トンネルの光で安藤昇の顔が浮かび上がるオープニングからカッコいいカットが続出。『荒っぽいのは御免だぜ』をブラッシュアップしたようなテイストのハードボイルド・アクション。ダンプを使った大掛かりなカーアク>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
低予算を逆手に取ったワンシチュエーションのドラマだが、主人公たちの抱える閉塞感がよく出ている。すべてから解放されても世間から切れ、極道の世界に入った者に居場所も逃げ場もないことがわかるラストは強烈。>>続きを読む
トリッキーな演出、ヒドい作画、難病ラブストーリーのアンバランスさが凄まじい。怪作と言えば聞こえはいいが、あまり面白いものではない。
深夜アニメの盛り上がりを劇場用アニメがまだ取り込めてなかった時期のあ>>続きを読む
よくわかんない映画。刑事ドラマ、サイコスリラー、アクション、ハードボイルド、いろんなものを期待したが、すべて裏切られた。都会の孤独とかディスコミュニケーションとかそんなのを描いてんの? 90年代的と言>>続きを読む
犠牲者がポンポン出るので飽きさせないが、それ以上に音楽の力が大きい。犯人の主観というにはムリヤリな長回しやしつこい犬のシーンもゴブリンの音楽があるから間が持っている。
最初の20分は面白い。後半も緊張感はあるけど、内輪揉めの理由があまりに不条理で「ちゃんと話し合えよ」というのがどうしても。軍事の世界の歪みは多分に感じさせるけど、それがテーマに見えないので釈然としない>>続きを読む
タルいところもあるけど、ハードボイルドな雰囲気はしっかり出ている。
爆走するポルシェ911や転車台のある車両基地での銃撃戦が印象的。
計算と天然の絶妙なバランスで成り立つイカレ具合が最高。このおかげでしょぼいCGなどのマイナス要素が笑いに昇華している。
エンディング曲もカッコいい。
良い妖術使いと悪い妖術使いが空を飛び、手からビームを出して戦う。特撮は牧歌的でショボく、アクションにスピード感がないので、デタラメな面白さが少しある程度。
さらにビームを出すのが当たり前の世界なので、>>続きを読む
タイトルに反して、主人公は白人将校だし、そいつらがアパッチに理解があるという言い訳じみた設定で、なんともヌルい出来。銃撃シーンで一瞬白い画面を挿入するエフェクトも安っぽい。
唯一、ジェイソン・パトリッ>>続きを読む
独特の編集リズムがクセになる。主人公らに同行する子役の素朴な演技も良い。
ジェニファー・ビールスに襲いかかるスモーキーマウンテンの子どもたちが凶暴すぎて笑った。
スタングレネードの光で浮かび上がるシルエットや催涙弾の煙の中で変身するシーンなど、見せない演出が面白い。
ひたすら退屈で空虚。ロクなアクションはないし、ミステリーとしての驚きもないし、ドラマにはなんの説得力もない。エジプトが舞台になると、これ見よがしにピラミッドが映り込むのでバカにされてる気分になった。
なにがしたいのかよくわからない映画だった。いきなりロードムービーになったり、人生再生のドラマになったかと思えば、それをブチ壊してみたり、クライマックスは三浦友和と哀川翔のBLドラマになり、そこへ蛍雪次>>続きを読む
テレビ塔を登るとこが一番ハラハラした。
クライマックスのどんでん返しはびっくりしたし、サバイバルも悪くはないけど、もっとシンプルで短いほうがよかったと思う。
運び屋設定が生かされず、権力悪がエグいバイオレンスを見せながら迫ってくるよくあるパターン。軽さと重さが混ざり合った演出も中途半端なだけ。
始まった時点で主人公が生活に必要なものをほとんど入手しているのでサバイバル生活が面白くない。
印象に残ったのは日光で境界線ができるシーンとサム(犬)だけ。
忍術が魔法レベルのなんでもありだが、特撮は初歩的なトリック撮影で、技術が忍術に追いついてないなぁと。いろんな生物に変身するクライマックスにもっと巨大感があれば良かったのだが。
大人のドラマと子どものド>>続きを読む
前2作にあったアナーキーさがなくなり、松方&若山の脱獄珍道中、犯罪コメディに。見せ場はあるが、特に残るものはなかった。
男の友情に収束していく展開もイマイチ。
武術バカの夫婦がムチャクチャ新婚生活を送る前半、夫婦喧嘩がいつの間にか倉田保昭一派との日中異種格闘技戦に発展する後半、どちらも予想外で楽しい。殺伐とせず、ラストもさわやかなので後味スッキリ。
八名信夫>>続きを読む
首吊り死体を発見するオープニングのつかみが完璧。そこから早口でまくしたてる堺駿二のしゃべりとスピード感のある展開で一気に引き込まれる。
タイムリミット設定が効いてくるクライマックスの畳み掛けも興奮。>>続きを読む
『バトルロワイヤル』っていうより『バトルランナー』だな。肉弾アクションでひたすら押す作品だが、足首に爆弾が付けられている設定のおかげで爆破シーンも多く、良いアクセントになっている。
スティーブ・オース>>続きを読む
途中までは「古臭くてベタな西部劇コメディ」って感じだったが、クライマックスからラストにかけての逸脱が凄すぎた。
シンプルでありながら深みを感じさせる。ロングショットのアクションがバシッと決まるオープニングから緊張感が途切れない。
特に4回ほどある決闘シーン(未遂も含む)のシチュや演出がどれも良い。やかん、カミナ>>続きを読む
タルくて、ギャグも笑えないけど、若すぎる伊東四朗が戦後23年を新聞などのコラージュ映像で振り返るPVシーンだけ面白い。
いろいろ惜しい。テンポが良くて楽しめる反面、後半は中だるみして長さを感じさせる。特にラスト10分のバトルは蛇足。ドナルド・サザーランドに見せ場をあげたいのはわかるけど。
寄生エイリアンの造形はメチャク>>続きを読む
散漫でカタルシス不足。前半31分までは面白いが、それ以降は人が変わったようにつまらなくなる。石原真理子と夏木マリのダンスシーン、ブルース・リーのマネをしまくる竹中直人のヒドいパフォーマンスなど、バカ映>>続きを読む
昭和30年代の釜ヶ崎のスラム&カオスぶりと炎加世子のカッコよさ。命の軽さが凄い。リアル『北斗の拳』みたいな世界が怖くもあり楽しくもあり。
これだけの役者揃えといて、スゴく中途半端。あんなラストで納得する観客いないだろ。途中で入手したチャカはなんだったんだ?
真冬の新潟ロケの寒々しさとクールなサスペンス演出がぴったり合っていて、カットの一つ一つも決まっているのだが、時々挟み込まれるクソダサスローモーションと雑な編集が作品のクオリティをちょっとずつ削っていて>>続きを読む
前作同様、緊張感のある出来。光と影の演出が印象に残る。ただ、ビデオ撮りだから光が映える一方で、白飛びして見づらくなるのが難点。
今回の白眉はなんといってもクライマックスのロシアンルーレット麻雀。よく考>>続きを読む