絶望の淵から這い上がるには、対峙すべきカウンターパートが必要で、それは、神への信仰か、犯人への憎悪か、何かと世話焼きな煩わしい隣人か、向き合うべき自分自身か…。やっぱりこの余韻が好き。
仲野太賀>>続きを読む
何度観てもトランスフォーム前後の質量が釣り合って無い気がするw。『バンブルビー』から7年後という事で、一応前作を復習して臨んだものの、ほぼ関係無し。個人的に、ハリーポッター並みに何を目的として、何と>>続きを読む
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向こう500年の争乱を鎮めるという大義のみならず、自らを救ってくれた紫夏との約束を守るという私儀を秘めて、修羅の道を選んだ嬴政の覚悟にグッと来ましたね…。しっかりとドラマで魅せた前半パートを受けての>>続きを読む
"全力でカッコ付けること"が、カッコ良かった時代の最先端。勢い先行の若き探偵役に、永瀬さんが最高にハマっている。最近こう言う"雰囲気"映画が減って来たよね。
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今際の際まで引き摺る初恋は、純粋か残酷か…。タイムループを装った走馬灯のあれこれ。青木君は相変わらず上手いが、坂ノ上茜さんはブレイクの予感。
兎に角凄いモノを観た!としか言いようが無い純愛スプラッター?映画。アニコスにサルベーションを絡めた展開は、確かに海外受けもしそう。佳奈役の菅沢さんがめっちゃヤな感じ出てて良かった!
あの類いの"イジリ"への対処としては、レオの態度はあるあるの範囲だと思うけど、レミのリアクションが想定外でしたね…。そんな中でもレオはよく耐えた方だと思う。あの眼差し先に何を見たか…。
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本テーマである行き過ぎたデジタル依存への警鐘は、生身のアナログなアクションに拘るトム・クルーズの矜持とハリウッドの現状を踏まえた二重螺旋の構造を為す。その拘り抜いたアクションは今回も一切の妥協無しだ>>続きを読む
そもそものホンの問題なのか、競作という演出スタイルの宿命なのか、流石の伊藤沙莉を持ってしても、散漫で纏まらない全体像を補正出来ず…。期待値高めだったが故に惜しい仕上がり。
午前十時の映画祭13にて。
二大レジェンドスター共演のディザスタームービーで、当時としては破格のスペクタクル満載であることは確か。スーパーヒーロー映画では無いので、火災に対してはなす術なく、その>>続きを読む
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どれだけ夢や憧れを語ろうが、"ああなる"ことは分かっているが故の切なさが、狂気の目覚めていく過程と相まって、比類なき感情を沸き起こす。斧を持って追い掛けるシーンとラストカットのミア・ゴスの泣き笑いの>>続きを読む
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オチの部分も含めて、気になる所は色々あったのだが、ラストのマリオンとの絡みで胸が一杯になって、細かいことはどうでも良くなった。伝説のシリーズの完結に万感の想いを捧ぐ。
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前作とは異なるアプローチのヴィジュアル表現が爆発していて、序盤のバルチャー戦から爆アガリ。それぞれの家族の関係を大切に丁寧に描いている為、やや冗長感は否めないが、次回作へ向けてのフリは完璧。ラストの>>続きを読む
"赦し"と"許可"は違う。犯した罪が無くなる訳でも、肯定される訳でも無い。最終的に、あの結論を選択しなければならなかった状況が、悲しくて、悔しくて、情け無い気持ち。
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最早、マルチバースの世界観や究極の選択を迫られるプロットは手垢付きまくりだが、"時には諦める事も必要"という人生譚を滲ませた巧みな脚本と過去作全てをを総括するかの如くキャラクターや演者の登場で、驚き>>続きを読む
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分かり易い表現を潔しとしない是枝監督らしいエンディング。ラストの解釈は、どう思いたいかで千差万別…。今回も別次元の安藤サクラだが、それ以上の凄みを見せる田中裕子に絶句…。
物理的な裏付けを気にしぃなので、ミーガンのマインドの成長よりも、あんなに動ける構造上の理屈をも少し説明して欲しい。
娘を持つ父としては、オーバーラップしまくりで泣いてしまう。11歳の件の表現が分かり難いのだが、実はそこが肝であると思われるので、物語としてはちゃんと消化出来ていない…。
このタイミングで観ると、全てがフリになっており、ずっと涙目で"観戦"してましたし、最後の歓喜の輪のシーンで涙腺崩壊。で、最後の最後で破顔一笑w。
劇中でもネタにしていた『アジョシ』と酷似したフォーマットながら、保護対象者の年齢とラストバトルの立ち位置の違いで、そっち方面のドラマは盛り上がらず。一方でそのおかげ?もあり、チャン・ヒョクの殺し屋と>>続きを読む
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顔芸、目線、佇まい、距離感、間、言葉の端々…。人間の闇の部分の詰め合わせ。
筒井真理子の独り舞台だが、共演している舞台女優陣が豪華過ぎる!ラストの舞いにも天晴!!
もの悲しい物語と共に、この余韻が岸辺露伴。ルーブルの豪華絢爛さを堪能する為にも大スクリーンで観るべし!
過去に犯した過ちに対する贖罪と邂逅の人間ドラマ。最早ボクシングはその舞台装置に過ぎず、それ故に試合に対する高揚感はとっても薄味だが、本作のお陰でサーガとして深みは増した印象。
なるほどね…な3期の前日単となる最新作。そんなに一人で背負わなくていいよ…と言って上げたい程、朱ちゃんの涙に沈痛な思いが溢れる。そして、絶対3期を観返したくなる。
"Tne Other One"の原題通り、前作の続編でありながら、サブストーリー的な立ち位置。後半爆発型なのは予想通りで、正直、ジャユン待ちのところもあったが、その登場は期待以上の無双感!本筋に戻る>>続きを読む
シンプルにただただ不快。ゴメンなさい、『ファニーゲーム』とは雲泥。
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キャッチコピーから想像するに、もっとテクニックに寄った作品なのかと思いきや、殺人のリアルを淡々と見せ付ける。時は経てども状況は変わらず、逃げ出すしか無い感情のリアル感がヤバい。
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強力な電磁石で車を引っ付けたり、果ては宇宙にまで飛び出してしまった前作の反省?を踏まえて、今回はより地に足を付けた荒唐無稽の装い。シリーズ完結に向けて、過去作のオマージュ満載のアクションシーンに爆上>>続きを読む
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曲がりなりにも決着が付き、棚ボタ的なラストで締めたオリジナル版よりも、本作の締めは不確かな未来を匂わせたままで終わる潔さ。文化の違いは諸々あれど、土葬と火葬の違いは意外に大きい。それと"あのシーン">>続きを読む
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ライブに殴り込んで行く時のケイトの表情と佇まいがヤバ過ぎた!ラストの解釈は、ネタバレサイトで補足して、何となく理解した感じ。モンハンやらんからピンと来んかった…。
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家族の安否を心配する電話がスズナリの筈なのに、あそこまで個人対応してくれるのか?違法に入手した犯人の電話番号の件はお咎め無しなのか?いくら手詰まりとは言え、あんな大事な役割を一般人に託すものなのか?>>続きを読む
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オープニングスコアからアルジェント節全開で期待値爆アガリも、物語が始まるとどうにも推進力が弱く、も一つ盛り上がらない中、ラストの唐突なゴアでエンディング…。10年ぶりでもブレない作風を讃えるべきか。
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同じフォーマットで同じパターンだからこその"死者「1」"の持つ意味と重み。MERにとっての涼香の存在をしっかりと刻み付けたことに意味があった劇場版だと思った。あと、音羽先生カッコ良過ぎ。救助に向かう>>続きを読む
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見事な幕引き。1作目の台詞の伏線回収から、前作の因縁絡みも含めて"ガーディアンズ"に求める要素が全て詰まってる。それぞれの個性、それぞれの想い、それぞれの選択…。こんな多幸感に包まれたエンディングも>>続きを読む