて建前社会に生きていて、疲弊し、癒し(=cure)を求めている。人間の負の部分を理性的に保てなくなったらこの映画みたいな世界になって社会は終わるんだろうな。

記憶障害
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.7

アイドルのライブBlu-rayの特典映像によくある推しカメラ、あるいはライブの舞台裏映像みたいな1の別アングルパラレルワールドがスリリングに展開してとても素敵。しかしストーリー的にはやっぱ1だな(だな>>続きを読む

春琴抄(1976年製作の映画)

4.1

目が開くことのない17歳(16歳?)の山口百恵は現代の河合優実的な記憶に残る演技をしていて惹き込まれました。嬶天下な三浦友和との関係性もとても良い。明治くらいの時代設定の映画もっと観たい。

映画とは
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.8

「誰かを必要としているのに相手からは必要とされなていないっていう虚無感、抱えたことあるよね」「自分は空っぽで何にも持ってないって挫折しそうになる時、あるよね」っていう映画なんだけど尺を贅沢に使った日本>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0


やっと観られた。
とにかく河合優実さんが最高に素晴らしい。
ずっとシリアスなんだけど表面的ポリコレべき論や説教メッセージに陥る事なく正義や正しさについて本質的に問う、という意味で一種の人間臭いヤクザ
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.6

再開発により立ち退きを余儀なくされる古き良き商店街、銭湯、そして旅館。

言葉は心 心は光

ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

3.6

謎の廃校撤回の撤回からのダージリンによるモールス信号、からのライバル校全員転校、西住流の姉妹と島田流の対決、とベタな胸熱ストーリーだけどほぼ戦闘シーンなのでミリタリーアクションもの(珍しい)として楽し>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

エリオとオリヴァーの一夏の恋。エリオの親がいい親すぎる。緑溢れる夏らしい映像。

何も感じないこと 感情を無視することはあまりに惜しい 感じた喜びも忘れずに

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

1968年。ゾンビ映画の元祖。ジャンル映画としてほぼ完成されていた。ゾンビという単語は一度も出てこない。
籠城しながらギクシャクする人間模様。生き伸びたとしても結局は人間にやられてしまう。

シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX(2018年製作の映画)

3.3

5作目に続きバックトゥザフューチャーオマージュで時空を行ったり来たりした果てに1作目冒頭に戻るが伏線回収とまでは言えないB級サメ映画らしいオチ。ひとまずシリーズ見切って感慨深い。

シャークネード5 ワールド・タイフーン(2017年製作の映画)

3.5

NATOネードとは
相変わらずモブを雑に殺すサメ映画第5弾。
スキー・スノボ・スケートしながらサメが降ってくる/要塞化したオペラハウス/アフリカのライオン・ガゼル・鮫を巻き込んだサファリネード、などど
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シャークネード4(2016年製作の映画)

3.3

母ちゃんが半分ロボットに改造されて空を飛び父ちゃんはロボット操縦、もはや鮫映画というよりSFロボットパロディギャグ映画。
シャークネードが岩山やら油田やら発電所やらを巻き込んで発達しついには原発を巻き
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キッチン(1989年製作の映画)

3.5

原作を読んだのは中学生の頃。キッチンの冷蔵庫の横で寝るみかげ、としか記憶がなかったが景気良くバブリーで笑えるほどあっさりと進む世界観にツッコミ入れつつも居住空間や食器、料理などが豊かに描かれていました>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.6

ヤンキー的衝動と素直さと音楽の原点みたいな良さの詰め合わせ。
ビーバス&バッドヘッドみたいなやる気ない作画に見せかけていきなり大変なロトスコープの疾走感になったりする。

(ハル)(1996年製作の映画)

4.0

映画の半分が「パソコン通信」のやり取りの字幕で構成される発明的な演出。

インターネット黎明期1996年。盛岡と東京をつなぐパソコン通信(劇中一度もインターネットという言葉は出てこない)。ダイヤルアッ
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川崎競輪(2016年製作の映画)

4.0

川崎競輪場近くの立ち飲み屋に集いクソ安緑茶割り酎ハイ缶ばかり飲むおじいちゃんたちを映すドキュメンタリー。一度だけ浦和競馬場に行ったことがあるけど賭場に集うおじいちゃんはどうしてこうも顔や身なりが似通う>>続きを読む

シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

3.3

当たり前のようにサメが降り注ぎ当たり前のように人が喰われる。今回は宇宙にまでサメが飛んでくる。
ライトセーバー型チェーンソーやサメの体内でガキが産まれる、など相変わらず本気で馬鹿馬鹿しいことをやってい
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.9

ある意味ロードムービー。

週末休暇で避暑地へ向かう自分勝手な車による渋滞の列。永遠に続くかと思われたこの冒頭長回しのオチにゾッとしつつこの映画のスタンスがそこで表明される。残りがどうでも良くなるくら
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黒い家(1999年製作の映画)

4.0

大竹しのぶの超怪演、ダークコメディかつポップサイコパスホラーの傑作。

ガスタンクとボーリングの球、円のイメージ。金魚と水泳。何度も同じモチーフや場面が登場。
コントラスト強めのビーチシーン、敢えてピ
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

初エリック・ロメール作品。恋人を失い孤独と向き合いながら傷心旅行してはパリに帰る情緒不安定で面倒臭くて理想の高いデルフィーヌがジタバタしつつそれでも愛だの恋だの男だの女だのもみくちゃにされながら太陽が>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.5

オートアサシノフィリア

河合優実さんがハマり役。

jk2が1番輝いているとヒガシーは言う。否、1番輝いているのはjc2です

女子高生じゃないとだめだ〜!で笑顔

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.5

片山慎三監督によるメンヘラ貢ぎ依存女のショートフィルム。
刺されてお母さん連呼してたショーくんに笑った

さがす(2022年製作の映画)

3.6

シスターに唾吐く伊東蒼さんがso cool.

もっと軽い話かと思いきや『岬の兄妹』に続くフジテレビのザ・ノンフィクション系映画で見応えありました。
西成の描写がリアルだし(知らんけど)映画としての構
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.7

観るタイミングを無くしてたけどいつの間にかアマプラで配信されてた。

余計なものを一切削ぎ落としたとデヴィッド・バーンが語る舞台美術と演出。

デジタルアナログ様々な楽器にはあるはずのケーブルの類が一
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

俺たちのマーベリックは全く変わらずただただおっさんになっただけだったって映画で最高でした。おれたちもマーベリック魂忘れずに生きてこうな。

“Don’t think, just do.”よろしく何も考
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.8

大谷石採石場でのボーイ(ヤクザ)ミーツガール(jk)、運命を疑問なく受け入れる組長と相米慎二のポップで軽快な展開の連続。

恐怖人形(2019年製作の映画)

4.0

ラストで爆笑できる。

濱口組の荻原利久やら唐突な石川瑠華のレズ描写やら、チェンソーマンやら、とにかくキャンプしたくなる。

おひさまが集いゲラゲラ笑いながら観るのに最適なポップコーンムービーなので万
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

隣のおっさんの全身から放たれるタバコ臭がきつかったので数値化できない「匂い」が人間とウルトラマンとを繋ぐ1つの手段になっていて笑ってしまった。
情報の整理がギリギリ追いつく速度での映像と字幕をフラッシ
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

3.8

気象予報士「サメが1時間に50ミリ降り注ぎます」

一言で言うとバカじゃねえのwwwというシチュエーション連発のギャグ映画だけど、1から続けて観ると良い映画に思えてくるのが謎すぎる。というか良い映画な
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シャークネード(2013年製作の映画)

3.5

ディザスターサメ映画シリーズの第一作。
トルネードに乗って大量のサメが海から空から押し寄せ町中水浸しになり(後半からは水すら無いが)大量のサメに襲われるお話。アメリカンホームドラマ的な映像とノリ。ギャ
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ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

1.0

友人と一緒に観るポップコーンムービーとしては良いのだろうな。C級トンデモオカルトサメ映画。海はほとんど出てこない。むしろ森メインで海など関係なく突然現れる雑コラ鮫幽霊(鳴き声はライオンや虎など地上の獣>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.8

寿司を食わせろ!

『ジョーズ』に並ぶサメ映画の二大巨頭として知られる一本。

海上のサメを飼う医学研究所にでけえ嵐がやってきて研究所は沈没寸前、研究所に幽閉された研究員たちが高度に知能を発達させ殺人
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

サメ映画の原点にして未だに頂点(らしい)本作初鑑賞。
アニマルパニック血水泥ものと思いきやずっと人間臭い映画だった。

冒頭のシーンが良い。幸せそうな浜辺の若者の会合からの走り出し服を脱いで全裸で海に
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