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「もうね、とっくに野に放っちゃってますから、今さらどうしようもないんすよ」
琥珀に埋まった蚊から始まった物語はオールスターキャストとともに、とてつもない着地を見せたのでした。
東京から大阪に自衛隊を派遣してデモを鎮圧する、みたいなことか。
メロドラマ要素強めだが、惨劇に直面してした市民の慟哭が胸を刺す。
銃口を向けさせられる兵士たちの葛藤も切ない。
毎度ながら自国の黒歴>>続きを読む
藤子不二雄の漫画で、不老不死の惑星の住人が生きることに飽きると「ゼロ次元」に行って何もかもが無くなることを自ら選択できるというエピソードがある。老人が嬉々として死に向かうことに、幼い心はドン引きした記>>続きを読む
短尺作品なのにタイトルロールまでが長い。
そしてそれがまさかの佐藤劇場開演の合図でした。。
短尺と書いたが、それでもまだ冗長な描写がちらほら。
斎藤さんの今後に期待です。
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これは本年屈指の衝撃作。
中東のいずこという異国情緒も、スリリングな展開にマッチして良き。
兄と父の秘密に気づくシーン、私もジャンヌさんと一緒にヒイッ!と息を飲んだ。
個人的には、いまさらレビューな本作。
日に当たると具合が悪くなるウェンディー嬢などインモラルな面々が、家族愛にだけは実直なのが良いのです。
次回、ハンドくん奔走の巻。
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中身でないところで名を売ることになった本作。
ビンタどころでない、ぶっ飛んだオヤジ。
それでも差別や燃え尽き症候群を払い退けてスーパー姉妹を世に送り出したのは、サクセスストーリーなんでしょう。
姉>>続きを読む
岸辺一徳の飄々とした芝居を欲して鑑賞。
勝手にユーモラスな空気を期待していたので、登場人物たちが各様に喪失と再生にもがくシリアスな展開にこれまた勝手に面食らってしまった。
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拷問までの前振りが長いなぁと思ったら、
原題はDaddy's Little Girlでしたね。
確かに愛くるしい女の子。
エンドロールの弱者を痛めつける犯罪への怒りのメッセージで、ゴアにばかり期待し>>続きを読む
日本では「死に」と敬遠されてきたが、メジャーでは誰もが尊ぶ「42」。
映画の描写も充分にエゲツないが、差別の現実はそれを超えていたに違いない。
ハリソン演じるGMの揺るぎない信念と情熱を、未だヘイトが>>続きを読む
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刑務所の環境へのカルチャーギャップは想定内。
にしても緩いなぁと思っていると、囚人たちの罪状を語られ現実を冷静に直視させられる。
そしてあの大オチ。
直情的な誘惑に抗えない輩は、その過ちを繰り返す。>>続きを読む
主人公たちを恵まれない境遇や貧困など世の中の苦しみで囲ってみました、といったところか。
苦しみたちのリアリティがあまり伝わらなかったのが残念。
やはり役所の福祉課に駆け込むだろうし、周りの大人もそれ>>続きを読む
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「ワンカット」を売りにした作品にはやや期待を下げて接して来たが、そんな偏見を覆してくれた本作に感謝。
場面転換にもむしろその制約が効果的に作用。
どんなトラブルがあってもshow must go on>>続きを読む
曾孫世代に何かを託すレジェンドを拝んだ、ということで。
ついつい期待をしてしまうので、辛口採点になります。。
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またまた実話ベースの韓流映画の力強さに引き込まれる。
オンボロタクシーながら、コミカルからシリアスへの緩やかで絶妙なギアチェンジ。
結局ドライバーは名乗り出ることは無かったのですね。
これには伊達直>>続きを読む
捜査の荒っぽさは、L.A.コンフィデンシャルかあぶない刑事か。
そんな描写に気を取られていると、映像の緩急など繊細な表現に徐々に引き込まれて行く。
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自身への策謀を見事に暴き、ユカイツーカイ!
…
彼はその先遠くを見据えていることに、恥入りました。
彼のダイイングメッセージをユカイツーカイに笑い飛ばせる日を願いつつ。
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女性だって奔放に生きていいよね、というメッセージには納得。
でも、月のものがやってきて安堵する描写は複雑。
私の中で「最悪」なシーンでした。
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サークルの学生連中を早々に退場させたシーンなど、汗臭さや泥臭さの似合わない矢口監督のタッチもありつつ、林業への畏敬を感じられた。
もうちょっとコトバにネイティブ感が欲しかったかな。
是枝作品の空気感はフランス人では無くアジア人との親和性が高いのだろう。
目上の人への敬愛や、女性たちの勇ましい生き方の描写など韓国文化の一端も感じられた。
余談。女優さんだけのシーンで役柄以上のバチ>>続きを読む
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流れ星を眺めて家族の絆を確かめながらも、三様に囚われた人生に居ることが変わらないというオチに暗澹となる。
芦田愛菜はもちろん、蒔田彩珠の限られたシーンでの存在感。
岡田将生も良き。
韓流映画はセンセーショナルな描写を用いがちな印象だが、さすがに筆が激し過ぎる。
…と批判的に捉えたものの、それ以上に残酷な過去があったことを我々の心に打ち付けるには妥当なのかも知れないと思い直し。。
酒の力、錯覚と悟りながらも頼りたい気持ちわかるよ、うん。
マッツミケルセンの横顔とダンスがイケオジ全開。
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オールドファンへのサービスあり。
戦争の在り方が変わった時代との葛藤あり。
でも温故知新もあり。
変わらずヤンチャなマーベリックここにあり。
控えに言って、続編映画の境地でした。
このサイトのレビュアーさんとなんとなくハイソを求める(ゴリゴリ偏見)現地鑑賞のマダムの感慨の距離感汗。
死ぬまでにオードリーを超える横顔美人に出会うことを願いつつ。
これはもっと枯れた俳優さんで観たかった。
だって大好きなジョニーが結局眩ゆく映るから。
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再鑑賞の感想。
こんなエスニックジョークを楽しめる世になることを祈ります。
だって笑っちゃうもん、こんなクソ映画!