とある探索者さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

来る(2018年製作の映画)

3.6

序盤からの薄っぺらい人間関係や幸せそうな夫婦が崩れていく様を上手く描いてる。
登場人物もキャラが立っているし役者も見事にそれを演じていたと思う。その中でも妻夫木の演技は素晴らしかった。

そういった人
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

午後ロー。
二人の賞金稼ぎと盗賊団が戦う西部劇。
観るのは多分2回目かな。
1回目があまりに昔すぎて記憶がほぼないので実質初見のようなもの。

最高にシブくてカッコ良いイーストウッドやヴァン・クリーフ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

主人公のジャックだけがビートルズを知っている世界のお話。
あらすじだけでも面白そうなのでワクワクしながら鑑賞。

まず映像や演出が良くて、歌詞を思い出そうとするシーンは印象的だった。
あと楽曲も場面に
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.4

ロビン・フッド伝説誕生の物語。
全体的に今時のヒーロー映画っぽくなっており、設定はどことなく日本の暴れん坊将軍を感じる。
弓アクション自体あまり見ないので新鮮だった。
こういうの観るとMCUのホークア
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

ホラーにコメディやサスペンスやミステリーをミックスさせたのが斬新だった前作。2作目はそこにSF要素を強く入れ、その分ホラーやサスペンス要素を薄くしている。
ホラー薄くしたらこれもう何の映画なんだよって
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

期待していたホラー映画とかなり違う内容だったが、期待以上に面白かった。

ホラー、サスペンス、ヒューマン、コメディなど様々なジャンルが入り混じったカオスなエンタメ作品。
『キャビン』もそうだけど、自分
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.1

ステイサムvsサメ、誰もが見たくなるこれ以上ない組み合わせの映画。
全体的にスプラッタ描写は殆どなく、サメ映画としては非常にマイルドな仕上がりとなっている。ちなみに中国資本なので、そういう要素もがっつ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

『スーサイド・スクワッド』に登場したハーレイ・クインが主役の映画。
全体的にちょっとデッドプール感があった。
アクションはテンポ良いし見易いし所々凝っていて好き。一つの回想が他の回想や人物背景に繋がる
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を制し、観た人はだいたい絶賛してるくらい評判がめちゃくちゃ良かった今作。

なるほど、これはシンプルに面白い。
予想もつかない展開と驚く
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.8

妻を殺した犯人を捜す復讐劇を描いた近未来SFアクション。
95分で全体的にテンポが良く、単純な復讐モノで終わらない捻りを加えた脚本も楽しめた。
マトリックス以上の機械じみたアクションは見応えがあって非
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悪いことしましョ!(2000年製作の映画)

3.2

魂と引き換えに、7つの願い事を叶えてくれる悪魔と契約する冴えない男エリオット。
このエリオットがブレンダン・フレイザーにしては珍しい役柄。
悪魔役のエリザベス・ハーレイは終始セクシーな衣装なのでエロい
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.4

SF要素強すぎて一般受けしなそうだけど自分は結構好き。
全体的に惜しい作品だった。

映像面は粗がありながらも、『インセプション』のような映像表現を3Dアニメーションでやろうとしてる点は好感が持てる。
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

ゲームの中にまた入るまでのくだりが強引すぎて、スペンサーが若干損な役回りになっていたのが気になった。あと全体的にテンポも悪くなってる。
ストーリーやギャグのノリは前作と変わらず、新たなキャラクターも出
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.8

ジャッキー版『シティーハンター』を見たあとなので正直期待していなかった。
しかし、想像以上に自分の知ってるシティーハンターを見せてくれたので驚き。
突然春麗のコスプレしてスピニングバードキックしない実
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

3.7

なにか楽しい映画を観たいなと思い、色々探したら思わず観たくなるようなタイトルだったので鑑賞。

期待通りの前向きになれる素敵な映画だった。

奇想天外な出来事や出会い、社会問題などの厳しい現実を時に混
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.7

勘違いが生んだ復讐劇。
あらすじだけ見ると正直ギャグとしか思えないが...。実際に観てもやっぱりギャグだった。

この映画に出てくるリーアム演じる主人公のネルズ、2つのギャング組織、警察。みんな濃いキ
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ブレイブ ワン(2007年製作の映画)

3.4

午後ロー。
復讐劇だが爽快さはない。何が正しいのか観てる側に倫理観を問いているような社会派映画。
意外ではあったが、綺麗事で済ませる安直なものよりは好きな結末だった。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.6

午後ロー。
フィリップ・K・ディックらしいSF的世界観と設定。
この世界観で筋肉モリモリマッチョマンの変態ことシュワちゃんが主人公として妙にマッチしてるのが面白いところ。
この作品は時代を感じさせるア
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

1960年代の米国、黒人のピアニストとイタリア系運転手の実話に基づいた作品。

『最強のふたり』といい、対照的な二人が友情を育んでいく話が好きなんだな自分。
当時の音楽チョイスや自然なコメディ演出も良
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

凄腕暗殺者ヘンリーとそのクローンの対決を描いた本作。
4K120fpsで撮ったこの作品は4K.3D.120fpsで観なければ意味がないと言っても過言ではない『アバター』のような位置付けだと思う。如何せ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.6

このゾンビランドにしかない安心感と程良い軽さ。ゾンビ映画を観るというよりホームドラマを観るような感覚。
やっぱりタラハシーのキャラクターが好きだな。彼がいれば何作でも観ていられる。
終盤派手なシーンは
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アス(2019年製作の映画)

3.7

黒人一家に降りかかる恐怖を描いたホラー映画。
監督と脚本を務めるのは『ゲット・アウト』で映画監督デビューを果たしたジョーダン・ピール。

ホラー的演出が良く出来ていて、影の描写はゾクゾクした。常に不気
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激突!(1971年製作の映画)

3.6

午後ロー。
シンプルな設定と今では日常的に起こりうる煽り運転。ただトラックに追われるだけの映画なのに、緩急あって90分ちゃんと面白いのだからさすがスピルバーグ。
ちなみにこの巨大なモンスターに追われる
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.7

商売敵でお互いに嫌い合う関係だった2人の男女が、徐々に嫌いだった相手を...?という映画。
2人は電子メールを通しての友人関係なのだが、互いにそれを知らないのでなんとももどかしい。

大型店と個人書店
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

1917年4月、第一次世界大戦下。最前線にいる大佐に作戦中止の命令を伝えるため、危険な任務を命じられたイギリス兵2人の一日を描く。

この作品が生む緊張感と没入感、自分も戦場を駆け抜けているかのような
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.9

実写バットマンやコミックのバットマンとは違った魅力のあるレゴバットマン。
全体的に小ネタたっぷりのコメディ。サウロン、ヴォルデモート、エージェントスミスがみんな敵とか、何気にコメディじゃなかったら笑い
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.1

とにかく熱い作品。
親子、ロボットの絆。ヒュー・ジャックマン演じるダメな父チャーリーの内面的成長も描いている。娯楽作品としてもシンプルに楽しめたし、ラストでチャーリーの表情見てウルッとした。

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.4

全知全能の力を手に入れた冴えない男ニールのお話。
風刺も織り交ぜた程よいコメディで気楽に見れる。爆笑するほどのネタはなく所々の小ボケでクスッとする感じ。
ゆるい作品なので期待値低めで観るのが丁度良いか
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.3

青春×ミュージカル×ゾンビというジャンルの組み合わせに惹かれて鑑賞。
開始25分くらいはゾンビ要素ほぼゼロのシンプルな青春ミュージカルで不安だったが、途中からスムーズにゾンビ映画へ。
「Turning
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

痛快かつ爽快などんでん返し。伏線回収が最高に気持ち良い。
ドラマ版を毎週見ていたので「ダー子がなにかしらの方法で今回も騙してくる」のはよく理解しているわけだが、それでも劇中のターゲットと同じように自分
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.2

主題歌だけ知っていたファンタジー映画。
多くのRPGがこの作品に影響を受けたらしい。
なるほど、象牙の塔あたりから見たことのあるキャラデザインがちらほら。しかもBGMはFFのメインテーマに似ている..
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.5

内容は定番というか、いつも通りのシティーハンター。

モンストをやる人などの日常シーンや風景、敵がドローンなど現代的な部分と相変わらずな獠たちの時代錯誤鉄板ギャグ、このミスマッチ感に笑ってしまった。
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ランボー(1982年製作の映画)

3.9

午後ローにて。
短い上映時間の中でエンタメとして楽しめるアクション映画。
ランボー2作目や3作目はこのエンタメに振った大衆向けの作品となっているが、1作目は社会的メッセージ性が多く含まれたベトナム戦争
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.6

2転3転する物語の中でどんでん返しの真実。ミステリー要素が強めの捻ったサスペンスなので普通に観ても面白い。でも謎解きまでの流れが個人的にはイマイチだったかな。

迫真の演技によって作品全体の緊張感を高
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

先住民の若者たちの悲惨さとウィンド・リバーという極寒の環境での恐怖が見事に描かれていた。
個人的に良かったのが終盤。
一度緊迫するシーンで引き込ませ、扉を開けた瞬間に過去の真相を明らかにする演出。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8

静かに登場人物の心情を描きながらも意外と派手なシーンとクスッと笑えるシーンが多く予測不可能な展開の数々で飽きることなく観れる。
魅力的な登場人物が多いため印象的には群像劇に近いが、基本主人公の位置にい
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