あああさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.7

観客のせいなの?

家族サイドにとって、とにかく理不尽すぎる映画。
ラストの方で唐突に2人組が喋りだして、それが抽象的でわかりにくいんだけど多分こういう事を言ってるんだと思う。
「ヒーローは映画の中の
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

「ガソリンと冷凍オレンジ、ジュースでナパーム弾を作れる」
かっこよすぎる"男たち"とかっこよすぎる映像とかっこよすぎる音楽と最高すぎるストーリーと、、、とにかく最高な映画!

映画を3分の2くらいまで
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

人生の意味を失い無気力で退屈な日々を送る高校教師が、酒で人生を変える話。

主人公は友達数人と「アルコールの血中濃度を0.05%に保つと仕事の効率が良くなり想像力が良くなる」という理論を検証し、理論ど
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.7

イギリス統治下のオーストラリアで紡がれる美しく残酷な復讐劇

アボリジニ(黒人)、アイルランドとイギリス、いろんな要素がプロットに組み込まれてて引き込まれる。オーストラリアって牧歌的で平和なイメージだ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.5

サメを見せずに、謎の美人中国人の家族愛とか勘弁してくれ。人間なんかよりサメとステイサムを見せてくれ!!

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.8

ノーラン映画をおばあちゃんの作るカルピスくらい薄めて、サスペンスと恋愛要素を足した映画。

記憶を軸にしたサスペンス恋愛映画でSF要素はあんまりない。SF要素に期待しちゃうとがっかりだけど、ロマンスサ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

ジリジリと来る違和感が怖い前半と、スリラー感が開花する後半。


今まで黒人差別を扱う映画では基本的に黒人は差別され、下に見られてた。けど今作で、黒人は羨望の眼差しを受ける。確かにHip-HopやR&
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.6

最高のコメディゾンビ映画

冒頭からコロンビア映画の女神がトーチでゾンビ達を殴り倒すというハチャメチャぶり。このシーンだけでこの映画が最高だと分かる。

楽観的なコメディーゾンビ映画という新ジャンルを
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.5

海版マッドマックス+親子愛みたいな映画

陸地の無くなった世紀末の世界。タイトル通り海の上の世界でストーリーは進む。明らかにマッドマックスを意識しているが、あんまり似てない。もっとハートフルな感じ。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

アクションと日常感のバランスが良い!

主演二人の掛け合いの心地よさが良い。女子大生の日常感と殺し屋という相反する要素を上手く混ぜ合わせることで面白くなってると思う。
ただ、だいぶ形骸化した女子像とい
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.2

凄いものを見たという感覚。

アートと言って思考放棄するのはあまり好きじゃないが、これはアートだと思う。とにかく絵のインパクトが凄い。音楽も独創的で世界観を説得させられる。こんなのを73年に作れるのは
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

最高!!!圧倒的な映像表現とかっけぇ音楽!!!最高!!!

前作のスパイダーマン・スパイダースも面白かったけど今作は確実にパワーアップしてる。前作で広げた風呂敷を更に風呂敷を広げまくってる。
前作もだ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.8

誰も他者を理解しようとしない社会で狂う主人公


この映画はSNS全盛期の今こそ見るべきだと思う。誰も他者を本当の意味で見ようとせず自分の名刺を見せびらかすだけ。他人に興味を持つのはそいつの名刺が自分
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羅生門(1950年製作の映画)

4.7

名作は決して衰えない。

人間の醜さと、その中に光る「それでも人を信じる」という希望を最高にかっこいい映像で描いた映画。傑作!

3人とも殺人事件の尋問なのに「自分が殺した」と言う。
それぞれの発言は
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

仰々しい映像と音楽。くっきりと描かれる陰影、この映画が只物じゃないと思わされる!
そもそも最初から警備員達の態度が保安官に対するそれじゃなかったり、マッチの火は消えているのに依然明るかったりと違和感は
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.5

全人類が一度見たほうがいい。SNSが引き起こす問題の恐ろしさを理解できる。

SNSを中心としたデジタル社会の問題を糾弾する本作。
見た後には世界の見え方が少しだけ変わると思う。

内容は「SNSのリ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

「俺ならタイムトラベルしてこんな事したい」が思考を支配して映画に集中できなかった。
「普通が一番」は特別な人間にしか言えないしなぁ~と思ってもやもやした。

8 Mile(2002年製作の映画)

4.3

MCバトル青春逆転映画。

ラップバトルは正直好きじゃなかったけど、8 Mileを見て変わった。
恋人は寝取られチンピラにボコられ、金も車も家もない最悪の状況からバトルで全部覆すエミネム。めっちゃかっ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

嫌な雰囲気と阿部サダヲの演技は良かった

映画のトーンが洋画にはない、しっとりとしたトーンでそれが本作の怖い雰囲気と合ってた。みんな言ってるけど、阿部サダヲのサービス精神旺盛ないい人感とその裏に潜むサ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

最高の胸アツ空中戦映画。

空中戦は圧巻。文句の付け所がない圧倒的な迫力と臨場感のある映像。正直最近のアクション映画で一番の出来だと思う。
トムクルーズ、どこまで頑張れば気が済むんだ?ヴァルキルマーも
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.1

考えるな、感じろ。
レディオヘッドのトムヨークとPTAによる短編アート映画。
レディオヘッドのMVだと思って観たけど、思ってたより面白かった。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.8

生きる意味を探す物語

冒頭のカフェシーンでトラヴィスは歩く矛盾だと言われていたけど、あれが本質だと思う。何か成し遂げて、自分と言う存在を社会に認めさせたいが、学も金も目標もない。理想の自分からは程遠
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.6

東大全共闘と三島の討論がメインなんだけど、前提知識がないと殆ど理解できない。けれどその熱意と三島の魅力は理解できなくとも伝わってきた。

ブレイド(1998年製作の映画)

4.6

男の子なら好きになれる映画

日本刀!銃!吸血鬼!
凄く中二病なんだけど、突き通してるからかっこいい。
ストーリーは単純。この映画の見せ所はストーリーじゃなくてクールなアクションと「かっこいい」を詰め
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

1.0

ラストが大嫌い。自分がリアルの素晴らしさに気づくのは好きにしたらいいが、それを誰かに強要するなよ。
彼女ができてVRに依存する必要がなくなったからといってVR世界自体を制限するのは違う。
現実の良さに
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

IMAXで見るべきだった。

壮大で洗練された映像と、重低音が響く圧倒的な音楽で創られる圧巻の映画。映像がずっとダークでシーン全てがアートのよう。とても美しい。光の使い方も効果的で雰囲気がめっちゃ出て
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

4.5

主人公の行動を選択していく映画。

構造はアドベンチャーゲーム。主人公が聞く音楽、何をするかも全て私達NETFLIXユーザが選択できる。
所謂メタフィクション的な要素もあって、主人公が段々私達(NET
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.5

これがハリーポッター?

ファンタジー映画の王ことハリーポッターシリーズがどれほどのものかと期待して見てみたけど、正直そこまで面白くなかった。特段悪い所はなかったけど、めちゃめちゃに面白いわけでもない
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常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-(2021年製作の映画)

4.0

もう少し内面やアーティストとしての思想にフィーチャーしてほしかった

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

何を伝えたいのかわからない映画。恐竜映画シリーズのラストがイナゴでいいの?

主人公たちはイナゴの危機は止めたけど、恐竜の問題は何も解決していない。これでは恐竜がちょっと出てくるだけのイナゴ映画。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.7

この映画には、わかりやすい感動やわかりやすい悲しみはない。でもその代わり、複雑で言語化するのが困難で繊細かつ複雑な気持ちを表現している。

過去の思いを捨てられずに、新しい人を受け入れられなかった主人
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

ショーシャンクの空を見たら負けだと思って見てこなかったが、やっと見た。前評判の通り素晴らしい映画だった。

何がいいのか。何故感動するのかを言語化しようとしたけど難しい。でも感動した。これが映画の醍醐
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スノーホワイト 氷の王国(2016年製作の映画)

4.0

最高なドレスとメイクの美人が見たい?それならこの映画。

とにかくビジュアルが素晴らしい。女優さんが全員くっそ美人だし、登場人物に合ったメイクと衣装がそれをより際立たせてる。ドレスがいくつか登場するけ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

何が言いたいのかわからなかった。が、主演のジェシカジャスティンは最高!

映画には大抵何か伝えたいものがあるし、それを知る事で観客は感動できると思うのだけど、この映画はその伝えたいものが特段ないように
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