幽斎さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

幽斎

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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

5.0

【幽斎の2022年ベスト・ムービー第6位作品】
カンヌ映画祭パルムドール候補、主演男優賞受賞。オーストラリア・アカデミー作品賞等8部門受賞。地元タスマニアでは大規模な上映ボイコット運動に発展。2022
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

4.4

タイ国を代表する国際派Apichatpong Weerasethakul監督。「世紀の光」「ブンミおじさんの森」等で知られるが、本作は監督が初めて国外で製作した作品として、早くから世界で注目を集めた。>>続きを読む

殺人犯ジョン・リスト(2020年製作の映画)

3.0

C級スリラー(ホラー)をレビューする、Scavengerシリーズ第2界。原題「A Killer Next Door」そのまんま(笑)。狂信的な夫に妻と子供達が射殺された。犯人は逃亡を続け18年の時が経>>続きを読む

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.4

Elizabeth IIが2022年9月8日崩御された。後を継ぐCharles IIIのイギリス国民に対する圧倒的な不人気を考えると、盤石の財政基盤を持つイギリス王室とは言え、これは終わりの始まりかも>>続きを読む

人狼ゲーム 夜になったら、最後(2021年製作の映画)

3.8

未体験ゾーンの映画たち2022。既に「ザ・ビーチ」「アクセル・フォール」「マーシー・ブラック」「マザーズ」「デモニック」「ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス」「クリフハンガー/フォールアウト」レビュ>>続きを読む

ビフォー・ゲット・キルド 誰かが殺られる前に(2017年製作の映画)

3.0

C級スリラー(ホラー)をレビューする、Scavengerシリーズ第1界。原題「Before Someone Gets Hurt」誰かが傷つく前に。邦題「誰かが殺られる前に」←「Before Someo>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.6

日本と言う国は大企業に対し国民は常に弱い立場、それが御上、国で有ればもっと弱い。ソレに対抗するのがメディアだが、広告収入の減少で以前の様な政府への批判も影が薄れた。新聞、週刊誌、テレビに次ぐ第4の選択>>続きを読む

アトランティス(2019年製作の映画)

4.4

ウクライナ映画二本立て
2019年 4.4 Xudoznik アメリカ表記Atlantis 本作
2021年 4.0 Vidblysk アメリカ表記Reflection レビュー済(続編では無い)
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リフレクション(2021年製作の映画)

4.0

ウクライナ映画二本立て
2019年 4.4 Xudoznik アメリカ表記Atlantis レビュー済(オリジナルでは無い)
2021年 4.0 Vidblysk アメリカ表記Reflection 本
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

1960年代の激動の北アイルランド「Belfast」をモノクロームで再現。少年の成長、家族の力強く気高い魂をパワフルに映し出す人生賛歌が絶賛された。名優Kenneth Branaghの自叙伝的作品。京>>続きを読む

ダーリン(2019年製作の映画)

3.8

恒例のシリーズ時系列
1981年  Off Season 未映画化
2009年 3.6 Off spring 「襲撃者の夜」原作がエグ過ぎるのよ(笑)
2011年 4.2 The Woman 「ザ・ウ
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.6

Sylvester Stallone、76歳。私のレビュー初登場!。怒られるのは承知で告白しますが、私「汗臭い」映画苦手なんです(笑)。まぁArnold Schwarzenegger、シュワちゃん派っ>>続きを読む

ザ・コントラクター(2022年製作の映画)

3.8

最初にタイトルを聞いた時はニコケイの「コンテンダー」かと、紛らわしい(笑)。スター・トレックで若きキャプテン・カークを演じたChris Pineが、元特殊部隊の請負人を演じ、陰謀に隠された真実を暴くノ>>続きを読む

ミッドナイト・キラー(2021年製作の映画)

3.6

多分ですけどBruce Willis、67歳の作品をレビューするのはコレで最後だろう。彼の功績は素晴らしいの一言だが、晩節は本当に残念な結果に。彼の経験を後世に伝える為にも、プロデューサーとしてカムバ>>続きを読む

13人の命(2022年製作の映画)

4.8

Ron Howard監督、68歳。彼ほど悪い噂を一切聞かない聖人君子な映画人も珍しい。両親共に俳優一家、2歳の頃から父親の演出した舞台に立ち子役としてハリウッドへ。その経験を活かした気遣いの演出は、多>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.2

Venus Williams、Serena Williams姉妹。女子テニス界に「パワーテニス」概念を持ち込み、従来のスタイルを一変させた。姉だけでもシングルス、ダブルス、混合ダブルスでGrand S>>続きを読む

ティル・デス(2021年製作の映画)

4.0

前作「ローグ」を観る際に「アウトポスト」とセクシーに負けて(笑)、見事に選択を誤ったが、対テロ戦に猛獣が絡んだ挙げ句、動物保護に着地すると言う、色んな意味で攻めたサバイバル・スリラーなのに、傭兵の隊長>>続きを読む

友情にSOS(2022年製作の映画)

4.0

Amazonジャパンの間抜けな邦題で、ノー・ルックな作品だが原題「Emergency」。シンプルに緊急と言う意味だが、邦題は意味不明で担当者のヤッつけ仕事を私がフォローする嵌めに(笑)。学園コメディと>>続きを読む

渇きと偽り(2020年製作の映画)

5.0

【幽斎の2022年ベスト・ムービー第3位作品】
ミステリー不毛の地、オーストラリアのイメージを一変させた傑作の映画化。新人とは思えない文字の力と卓越したストーリーテリングで世界中から称賛された。和風テ
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ハングリー/湖畔の謝肉祭(2020年製作の映画)

3.0

最近C級スリラー(ホラー)をレビューしない事にお嘆きの貴方(そんな人居ないか(笑)。現在アマプラ映画を全速力で反復レビュー中、今暫くお待ち頂ければと。本作は製作したイギリス本国で酷評、にも関わらず世界>>続きを読む

炎上する大地(2021年製作の映画)

4.4

2019年9月~2020年2月!オーストラリアで起きた大規模森林火災。焼失がポルトガルの国土を越える面積に及んだ。野生動植物の一部は完全に死滅、生息地の多くを失った固有種も多い。貴方がどんなに優しい人>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.6

ロシアのウクライナ侵攻が膠着状態、国境を接する日本も他人事では無い。北方領土の兵士がウクライナへ行っても、ロシア艦隊は津軽海峡の領海侵犯を繰り返す。私は学生の頃からロシア文学を嗜み、ある意味親ロシア派>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.2

第2次世界大戦下、ナチス・ドイツを欺く為にイギリス諜報部が捻り出して多大な成果を上げたレジェンド奇策「ミンスミート作戦」の全貌を映画化した驚愕のリアルスパイ・スリラー。TOHOシネマズ二条で鑑賞。>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

「タイムトラベル」良い響きですね。SFの鉄板ジャンルですが、私を含め過去に戻って自分の人生を変えたい。と思う事は誰でも一度は有る筈。ですが映画ではその反対を描く事は少ない。自身に訪れる未来の運命を知る>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

恒例のシリーズ時系列
2005年 3.6 Ambulance デンマーク映画、クソ真面目なアクション映画
2022年 3.6 Ambulance リメイク、本作

ファンの方は素通りして欲しいが(笑)
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

4.0

零落れたジャーナリストJeffrey Dean Morganは、取材先で出会った聾唖の少女が喋ったと耳にする。少女Cricket Brownは聖母マリアの出現を体験、病人を治す力を授かったと言う。De>>続きを読む

マスター ~見えない敵~(2022年製作の映画)

4.0

始めに断っておくが本作は安い学園ホラーではない。スリラーの歴史は古いが、可視化されたのは私の師匠Alfred Hitchcock監督から。だが、商業的に成功することは難しい。映画を通して社会的な抑圧の>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

4.0

カナダ製インディーズ作品が普通に京都で観れるのは、素直に有り難い。日本に届てくれたクロックワークスに感謝すると共に、アメリカで観客と評論家の温度差の理由も観て良く解った。Tジョイ京都で鑑賞。

目の見
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マーシー・ブラック(2019年製作の映画)

3.6

未体験ゾーンの映画たち2022。私は京都住まいで鑑賞の度に新快速で大阪へ遠征。既に「ザ・ビーチ」「アクセル・フォール」「TUBE チューブ 死の脱出」「クリフハンガー/フォールアウト」「ポスト・モーテ>>続きを読む

底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

3.8

本作はディズニーに買収された20世紀スタジオ製作。当初は劇場公開する予定が、度重なるCOVIDに依る延期で、傘下のHuluで配信。北米以外では配給権をアマゾンに売却。AmazonPrimeVideoで>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

4.0

シンプルなプロットとバッチバチのアクションを、徹頭徹尾ハードボイルドで飾り立てる。最近はハリウッドも「ノワール」復活の兆しを見せるが、実はフランスが原産国では無い。それより日本のダサいジャケ写は何とか>>続きを読む

KIMI サイバー・トラップ(2022年製作の映画)

3.8

Steven Soderbergh監督、皆さんはどんなイメージでしょう?。現役のアメリカ人監督を10人と言われたら必ず名前が挙がる。それは現在でのハリウッドでは微妙にズレている。先ずは其処から話を始め>>続きを読む

オールド・ナイブス(2022年製作の映画)

4.0

傑作「マンチェスター・バイ・ザ・シー」Big Indie Pictures製作。社名通りインディーズを手掛けるが、最近はアマゾンからの発注が多く、アカデミー3部門ノミネートされたレビュー済「愛すべき夫>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

「Welcome to KYOTO!」2022年8月23日、終着駅の京都TOHOシネマズ二条で行われたジャパン・プレミアに参戦!。Brad Pittの吹替を務める堀内賢雄の司会で「Stayin' Al>>続きを読む

Ms.ベビーシッター(2020年製作の映画)

3.4

ジャケ写は完全にレビュー済「Mr.ノーバディ」だが、US版も既視感で始めからオリジナリティも湯葉の様に薄い。Mr.ノーバディはレビューに書いた通り「ジョン・ウィック」の制作者がプロットを逆転させたら面>>続きを読む

愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

4.0

皆さんは「sitcom」シットコムをご存じだろうか?。サイレント時代にドタバタを楽しむスラップスティックに対し、台詞を楽しむシチュエーション・コメディが台頭。シチュエーション・スリラーと構図は同じで、>>続きを読む