Rさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)

3.5

鶴田浩二カッコいい。
あと、やかんの鮮やかな青色ね。
ラストはどうかと思う

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

面白い!掴むことと勝ち取ること。
電話と移動を執拗に繰り返すワケだけど、受話器をガッと掴む動きが良い!力強く熱を感じ魅せられる。スマホじゃこうはいかない。
レンタカーでやってきたマット・デイモンが、車
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.0

ラダ・ミッチェルがめちゃ美人。
終盤の人質交換の指定場所が陸橋となるとトニー・スコットの最期を思えばどうしても身構えてしまう。それにしても良いロケーションだった

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.5

画面外から怪しげな様子で歩いてくるティルダ・スウィントンが何やら背後を気にしている、その正体が後ろからついてくる犬だと分かる。警戒して忍び足のティルダ・スウィントンとマイペースでうろつく犬の絶妙な距離>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

門、窓ガラス、地下室と境界へ足を踏み入れ繰り返される侵入が緊張感を煽る。
上司の家の前で話しかけてくる老人と飼い犬が車のドアミラーに映るんだけど、その佇まいが妙に不気味で良かった

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.5

ロールスロイスで静岡へ行くシーンと、笠置シヅ子を歌うシーンの映像が格段にぶっ飛んでる。強烈な色彩感覚でクッソかっこいい超絶ドラッグムービー。演出イカれてんなーって調べたら湯浅政明。やっぱとんでもないな>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

車のヘッドライトが血で染まって、その赤い光に照らされて踊る老婆でバカ笑った。やり過ぎだけど。
牛舎の穴から眼球サクッ!も好き。暗くなってからの一瞬の間が怖い。
全体的に恐怖演出がちょっと淡白だけど銃撃
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

警察学校組の同期4人の爆弾処理と犯人追走劇が良かった。手を借り追走し、手渡されたガムで液体の混合を防ぎ、4人のハイタッチで終える手の繋がりの勝利。
爆弾犯を掴んで決して離さない降谷零、引っ張る運動で爆
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

圧倒的に面白い。画面がノリノリ!
顔面真っ二つ、3つのおっぱい、目玉が膨張して飛び出るところ、全部怖くて最高〜

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

車より馬を、夜より昼間の決闘を、見たいと思わせたうえでちゃんと撮るのは良かった。あとは狙いすぎ、説明しすぎでつまらない。思いのほか面白かったけど終わってみるといけ好かねぇに落ち着くのはそういうところ。>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

年末感はあるがお祭り感はあまりない。よく分からんが。
徐々に加速する破壊が周囲に伝播していくところとか好きだった。
物語的にも特に意味の無いどうでもいいような島の男とダニエル・クレイグが2人でくつろぎ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

号泣。高架下の河川敷で同じ動きをする横並びの2人を、この瞬間を、俺は一生忘れないと思う。

まだ薄暗い早朝から団地を走る岸井ゆきのを遠景から捉えたショットが絶品。
商店街から少し離れた構図や電車を見る
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.5

傑作。めっちゃ好き。
家畜が佇む納屋に男女がやってきて、カメラが引くと、雨音と音楽が呼応するなかバシャッと水を浴びせられデヴ・パデルが起きる。ゆったりとしながら小気味良くノってしまう独特な映画の始まり
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

大金を手に逃走する男と追走する殺人鬼のどちらもがプロフェッショナルで、傷を負っても最善の選択でもってテキパキ行動するのが良い。
終盤のトミー・リー・ジョーンズが蛇足

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

椅子を後ろに引く勢いそのままに事務所の外の不審な男の眼前に詰め寄るアラナ・ハイムの野生的な部分が映画をぐんぐん引っ張っていく。ドタバタとした走りも最高。
クーパー・ホフマンも走る走る。その場の全員が注
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.0

父親から最近夫婦仲はどうなんだ?あれだったら娘預かるからセックスしろ、セックス!みたいな感じで性的指向を知ってるのに普通であることを強要されるのは耐え難い苦痛だと思う。
ギョーム・ブラックに続いてフラ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

2.5

頼んでもないのに俺の心を浄化しようとしてきて不快。こっちは正しくない映画で生きていくので

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

基本は監禁脱出モノだけど結構走ったり動いたりでアクションしてた。
帰り道で分岐した兄妹の再会を愚直に正面から果たすのが良い

ロープ(1948年製作の映画)

3.0

ヒッチコックの初カラー映画だとか。夕焼けの感じとか美術スタッフ大変そうだなと思った。
カットは割った方が面白いという映画の絶対を誰もが感じる価値ある実験作

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

警察官になり損ねたやる気だけはあるデブとしての扱いや蔑む視線に気付かないフリをして、盲目に法執行官への憧れを持ち続けてきた男の根幹が揺らぐ。
スニッカーズと紙幣の受け渡しは拳とそれを覆う掌として反復さ
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

再見。何年か前にロメールの特集上映があって1日中映画館に籠って4本続けて見た覚えがある。たしか角川シネマ有楽町だったと思う

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

友人がバーのカウンターから身を乗り出すように距離を縮める動きが良かった

ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)

3.5

ギリギリで成立させる綱渡りしてる感じが結構好き。
拳銃のクローズアップでめちゃくちゃ笑った。なんなんだよマジで

ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

78分の時点で傑作。
ショットが全て面白い。
正面から捉えた救急車のデタラメに光るライトで笑った。もうピッカピカ。
ガソリンスタンドでの引きのショットも最高。昼間ってのがまた良い

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.0

時間の流れは緩やかなんだけど退屈な瞬間は全くなくて、そこに突然やってくる暴力がまた一切容赦がない。痺れる。
死なば諸共で意気込んでも関係ない。用意したダイナマイトも存在しなかったように不発のまま物語か
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遭難者(2009年製作の映画)

3.5

夜に自転車乗りがヴァンサン・マケーニュの自宅をガラス窓越しに覗き込むところ、彼の日常に触れた感じがあって良かった。佇まいが孤独そのもの

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.5

最高に暴力、暴力、暴力。
裸の女にシャワーで水を浴びせてファンを回した状態で取り調べ、都合の悪い返答には聞き取れないフリをするメル・ギブソンの悪徳警官ぶりに高揚。
車の影が差し込み、あからさまに白くて
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女っ気なし(2011年製作の映画)

4.0

田舎から都会へ、特に年頃の女性はそういう傾向にあるのかほとんど登場しない。ヴァンサン・マケーニュなんて年配のおばさんに恋愛相談をするぐらいだし。
ヴァカンスへやってきたロール・カラミーに群がるナンパ男
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

5.0

人生ベスト。くだらなくて豊か。
アイスクリーム屋のフランス人との関係性がめちゃくちゃ良い。異言語のため意思疎通ができなくとも何の問題もないといった感じで、視線を交わし、アイスを手渡し受け取り、チェスの
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.5

揃いも揃ってボンクラで超愛おしい。
省略が気持ちいい。雨の中の相乗りもカットが変わるともう車内だし、画面外から聞こえてくるスナック菓子のバリバリ音で笑う。
プールサイドから遠く離れた川辺の男女を見つめ
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