とにかくリアルな男女の出会いたての様子にドキドキした。物語の起伏はないけど、終始2人の会話で繋がれる構成の潔さに驚きつつ、でも、この映画はこれでいいし、成り立っていると思った。いやー、すごい。そして、>>続きを読む
失踪した彼女にまつわる謎を解いていくミステリー。面白かった。杉咲花と若葉竜也の芝居が良過ぎたけど、脇の配役もよかった。
自分で選べない生まれてくる環境さえ違えば、こんな人生を送ることはなかったのに、と>>続きを読む
まさかの「紅」で涙。
最後救いがあって本当によかった。と思うくらい、狂児のキャラクターが良かった。
聡実くんもいい。思春期で成長期で声変わり期のなんとも言えない時期をヤクザと中学生の友情青春物語で表現>>続きを読む
どこまで仕込みでどこまでドキュメントなのか。
予算のない旅番組制作の描写がとてもリアル。
なんとか成立させるために現地ガイドに無理をいうDと、絶妙に出来ないADに、やる気があるんだかないんだかわからな>>続きを読む
正直、最初の淡々と過ぎていく日常は少し長く感じ、退屈まではいかないが、いつまで続くのだろう、と思っていた。
説明会前の住民たちの集まりあたりから、物語が動き始め、説明会は感動すら覚えるほどに会話が面白>>続きを読む
面白かったし、上質な映画を見た、という印象。
ルネ・マグリットの作品「複製禁止」が最初に出てくるのがとても印象的だし、戸籍の交換によって、他人の人生を“複製”していくこの映画のトップシーンとして相応し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
思っていた以上によかったという印象。
脚本がうまいのかな。原作かもだけど。
正直強引な印象もあるけど（たー坊のお母さんと常盤貴子のつながりとか）少しずつ、繋がっていて、何かに作用はしていくのが上手だと>>続きを読む
佐津川愛美映画祭で鑑賞。
7年前？の太賀や、矢本悠馬、中村蒼の輝き。特によかったのは染谷将太。最後の歌は響く。
結婚への固執がここまで強いことがとても新鮮に思えた。
「高慢」を描くのって難しいのかもしれない。偏見は割と描けるけども。
絵と音楽とキーナナイトレイがとにかく美しい。
このレビューはネタバレを含みます
歳を重ねた時にまた見たい映画。
人生の映画だ。
このような生活をしている人は、さよならを言わないのがいい、というようなセリフ（うろ覚え）が良かった。
恋する少女がついた嘘は決して許されるものではない。どんな嘘も許されないが、人の一生を変えたり狂わせる嘘はよくない。心が痛い。
このレビューはネタバレを含みます
主要登場人物3人の役者が本当にうまい。
様々な感情の表現が絶妙だし、繊細だし素晴らしい。
監督の演出も好きな箇所があり、センスなんあるなと感じてしまう。
特に、最後のシーンで、声をかけた瞬間に子供に戻>>続きを読む
主演森本のぶの25年の俳優人生と監督の25年の演出部人生を注ぎ込んだと聞いて鑑賞。気合いと熱と愛がある映画だ。それぞれがうまくいかない人生に理由をつけつつ、向き合いつつ、それでも逃げていたり、前を向こ>>続きを読む
一時期、ウォンカーウァイを見まくった時があったけどこれは見ていなかった。印象的なビジュアルの意味が最後にわかりぞくっときた。やっぱりウォンカーウァイは撮り方といい、雰囲気作りといい、セリフといい、すべ>>続きを読む
削ぎ落としすぎて、私には難解な印象。
想像に委ねる部分が多すぎる気がする。
ただ、痛みに寄り添って、哀しみに向き合って、頑張って生きていこうとしている人達の話なんだな、ってことだけは勝手に感じとり、そ>>続きを読む
「数学で戦争を止めようとした男の物語」という、切り口が本当に秀逸で素晴らしい。
どんどん引き込まれていき、見応えがあり２時間以上があっという間だった。
数学で戦争が止められるのでは、とワクワクすらした>>続きを読む
2024年初映画館での鑑賞。
とにかく見てよかった。
毎日同じように見える人生でも決して同じ日はない。
平山という東京に住む1人の男そのものの人生が映し出されている。
ラストの長回しの表情が本当に素晴>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
公開時に見たはずだけど、ほとんど覚えていなくて再度鑑賞。
心が痛くて仕方ない。
様々な感情に襲われてしんどいほどに。
子を思うが故に最後まで嘘をつき、明るく振る舞った父親の姿が、あたたかくて、痛くて、>>続きを読む
