でぐっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

でぐっちゃん

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ベツレヘム 哀しみの凶弾(2013年製作の映画)

1.0

この作品と同様にイスラエルとパレスチナの抗争を扱った、パラダイス・ナウと比較してしまうとインパクトに欠ける

展開の緊張感の無さや発想の新しさなどもなく、イブラヒムを追う前半30分が見所か

登場人物
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

伏線の回収の仕方がコミカルで観ていて痛快
「低予算で作られた映画」の撮影秘話を扱った、低予算で作られた映画であることがこの作品の最大のミソだと思う

駆け抜けるような96分で、これが120分あったら評
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

2.0

高校、恋愛、友情、結婚など設定やエンディングがいかにもティーン向けだなーと思った
セカチューを観てない世代向けのセカチューみたいなポジション

フラグをへし折りまくる主人公とフラグ回収しまくる周りの演
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

こんなにも森を神秘的に描ける作品があるだろうか。
背景、動物、登場人物とみんな真っ直ぐで一生懸命に生きている

不器用なサンと真っ直ぐなアシタカの飾らない恋愛も美しい

一方で、人間の文明力に差がある
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耳をすませば(1995年製作の映画)

2.0

大きな動物に出くわしたり、空を飛んだりといったファンタジー要素がゼロのジブリ作品
背景や聖司くんの格好など随所に90年代らしさを感じられる

思春期の不器用さや学生ならではの葛藤にニヤニヤしてしまった
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

3.0

旅が進むにつれて文明の進んだ国になっていくのがRPGみたいで面白い
アルメニア人虐殺を描いた作品はあまり多くないので新鮮だった

ただ、物語の設定上喋れなくなる必要はそもそもあったのだろうか
喋れない
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バベル(2006年製作の映画)

2.0

子供をメキシコ人のベビーシッターに預けたアメリカ人の夫妻が 旅先のモロッコで日本商社が卸した銃に撃たれてしまうとってもワールドワイドなお話

そのぶん風呂敷を広げすぎた感はあり、話の終着点などはわから
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

中東で繰り返される自爆テロとプロパガンダの裏側を、当事者の葛藤や背景を交えながら描いていく

愛国心を特段描いたシーンもなく、仕方ないから自爆テロするかといったノリで計画が進められていく

経済的理由
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あん(2015年製作の映画)

3.0

綺麗な桜、鳥の声、あんの茹で上がる匂い、ふわふわで甘いどら焼きなど五感で感じられる幸せや
人の役に立てること、感謝されることなど人間の本質的な幸せを樹木希林がうまく表現している

ただ、描写や設定、キ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ピアノの奏でる旋律が誰も報われない悲しいストーリーを際立たせている
シュピルマンを匿ってくれた人たちが淡々と去っていくのにも、もの悲しさを感じた

街中に転がる死体、無惨に散らかるゲットーなど描写がリ
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9000マイルの約束(2001年製作の映画)

4.0

シベリアの大自然、ヤクーツクのアジア系民族、中央アジアなど地球の広さと文化の多様さを感じられるロードムービー

一期一会の出会い、絶対に帰国するという強い信念など旅人なら誰もが心に留める感動や行動を現
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.0

約200人いる31連隊の心と身体を猛吹雪が徐々に蝕んでいく
寒さ・絶望・恐怖などホラー映画よりよっぽど恐ろしい

何より恐ろしいのはこの事件が史実であること
自然の前では人間は無力なんだなと見ていて感
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スターリングラード(2000年製作の映画)

2.0

レイチェルワイズ無双なほど美しく、そして彼女ありきの作品だった
レイチェルワイズの登場から作品を組み立てたと言われると納得が行く

スターリングラードの戦いで活躍したスナイパーの作品なら映画のタイトル
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

2.0

こてこてのラブストーリーのような華やかさはなくて、気になった女の子に奔走して付き合って別れる現実的な恋愛が男性目線で描かれている

作りがいかにも男性的であったが、3人の女と5回もラブシーンがある主人
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裸足の季節(2015年製作の映画)

1.0

30分見れば飽きてしまう内容
5人姉妹は確かに美人ではあるが、主人公のラーレ以外は割と無個性な人たちで構成されていた

年頃の女の子のセンシティブな心理描写を描いているが5人もいるとさすがにマンネリ化
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座頭市(2003年製作の映画)

4.0

アクション、コメディ、ミュージカル、時代劇がバランスよくミックスされている

テンポのいい殺陣のシーンからたけしらしい昔ながらのお笑い要素など、展開やキャスティングもドンピシャ

タップダンスについて
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ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

4.0

5人で敵を倒さない所や夢と現実が曖昧なまま終わる所や、最後のトリホーのトラウマなど他のドラえもん作品とは明らかに一線を画している

明らかにのび太が死ぬし、最後はパワープレーで持っていった感もあるし良
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.0

いかにもアメリカ人が好きそうなSF&ヒューマンドラマ映画
とはいえ義理の息子に娘を託す父親の覚悟がかっこよく描かれている

惑星に着陸しての作業とか父娘の思い出がフラッシュバックしたりとか、演出があざ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

自分に子供が出来て大きくなったら見せたい作品

旅に出る理由はくだらないし、お金はないし、無計画だし、喧嘩もするし、意外とすぐ帰ってくるのだが、12歳ならではの友人と12歳ならではの冒険をする。

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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.0

クラシカルな日本の夏という舞台にAI対人間という近未来的なテーマのギャップがいい

クラウド、AIの暴走というシリアスなテーマも田舎の夏というノスタルジックな描写を挟むことで中和されている

ただ、主
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

5.0

圧巻としかいいようの無い戦闘シーン
ぶっ通しというわけではないが3時間の作品を長く感じさせないリアルさがある

戦闘シーンの割に任務が小さいのだが、そのギャップは最前線にいた兵士が当時一番強く感じてい
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

1.0

ホドロフスキー監督作品を見たのは今作が初めてだったが、全くもって世界観やメッセージなどがわからなかった

特にママを筆頭に、主人公やその家族、周りの人達などみんなクレイジーだった

世界観があまりに
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.0

キャスティング、世界観、話の展開など随所に岩井俊二らしさを感じた

主人公の黒木華が陰キャラでメランコリーな展開が続くこと、ある程度のストーリーが予想できてしまうこと、上映時間の長さなど好みが分かれる
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

多くの賞を受賞しているのが納得な名作でした

思春期と国内動乱の時期が重なり、外の様子を見られないもどかしさと紫禁城を離れたら悪い出来事が重なる悔しさ、戦後の悪者扱いされる虚しさなど栄枯盛衰をテンポよ
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キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.0

そもそも聖地エルサレムとは支配権をめぐって争い合うものではなく、民にとっての心のよりどころとして共存しあうべきである
というメッセージが印象的

加治屋出身で、船に乗ったら難破してしまうところ
迫り来
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.0

ツチ族、フツ族関係なしに後者に味方しないものは殺すというジェノサイドに、ポールは真っ向から理論で立ち向かっていく

人助け映画にありがちな民族意識を描く描写が少なく、妻がツチ族なのもあるかもしれないが
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

1.0

主人公の淡々とした喋り方と表情が合っておらず、何かにつけてタバコを吸うシーンも目立ち、飛行機の設計シーン以外に見所もなかった

どういう層をターゲットにしているかもわからず、主題歌もマッチしてるとは言
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

1.0

あれ?オーランドブルームがいないぞ? 番外編かな?
と思っていたがやはりそのような位置付けだった

人魚役のジェマワードが綺麗で可愛くて美しかったが、海賊たちが宝探して冒険するというマンネリ感は否めな
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

3時間と決して上映時間は短くないが、それを感じさせない大作
むしろカットできる部分があれば教えてほしいほど

トラップ大佐には妻として、小さい子には母として、大きい子にはまるで友人や姉妹であるかのよう
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

1.0

犬の映画の割にあまり犬にスポットライトが当たっておらず、高島礼子の言った十戒はどこへ?と思った

犬を飼ってるがゆえに納得できない部分もあり、展開、設定含めて疑問に思うところが多かった

個人的には福
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.0

終戦派と戦争継続派の立場は違えど、それぞれ日本の歴史・文化・誇りを守ろうとしている姿が格好よかった
前半の話の難しさと後半のドタバタ感は、 監督の1番意図として伝えたかったところなのではと思った

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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

2.0

圧倒的な映像美とハイクオリティなCG を駆使したアクションコメディ映画

カトマンズの民家が修行先だったり
半分幽霊で飛び出したら彼女に驚かれたり
無限ループに敵がうんざりしちゃうラストだったり

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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

前田敦子
松田翔太
木村文乃
それぞれの役が全てドンピシャにはまっている
特に木村文乃にキュンキュンしたい人は必見w

ストーリーとしてはまずまずなので上記3名が好きでない人にはお勧めできないかも

高地戦(2011年製作の映画)

4.0

攻防の度に積み上げられていく死体の山
同じ民族で殺し合うやるせなさ
生き残っても幸せにならない悲しさ
アクションシーンの迫力や銃声
展開の無駄のなさ

など、もっと評価されるべき作品なのではと思った
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