このレビューはネタバレを含みます
生きていただけよかったと思うべきなのか、やるせない気持ちにさせられる。
子どもは殺さず拉致して武装兵に育て上げるのがメキシコや中東での常套手段らしい。
ずっと観たかったのに配信になく劇場公開でやっと観れたが、それも納得。気軽に見放題で観るような映画ではなかった。
なぜ急に母親が放心状態になり、亡くなったのか。
1+1=1
鳥肌が立ち、姉弟のようにこち>>続きを読む
室外や照明の光を強調して画面をぼやかす、画面にノイズを入れる、文字がデデンと出てくるなど前半はまるで夢を見ているかのようなMVのような演出で物語の断片を見せてゆく。
そして、ストーカー男が逮捕されて供>>続きを読む
隠された金を子ども相手に凄まじい執念で追いかける男はいろんな意味で怖い。そもそも父親も人を殺してお金を盗んでいるわけでこちらも擁護のしようがない。
それでも父との誓いを守るために逃亡劇を繰り広げる兄妹>>続きを読む
ドキュメンタリーかと見紛うほどのリアル。序盤から少しずつ感じていたイヤな予感が後に雪崩のように2人に襲い掛かる。
山間の高所というロケーションで想定される最悪なことが全て降りかかってゆく。
文明に走っ>>続きを読む
ここまでファンタジーな展開とは予想しなかった。あれはどうだったんだとか考えたくなるけど、そんな細かいところまで突き詰めようとしなくてもいいじゃんと言われているような雰囲気なので、なんか肩の力が抜ける。>>続きを読む
序盤の展開からは予想もつかない落とし所には驚かされた。そして全編通して危うさを感じる映画だった。
張り詰めているけどギリギリ耐えている糸が秋本の中でパチンと弾ける瞬間が見えた。それって意外と些細なこと>>続きを読む
自分の性に関して受け入れてくれた母親の死を、全く受け入れてくれない父親と清算する娘の話。
雷や森や海辺などとても壮大な自然を映したカットがとても印象的だったが、これらは人間が自然に逆らえないように、誰>>続きを読む
これがチェコ社会の縮図なのか。
たいした抵抗もなくあっさりとアメリカの言いなりになる道を多くの人が選ぶのが恐ろしい。
父親が実娘に銃を向ける始まりから、点滅で浮かび上がるTHELMAのタイトルコールまでの流れがかっこよく、掴まれた。
一言でまとめれば思春期女子の自立である。両親の管理や抑圧から解き放たれたくて能力が目>>続きを読む
自分が持っているものがどこでどうやって生まれたかの全てを説明することはできない。服などは国内で生産されたものを着ているが、それ以外にも低賃金で作られた製品があると思うと自信を無くした。
製薬会社が農薬>>続きを読む
最悪に最悪が重なった結果、引き起こされた事件。教育方針の噛み合わない両親に振り回され、そこに母親代わりの資金援助者が現れ、緩すぎた銃規制、そしてマーティン自身の行き場のなかった世界への反逆心。正直観て>>続きを読む
根拠のないテキトウなことを書き続けていたのになかなかバレないというのはなかなかすごいことだが、バレないわけがないことも確か。言い訳を並べ立てる主人公は見苦しく、ヘイデンクリステンセンの演技もうまかった>>続きを読む
ミシェルフランコ監督が撮る映像の質感がとても好みであり、本作もその滑らかな生々しさは顕在だった。
献身的に患者と向き合い患者本人からは気に入られるが、干渉しすぎだと周りの家族には邪険にされる主人公。彼>>続きを読む
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不思議な映画だった。序盤は作家サラの余暇を見せつけられるのだが、ジュリーの登場から物語が動き出していく。サラがジュリーに当たりが強かったのは、創作活動の邪魔であるからというだけでなく、同じ女性としての>>続きを読む
白い肌に刻まれる赤い鞭の跡はカラーであるがゆえに、生々しく画面で映えていた。
クルトの顔に浮かぶ赤い陰影も印象的。
誰がクルトを殺したのか、何がクルトを突き動かすのか、最後の最後にわかるというサスペン>>続きを読む
序盤から登場人物たちが本当にそう思って喋っているように見えない。つまり、俳優が渡されたものを喋ってるようであり、話に入り込めない。
最後まで見ても何も釈然としない。代理出産はやめとけと言いたかったのか>>続きを読む