このレビューはネタバレを含みます
若い命を自ら断つという凄絶な出来事に、それぞれの立場で喪失感に向き合うお話。
誰も彼の死を蔑ろにしていないのに、それへの思いがシンクロすることは無い。
とある宗教ではそういった決断をした魂が報われ>>続きを読む
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ジブリでは今作に限らないが、軽度のトライポフォビア持ちな私にはウッとなる描写がちらほら。
メタファーの自分なりの解釈は、大叔父がハヤオカントクで我々は地下世界で汲々としているパロッツ。
若者は望まな>>続きを読む
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思い出補正はどうかご容赦を。
あのインディの終活。
監督交代の一抹の不安はあったものの、過去のフォーマットから大きく変わらなかったことは、心地良さを倍増させる。
移動を地図でなぞるのとかね、見ると安>>続きを読む
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プーさんにはユアンマクレガー主演の心温まる続編があり、あちらでは無沙汰を赦すどころか、世情にまみれたクリストファーに変わらぬ愛情で接し、再生へ導く。
が、こちらはユルサネェ！
マジ、ぜってぇユルサネ>>続きを読む
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定評のある脚本家だけあってストーリーは素晴らしいのだか、逆に監督に与えられた余白があまり無かった様に感じられ、是枝作品としては受け取れなかった。
そして、LGBTQは大切かつ丁寧に語られるべき社会の>>続きを読む
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「She Said」が外側から悪事を暴く視点なら、これはそれを内側から見て葛藤するお話。
夢見た業界で駆け出した一兵卒の淡々とした日常業務(時に告発に逆ギレされ、恫喝され、、)の描写に、こちらも徐々>>続きを読む
エログロ万歳！
トーキー前夜、時代の徒花たちの絶頂と不安が切ない。
何かとド派手な描写が続くが、そんな時代の荒波に呑まれた無声俳優を演じたブラピが素晴らしい。
もっと枯れたあなたを観たいから、俳優>>続きを読む
史実に基づくため、あらかじめ予想される勧善懲悪なストーリー展開があるのは承知。
にしても、作るひと、演じるひとの手練れ感が、期待を超えてくれなかった。
なんか、すんません。
原作は未読。
ストーリー前半で「JAZZ」をかなり丸っと括った会話が続きやや違和感を持つも、その理由が途中で語られ腹落ち。
演奏シーンのCGにはおや？と思う箇所もあったが、アニメと音楽の相乗効果に>>続きを読む
公開から25年、最後の生存者の逝去から十数年。
浮いたドアにジャックも乗ることが出来なかったか科学的に検証されたのは数年前？
バズっているところを斜に構えて足を運び、どハマりして翌日また観たのは遠い>>続きを読む
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グルメサイトを頼りに「情報」を食べに行く。写メ撮って答え合わせ。
酒席で会話に夢中でろくに食事に手を付けない。刺身干からびる。
こんな経験を省みる。
ドギツイ表現ではあるが、語られる料理への愛はド直>>続きを読む
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インド版トトとアルフレード。
ただ、こちらのトトは映画はもちろん映写の仕組みそのものにも強い関心を示す。
過ちは犯すもののその好奇心が萎えることは無い。
こちらは火事では無く技術の進歩という皮肉な事情>>続きを読む
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そういえば観ていなかったシリーズ。
各々の夢は叶ったが、一緒に夢を見ることは出来なかった若い2人のお話。
個人的にはミュージカル物はハマるハマらないの振れ幅が大きいのだが、これは良い方に出た作品。>>続きを読む
地獄の沙汰も金次第、か。
貧しき者は生きることに汲々とし、富める者は命の幕引きですら意のままにせんとする。
フランソワオゾンの身近な人間模様をヒリヒリとしかしユーモラスに描く筆致はさすがだが、尊厳>>続きを読む
あまりに濃密な青春の1学期。
ノスタルジー？と高をくくっていたが、しっかりとヤマオーとの一戦を軸に物語が再構築されていた。
人物の深掘りやエピソードの取捨選択には各々の一家言がある訳だが、それもま>>続きを読む
自業自得と一蹴するのは簡単だが、予期せぬ経験が少女に歪な形の成長をもたらしてしまう。
親たちはそれを受け止めることなく、葬り去る選択肢しか提示しない(出来ない)。
そんな心の隙間を埋めたのが里親であっ>>続きを読む
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オマエとは絶交だ！とある日突然親友に告げられる。
悪い冗談をwと初めは軽く受け流すが、友人のまさに身を削る覚悟の表明に、心をかき乱されて行く。
そして愛ロバの死への報復に向かうが、その行動に駆り立てた>>続きを読む
ムナクソ映画のストックから１つを取り出す。。
そのマヨチュチュはアカンすよ。
とにかく淡々と淡々と描かれる残酷な現実。
隣のマンションのドアの向こうに、こんな悲劇が眠っているかも。
醜悪なスキャンダルを、彼の国のスーパーマザータッグが暴いて行く。
記事公開の間際ワインスタインと対峙、窮地を逆ギレで打開せんとする彼を見るキャリーマリガンの憤怒を超えた憐憫の表情がね。
1人の巨悪>>続きを読む
惜しくも墓標となってしまったが、晩年の映像と共に偉大な功績を振り返る機会を作ってくれた盟友トルナトーレに感謝。
「時計仕掛けのオレンジ」に、ちょっとしたすれ違いで関わることが出来なかったことを晩年に>>続きを読む
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ダメンズだらけのムービー。
ま、同じ顔ですが。
クライマックスのマトリョーシカ状態の蘇生リピはね。。
せっかく最初は驚いたのに💢
もう少し「妊婦」に込められた暗喩を解きたいが。。
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ストーリーはゴメンなさい凡庸です。
ただ、大佐を後付けでリブートしたので、次作以降の展開も想像しやすい。
終盤の息苦しいタイタニック要素には、ほっこり笑
ただ、タイトルに据えた位なので水の描写は圧巻>>続きを読む
一人っ子政策に翻弄されたある一族の人生。
不慮の事故が、目を背けてきた現実を否が応にヒロインに突きつける。
いゃあ、子どもを使って執拗に泣かせに掛かりますな。
まんまとハマりましたが。
ヒロインは>>続きを読む
タイトルと物語の着地点のギャップにやや感想を逡巡。
ラスト間際の、紆余曲折を経てすくすく育った幼児と、不慮の死を遂げた先達を生身で描いたカットで、命の紡ぎを受け止めた。
遺骨の発掘に対する高いハード>>続きを読む
開始3分、2人の名優の絶妙なやり取りでストーリーはしっかりと方向づけられる。
この安心感、安定感。
極上のポップコーンムービーの一丁あがり。
エンドロールに流れるメイキング映像での2人の立ち振る舞い>>続きを読む
冒頭の家族写真撮影のシーンが雄弁に語る近未来。
人種、血縁、ましてや生物か否かなんて区別は瑣末なこと。
誰かが誰かを想うその心の連鎖だけがそこにある。
リリィシュシュ、懐かしい。。
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当時のアメリカでは復員兵が冷遇されていたという時代背景は後で知った。
ストーリー展開よりも、キャストの豪華さに心を掴まれることに。
クリスチャンベイルの憑依はさすが。
怪しさはマシニストの時のそれに>>続きを読む
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共依存と一蹴してはいけないが、いつもどこか危うく儚げな2人の関係。
ラストの遺書を見つめるシーン。
読み上げないでくれぇとの祈りがスクリーンに届き一安心。
股広げてセッターかます永野芽郁もメンヘラ>>続きを読む
公開当時「映像体験」という言葉をまさに「体験」させてくれた本作。
今回のリマスターでもどっぷりと没入させてもらいました。
新たな気づきは物語のテンポの良さ。
長尺なんだけど必要十分な印象。とくに人間>>続きを読む
ミスターカメレオン=ウィレムデフォーを堪能。
亡くなる経緯は、この映画の描写が新説なのですね。
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鑑賞後、さあジンギスカン食べに行くか、とはならなかったが、アイスランドシープを置いているお店にハズレは無いかと。
で肝心な内容。
ミノタウロスであるアダの容姿を小出しに示しつつ、慟哭する母羊を抹殺し>>続きを読む
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きょうだいの細やかな復讐。
姉貴はトラウマに悩まされてしまったようだが、弟くんは逞しく強かに育った様子。
親だって所詮は他人。そんな距離感で丁度良い。
主人公のテイストはまさに「ボラット」のそれ。
ただしこちらの方が、性的な部分のイジりが少ない分マイルドかな。
タブーを嗤う系が嫌いでない御仁向け。
ニコラスケイジのイキっぷりは、園子温も嫉妬するレベ>>続きを読む
どの人物から眺めるかで色々と解釈がありそうだと感じるも、なかなか濃ゆい内容のため見返しはいつになることやら。
韓流あるあるの１つですが、児童=娘さんへの演技付けがエゲツないですね(困惑)
そして國村>>続きを読む
ゆかり号へのご乗車誠にありがとうございます。
挙げるとキリが無いが、ブラックレイン ブレードランナー キル・ビル 等から脈々と続く青い眼でフィルターされた既視感のある日本が満載。
これはオマージュな>>続きを読む
