桃さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

桃

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ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.3

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ウディ・アレン 本人登場の映画。
音楽にのせて軽やかに楽しめる作品。

世界最古の職業で、ニューヨークを舞台に2人の男が女性達の秘めた願望を叶えていく。
おじさま方2人だから、カジュアルにみれた。
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.8

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導入曲も魅力的で、ほっこり観られるラブコメディ。
フィクションですが、息子が父の運命の人をみつけてひっぱってくるのが可愛い。

舞台はシアトルとニューヨーク。
建築家という設定のサム、住んでいる湖沿い
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.8

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経緯ある態度を私は求める、
私は一市民で、それ以上でそれ以下でもない。

人としての尊厳とは何か、
フェアネスとは何か、
考えさせられる作品。

ケイティがフードバンクでつい缶詰を開けてしまって泣き出
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利休(1989年製作の映画)

3.6

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千利休をクリエイティブディレクターと例える話をきき、興味を持ち鑑賞。

有名な逸話の、朝顔を秀吉に魅せる為に1輪だけ残して全て切り落としてしまった話や、秀吉が用意した特徴的な器に対して梅の花をしごいて
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ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

3.5

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2000年の映画、同じ広告業界で働く身として、興味深く鑑賞。
内容としては"女性の心が読めてしまう"というファンタジー要素があるコメディ。

プレイボーイながら、仕事熱心なニック。
今後市場拡大する女
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.8

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絵画のような、とても美しい映画。

多くを語らない、妻の死にも涙をしない、
周りからは変人とされていたシュヴァルだが、郵便局員としてこつこつと暮らす彼の中には誰にも知られざる大きな世界が広がっていた。
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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

3.7

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「僕は自転車に乗れない」
これが時田秀美くんであれば、拗らせることなく、別の方法で皆から愛されながら育ったのかもしれませんが、
ラウルもラウルである意味、人気者で愛されながら育ったので、いずれにせよ、
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

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今年のGWはアルパチーノ尽くし。
マフィアの次は盲目の元軍人。

厄介なおじさまの面倒をみる若者、という縮図は『最強のふたり』へ通じていくものがある。
セントオブウーマンは、若者は高校生で、タフと言う
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.9

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1、2に続けて一気に鑑賞。

シリーズ通して、華やかなパーティと商談からスタートするものの、「金で勝ったパーティ」と揶揄され、2から感じていたドンの孤立感や虚しさは明るみに出たまま。

今回はマイケル
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.9

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1に続いて鑑賞。

ヴィト・コルレオーネがマフィアの世界に入った過去のエピソードと、
マイケル・コルレオーネがヴィトの亡き後にファミリーを継いで拡大したり、裏切られたりを繰り返すエピソードが織り交ぜて
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

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個人的には銃が出てきたり、人が死んだりする映画は好きではないので避けてきたんですが、2回目のコロナ禍でのGWでようやく鑑賞することに。
エンターテイメントとして、映画として良かった。
アルパチーノがと
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オペラハット(1936年製作の映画)

3.7

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フランク・キャプラ作品鑑賞。

善良で真っ直ぐな男が"シンデレラマン"として都市に行って、擦れた政治まみれの世界を掻き回す感じ、
『スミス都へ行く』に通ずるなぁと思っていたら、邦題は『Mr. Deed
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.4

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ずっと気になっていた作品、漸く鑑賞。

韓国映画って割と残酷なシーン残酷なままストレートに描くことが多いけれど、なんでか後味悪くなる訳ではなく、希望と余韻を残す。

設定は朝鮮戦争時代、登場人物は捕虜
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.8

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フォーシーズンズ自体をしっかり聴いたことがなく、予習無しに鑑賞しましたが、名曲の数々。
音楽だけでも楽しめました。

実際のグループの話を脚色したストーリーになりますが、音楽を産みだすアーティスト的な
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.9

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フランク・キャプラ鑑賞3作目。
1934年公開でアカデミー賞も5部門受賞作品。
87年前の作品なのに、共感できるしテンポも良く、全く色褪せない(白黒だけども)。

シチリア生まれのキャプラさん。
毎度
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.2

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最近は日曜日の雨が多い、
雨の日も笑顔になれる映画を。

あまりにも有名なミュージカル映画をようやく鑑賞。

俳優陣のチャーミングさ、身体能力の高さ、楽曲や画の魅力で、全く色褪せない作品。
私個人とし
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

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人生の中で、元に戻れない瞬間、元に戻れない世界が誰にでもある。
受け入れ難くても。
ただし、新たな世界で、知らなかった自分と出会うこともある。

痛みを伴って訪れたその世界には、生身の、何も持たない自
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

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絵が大好き。
映像も美しいし、ティモシーシャロメくんも美しいし、最高ですね。

監督グレタ・ガーウィグをはじめ、昨今の映画評論にて、女性監督の多くは何気ない生活の描き方が上手い監督が多い、と言われるも
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星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.2

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ライトに楽しめました。

理容室のみんなが変わってなくて、それがとにかくうれしかった。みんな元気でね。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

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観賞後、昨今この上ないくらい、
とても清々しい気持ちになれた。

思うだけ泣いて次の一歩を踏み出した
シンジくんさながら。

エヴァをずっとリアルタイムで追ってきたメインはいまの30〜40代のミレニア
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.9

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サン=テグジュペリとは関係ありませんでした。

非常にハッピーな気持ちになれるラブコメディ。
オープニングのI SEE AMERICAが流れるザムンダの空からのパノラマ風景で既に好き。

設定はザムン
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めがね(2007年製作の映画)

3.4

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こんな暮らししたいよねというユートピアだけを描いている、と観るにはあまりに含みの多い映画。
美しい海、美味しそうなご飯、のびのびと過ごす人々に癒されるようで、どこかもやもや小気味悪い心地もする。

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フォーカス(2015年製作の映画)

3.6

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STING、コンフィデンスマンJPよろしく、詐欺師モノはミステリーよりも軽く、アクション映画よりも安心して楽しめる。

更に音楽が良い。

ウーウー(55)の仕掛けでストーンズを多用するあたり、にくい
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

いわずもがなな名作、まだ観れてなかったので鑑賞。
もうドゥミさんお洒落。
ドゥミさんの映画に出てくる女の子は本当に可愛い、ファッションが特に、大好き。
次の日から服の色味を選ぶのが楽しくなる。
ドゥミ
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.7

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今日はソールライター展を観た後だから、ニューヨークの景色も観れる、且つうるさくないお洒落な映画が観たい…と鑑賞。

といってもニューヨークのシーンはララビー財閥のオフィスくらいですが。

物語は財閥の
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.7

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建国記念日に鑑賞。

ゲシュタポから逃れてリスボン〜アメリカへ行くチケットを待ち、過ごすカサブランカの街での人々の話。
ある種ターミナルのように、一時的に居る筈が、長期滞在となった空間でのドラマ。
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.4

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バレンタインというの名から、2月観賞。
名前からしてハッピーエンドは期待せず観ましたが、とても心にずきずき刺さる辛さがありました。

ある夫婦の別れと出逢いをパラレルで描くラブストーリーで、2人の気持
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

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京都出町座で鑑賞。
評判がとても良いので気になってましたが、これは劇場で鑑賞出来て良かった。

シーンの一つ一つが美しいし、音楽が使われるシーンは多くはないものの、非常に効果的に使われている。
中盤で
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オーケストラの少女(1937年製作の映画)

4.2

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映画好きの大先輩に勧めて頂き、鑑賞。
大好きな映画の1つになりました。

非常に希望に溢れたストーリー。
作品中でも、"おとぎ話だから実現しないよ"と嗜められるシーンがありますが、
おとぎ話こそ、みん
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

初グザヴィエ・ドラン鑑賞。
この映画が21歳で出した作品とは、すごく芯とセンスのある監督さんですね。

恋をすると人はどうなるのか?

色んな恋の形があるというのに、
面白いことに人は同じように
浮か
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

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先日鑑賞の『素晴らしき哉、人生』は主人公のことをみんなが忘れる世界をみせられますが、今回は地球上で誰もが知っていると言っても過言ではない伝説バンドThe Beatlesを忘れる世界。

あらすじは鑑賞
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

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天使が出る設定の映画、洋邦問わず21世紀入ってから少なくなりましたよね。
当作品は絶望の中で自殺を図ろうとしているジョージ・ベイラーと、彼をを救えば羽を与えられることになった2級天使クラレンスの話。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

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起きたら記憶がなくなるのは50回目のファーストキス、こちらは起きたら容姿が変わる。
ほのぼのと観れる、SFラブコメディ。

内容的にはあえて実写、映画で表現するのが面白いですね。

顔が変わることでの
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

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グレタ・カーウィグの主演作で気になって鑑賞。
あんなに全速力で走ったり、友達と本気で喧嘩したり…青春ですね。

レブとの2人での食事、会計を自分が払うと意地を張るフランシスのカードが利用不可で、現金が
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.9

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純愛という言葉の似合う、静かで清らかなラブストーリー。

カースト制度の根強く残るインドにて、未亡人となったラトナは村を出てムンバイにて御曹司のメイドとなり、妹の学費も払いながら暮らす。
自分の置かれ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

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2021年1発目、

私自身はdcシリーズほとんど追えてないんですが、ジョーカーの元カノってことでギリギリわかる状態で家族と鑑賞。

ハーレイ・クインですが、観ているとふわちゃんを連想してしまうのは私
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