YLxxさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

市子(2023年製作の映画)

3.8

物語のテーマや写される情景は美しく胸を打つ
母親のありがとうには流石にやられる
シリアスな展開の中にある関西人の笑いが面白い
ストーカー北くんが「おまえのヒーローはおれしかおらんのや!」ってセンターで
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.7

鉄の敵が最高マジ最高
山寺宏一の役がスパイクとかぶる

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.8

これは現実なのか、それとも走馬燈が作り出した幻なのか

イチャンドンの初期作と言われればかなり納得する作品。

ラヴソング(1996年製作の映画)

3.8

最後の歌が全て
運命なのか偶然なのか

身体がぶつかるマギーチャン
隠し生きた叔母の夢

笑えるとこがあるせいかそこまで重くない
ドラマでありそうなバカな題材をここまで昇華できるのが凄い
マギーチャン
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

足で稼いだ実績も最後には声を発することもなく崩れ落ちて行く。
映画全体を通して雰囲気はものすごくあり、魅せる力が強いのでサクッと観ることは出来る。しかし比較対象になりやすいグラディエーターに比べると物
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.9

見るのには相当な覚悟必要
見ていて生き苦し過ぎる
ジュリアガーナー圧巻の演技
近年の韓国映画感も感じる
そこには本心の人なんて誰もいなくて心を殺して生きている。
飴と鞭の恐怖

町山さんがシャンタルア
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.4

so each tried, drinking by way back to the love

アメリカのテレビドラマみたいな画もあったりして、ウォンカーウァイらしいと言うよりかはウォンカーウァイぽ
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Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

4.0

大谷翔平を見ていると強すぎて鬱になるよ
編集が結構面白いです
西海岸にこだわりがなかったって話は今までメディアに出てなかったのでは?

迷宮物語(1987年製作の映画)

3.8

迷宮物語を断った押井守は同じ1987年2月に伊藤和典らとのオムニバス作品トワイライトQにて迷宮物件をリリース。
3月には押井守の紹介によりGAINAXが製作したオネアミスが公開
6月には士郎政宗×北久
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SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

4.4

who knows I have got this gift.

正直どう評価して良いか分からない。
PTPは高校生の時に影響受けて間違いなく自分の好きな物の輪郭を作った一つのアーティストなので自分に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

全体として例えるならサザエさん
もう恐竜すぎてロストワールド
浜辺美波演技結構いけるやん

子供が楽しそうに声上げて見てたから間違ってはないのだろうな。
しかしシンゴジラがこれと比べられるのはかわいそ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

theデヴィッドフィンチャーらしい映画
60歳を越えた彼が撮る映画にふさわしい重厚感と美麗を兼ね備えた一本に感じる

相変わらずのopにねっとりカメラ
独白、一人称の物語
様々な美しいロケーションによ
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オケ老人!(2016年製作の映画)

3.1

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
4/4

全体としては悪くないのにマジで最悪なのが最終画的にみても若者が多すぎる。若者×老人にスポットを当てているのなら良いの
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
3/4

普通におもろい
林業ってのも異質で惹かれる
ラスト怒涛の下ネタで笑う

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.0

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
2/4

普通にやばい
シーンとシーンの繋がりの説得力が皆無
でもキャラクターが良い為ギリ見れた
俳優陣に拍手

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.7

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
1/4。三谷幸喜は名前も知っているしおもろいやろ!とここからスタート。

面白い
もうただのコント
アンジャッシュ
ごっ
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.2

人間の執念がぶつかり合う様が美しい。この物語が実在しようとも実在しまいとも歴史は変わらないし変えられない。モノクロにより、演じることに命を掛けた彼らの悲哀な人生が眩い光に照らされる。
中国人女優二人
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.7

どの界隈でどの世界のオタクであろうと本質は変わらない。アーカイブされることされてしまうこと。永遠とは終わりがあると知っているからこそ求めたがるもの、本当の永遠なんてだれもいらない。

沈黙の官能(1976年製作の映画)

4.0

ドミニク・サンダ見たさに鑑賞したが傑作でびっくり。
正義が勝つなどは全くなく全員悪人の遺産相続バトル。ドミニク・サンダ演じる主人公には観客も誘惑されどこまでが嘘でどこまでが本性なのか境界線が分からな
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.4

町山さんの解説付きで鑑賞。解説を聞いてしまった為自分の言葉で書きづらい。
いつの時代にも通用する普通に生きたいと願い生きようとし、普通に良きれなかった青年が描かれる。二人のヒロインは強烈で衝撃的、過
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

3.9

予告を劇場で見て気になっていたので我慢できず機内にて。

途中までは機内画面のせいもあるかもしれないがミュージカルシーンのpvの様な軽さと音楽がダサ過ぎてついていけなかったり、脚本のチグハグな部分がか
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.2

あるのかないのか、いるのかいないのか
パントマイムの様に無いということを忘れる
無いということを

3人並ぶシーンの美しさにやられる
顔ドアップが不安を常に駆り立てる

ヘミの振る舞いや「私整形したの
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.3

ただ淡々と一人の少年が渦に巻き込まれていく様子が描かれる。実際の事件を知らずに見たが知ってみた方がグッと入り込めそう、もう一度見なければ。
3時間を超える映画、否が応でもその世界にぶちこまれて出てこれ
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ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

3.6

ぶっ飛びすぎて基本わけわからんのだが世界にグッと引き込まれる力はすごい、ほぼヌーヴェルバーグ
革命前夜の理論整然したものと対極にあるようなそんな映画

三重スパイ(2003年製作の映画)

4.0

序盤30分スマホ片手に固有名詞を調べながら見進めました。
みんな会話が上の空というか身が入って無いというか、しかしそれがこの物語では重要な要素に変わる。面白い構造

エリックロメールもっと見たい

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

フィルモグラフィにおいて最高傑作と言われても異論がないような作品を80歳にして撮ったスコセッシに脱帽。

「無能力者」「いつ帰ってくるの」
冷徹なデニーロのバイオレンスと無知なディカプリオのバイオレ
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

100分がやけに濃密な分、物足りなさすら感じてしまう。
もう後100分あっても良い。
初クロネンバーグ作品だった為、途中までヴァーホーベン作品のノリで笑って見ていたら後半から完全にしまった!と気づ
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僕と彼女とオーソン・ウェルズ(2008年製作の映画)

3.9

主人公リチャード役のザックがイケメンすぎたりウェルズ役のクリスチャンマッケイが激似で最高だったりするのだが、当時22歳前後であったであろうゾーイカザンが不思議ちゃんで輝きを放っている。
何故オーディ
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恐怖分子(1986年製作の映画)

3.8

差し伸べられた手は彼らに届くことも物語を作ることもなく落ちていく。
車から二人を眺める立中で成立させるラストには圧倒される。
それまで見えなかった血が赤々とギラつき目をチラつかせる

エドワード・
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.1

ソフィアコッポラ×ビルマーレイらしい、というか二人らし過ぎる今作。多くのカットにマクガフィンが存在しながらも笑えるので90分全く飽きず、他人におすすめしたい作品。
物語の構成が完璧で無駄がない分コメ
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(1963年製作の映画)

4.1

日常生活に潜む恐怖、捕食者と非捕食者、都市部と田舎町、
ヒッチコック作品群の中でも特に評価が高い本作。序盤の店舗での会話からボデガへ向かう流れは非常にテンポが良く、ヒッチコック故後半へ繋がる重要なパ
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セイント・オブ・セカンドチャンス ベック家の流儀(2023年製作の映画)

3.6

野球観戦好きとして見ました。
切り離せない家族の繋がり
親から子へ
家業と家族、時代の移り変わり

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

何故かライブの出順の様にショート3本見てから今作を見たがどう考えても逆。絶対にこれを見てからショート3本。

圧倒的にこれが一番見やすく分かりやすく面白い。フィクションなのにどこか現実味があり説得力を
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