このレビューはネタバレを含みます
言うほど、村の閉鎖性や疎外感が際立っていないし、不法投棄の杜撰さにしても、村興しの具体性にしても、透殺害の後処理にしても、色々と詰めの粗さが目立つのは否めない。もっと暗い重いシンドイのを期待してまし>>続きを読む
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ラストは画角からして、ジスクの願望イメージで、実際はバッドエンドって解釈した。ヨンソンがあそこまで母子を庇護する理由が、も一つ伝わらず…。
テーマとしては、やはり人ごとでは無いので、色々と自分に置き換えて身につまされるとこ多し。主演お二人の尋問のシーンが見所なのでしょうが、舞台向けのようなディレクションのせいで、逆にちょっと浮いてしまっ>>続きを読む
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彼女の正体はネタバレしているが故に、単なる前日譚ではストーリーを牽引出来ないという懸念を解消する為の、中盤のツイスト設定は意外ではあるが、効果的かと言うと中々微妙…。"エスターも意外と苦労してんなー>>続きを読む
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病院から抜け出し、いざマイケルと対峙しようとするローリーのデカい包丁のラストカットで終わった前作からの続きを期待すると、コレじゃない感が凄い。呆気なく4年て…。病的なまでに執拗にローリーを追いかける>>続きを読む
宗教的なコメントはし難いけれど、"聖戦"も似たような発想かなと思うし、あれだけ殺人を犯しておきながら、無罪を主張し、また、それを支持する民衆も理解出来ない…。ラストも『キングダム/見えざる敵』と同様>>続きを読む
「未だかつて見たことがない!」の枕詞に裏切られた事数知れず!と言う勿れ。コレはホンモノ。圧倒的で、衝撃的で、感動的!完パケを観る迄死ねない!!
『「HIDARI」パイロット版 特別上映/同時上映』にて。
コマ撮りのレベルが段違いで圧倒されると言うことすら忘れてしまうくらいに、物語が切ない…。
『「HIDARI」パイロット版 特別上映/同時上映』にて。
ストップモーションアニメの基礎を可愛らしく教えてくれる愛すべき名作。
目まぐるしい画面遷移と展開の速さで脳みそフル回転!自分が同じ立場なら速攻で詰む。ジューン有能過ぎ!デジタルネイティブ恐ろしや…。
『サマーフィルムにのって』的な笑いと感動ものかと思ったら、とても真っ直ぐに、映画制作という青春に向き合っていて好感。そして、髙石あかりの表現力が炸裂していて、益々お気に入りになった!
結果は明白なれど、そのプロセスにこそエモーショナルなドラマが宿る。プレゼンのシーンにはグッと来た…。90年代にNBAにハマった世代には堪らない映画!
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実験体"アルファ"の覚醒から、当初の期待した筋を逸れ始め、メインキャラかと思っていた人物の、想定以上の早めの退場に至り、ついに軌道修正される事は無かった…。理事も健在だし、続編を見込んでの終わり方だ>>続きを読む
Breaking Newsの映像は、衝撃的だし大惨事ではあるけれど、あそこから"人類滅亡"までを予見するのは、相当な想像力を発揮しないと難しいだろ…。女の子の演技は良かった。
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目の付け所は凄く良いと思うのに、子供の件もお母さんの病気の件も予定調和過ぎてる所が惜しい感じ。お見合い写真のとこや産婦人科でのやり取り等笑えるシーンもあるが故に尚更。そして、あんなに腰を振らないデリ>>続きを読む
正直、期待値的にはアクションパートでもっと欲しがってた部分はあったけど、ちさととまひろがスクリーンに戻って来ただけで感無量。二人の日常と関係性に、よりフィーチャーした筋立てにニヤニヤしっぱなしで、特>>続きを読む
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徹底して世界観を限定する事で、『シン・ゴジラ』とは真逆のアプローチでリアルを落とし込んだ演出は、好みが分かれるところだが、間違い無く言えるのは、(まさかの!)サソリオーグの独り勝ちだという事。
コワルスキーが目指すのは支配からの"消失点"だと、ラストの表情で理解出来るが、これは劇場の爆音で体感しないと分からないだろう。
遊郭編は、出来れば繋げて欲しかったが、映画館のサイズ感と音響で、迫力増し増しではあった。刀鍛冶の里編は、期待しかない。
カールとヤヤの関係も、船上クルーと乗客の関係も、居心地悪くて、気持ち悪い感じがずっと続く中、島での関係が一番分かり易くて腑に落ちる。あらすじも何も知らないで観られたら、もっと楽しめたハズ。
これがオスカー獲ったら凄いね!
マルチバースの設定同様、人種や家族、仕事等の人生に纏わる多様で多彩なメッセージが散りばめられている。何気に、石のシーンが好き。
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「もう寝る時間でしょ。」じゃ無いのよw。もっと子供を心配してあげて!
で、「あんた馬鹿よ!」でも無いのよw。すぐ警察呼んで!そして、何より哀しく愚かしいのは、あんだけボロボロになっても、まだ交わろ>>続きを読む
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"拳銃で撃たれ、逃げて飛び出したところを轢かれた"って感じ?あそこに銃槍があったら即死のような気もするが…。などという要らんツッコミ不要な程面白い!死体をバレずに隠すというサスペンスフルな前半から、>>続きを読む
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ケンが計らずも遺族と面談する事になった際に、メモを取らない事を指摘される場面が、あの時点での彼の心の有り様を示していて、とてもリアル。どんな時もまず大切なのは、個人への敬意で、合理性は二の次なのだな>>続きを読む
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画の美しさに比して、物語は辛く重い現実が横たわる。誰もが自分の人生に葛藤する中、ヒラリーが「映画を観せて!」とお願いするシーンで、作品選定から映写室を退出するまでを完璧にこなす映写技師の所作にプロの>>続きを読む
"信仰"ですから、"真実かどうか"では無く、"信じるかどうか"の一点突破。「神のご意思」というパワーワードで、欲望に向けて邁進する彼女は、当に千両役者の極み。クライマックスの阿鼻叫喚を含め、これを撮>>続きを読む
サイレントからトーキーへと移り行く時代の黎明期を舞台に、夢への渇望とその代償を、ド派手にドグロく描く。混沌と混乱は設定にも、映画自体にも充満しているが、演者の力量と音響のハデさで長尺をものともしない>>続きを読む
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前作『悪魔の奴隷』は予習してからの鑑賞。イアン登場からのクライマックスの怒涛の捲りは、今回も中々でしたが、そこまでが長過ぎた!でも、まだ続くみたいなので期待して待ちます。ってか、ちゃんと劇場公開して>>続きを読む
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これは流石に『ロキ』を観ていないと、ミッドクレジットシーンも含めて意味分かんないだろ!量子世界版『スターウォーズ』の様相を呈する中、クライマックスで、アリ軍団を率いて登場するアントマン(初代)とスコ>>続きを読む
祖国に対するアイデンティティが著しく低い日本という国で、その対極にある外国人の多くは、さぞ生きづらいのだろうと思う。制度自体も意味不明で、"拘束はしないが、就労禁止"って、どうやって暮らせと?一方で>>続きを読む
幾重にも交わる欲望と信頼と不信の揺らぎ。仕掛けは巧妙。構図は大胆。表現は繊細。流石としか言いようが無い。
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誰かを恨み続けて生きることも、贖罪の気持ちを抱え続けて生きることも、心が保たないんだろうな…。心が病む事で、美しい過去まで失われる事を拒み、赦しを持って前に進もうとする決意に胸が詰まりました。
ドラマの続編とは聞いて無い…。もっとパンデミック系かと思ってたら、意外にも社会派志向だったが、それでもオリジナリティとイマジネーションは圧倒的で、特に中盤のカーチェイスには度肝を抜かれる!