東朴幕院さんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

東朴幕院

東朴幕院

映画(1506)
ドラマ(5)
アニメ(0)

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

ダン・ブラウンの大ヒット小説の映画化。
小説の映画化はなるべく原作を読んでから映画を観る様にしている(なるべくね)。だって、逆にして映画が酷い出来だったらよほど贔屓の作者の小説以外、絶対に読む気になら
>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

007/スカイフォールを鑑賞。ダニエル・クレイグ相変わらず格好良いね。英国ものらしく随所にヨーロッパテイスト満載、プロダクトもオメガ、ローバー、アウディ、ジャガー等登場。映画自体は、一部批評されていま>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッドの職人技というか、彼独特なストーリーテリングを堪能出来て非常に満足。ハドソン川への着水は結果を知っていながらこのようなストーリー展開で結構ハラハラ出来たし感動も出来た。更には後>>続きを読む

ノイズ(1999年製作の映画)

2.9

ローズマリーの赤ちゃん をモチーフとした宇宙飛行士の妻の話。最後の方まで、妻であるシャーリーズ・セロンの妄想とも取れる演出が良かったかな。
デップの妻を引っ叩くシーンはリアルな感じで苦笑いするしかなか
>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.8

画質のザラツキ具合、サリー叫び声、ひん剥いた目、レザーフェイス、おじいちゃんとかなりの不快指数な映画。
それがなぜ今も支持されるんだろう。不思議だ。
一方で、レザーフェイスの登場する唐突感から展開する
>>続きを読む

歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)

3.0

御大ダリオ・アルジェント初監督作品である。以降の作品におけるアルジェント節となる手法(手グセ?)が随所に見られてアルジェント・ファンにとっては楽しい。将来、ベスト作?と言われるサスペリア part2 >>続きを読む

漂流教室(1987年製作の映画)

1.5

大林監督はこんな作品を世に残して良く干されなかったと妙に感心する程の怪作。
大林ワールドと楳図かずお先生の世界が融合したが、上手く噛み合ってない感じ。そもそも、噛み合わせて作品作る気もなかったのだろう
>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.3

面白かった。飽きずに観られる。
一方でストーリーが都合良過ぎたかな。他の方もコメントしているけど、染谷将太とのバトルシーンは必要だから撮ったというより、こういうエフェクトをやりたかったからという風にし
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.4

背景やキャラがよく描けたアニメで、リアルタイムで観賞する価値は十二分にあったと思う。
残念な点は、物語がある程度完結してしまっており、語りたくなる感が不足している点だろうか。それと内容の割に尺が長い、
>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.3

観終わった後に顎が凄く疲れてた。余程、噛み締めながら観ていたのか...。
悪人ではわざとらしい主役の演技で感情もそれほど揺さぶらる様な事は無かったけど本作は全く違う次元だった。
色々な方向に向いた怒り
>>続きを読む

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.1

オカルトを題材にした異色裁判劇。実話を基にしている作品である為、リアリティを感じる事に成功していたかな。
一方で見所が少なくなってしまったのが残念な所。観て損する様な事は全くない。
深夜3時に起きる現
>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.0

3人の俳優による抑えた演技に感銘を受けた。
常に兄の陰にいるブラコンの弟と極度の承認欲を持ったマザコンが一度は人生の子弟関係が出来上がったものの、かなり微妙なバランスで成り立っていた中で、友人からの人
>>続きを読む

クロユリ団地(2013年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

観てしまった。思ったより残念な出来だった.....。
団地で続いてる死亡事故はあの霊の仕業なのか良く分からず。前田敦子は精神的に最初からやられてた訳で、でも最後は更にオカシクなってしまったって筋が通ら
>>続きを読む

ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.6

ヒッチコックもサイコも大好きな対象なだけあって楽しく観賞出来た。一方で少しカジュアルな味付けに疑問も。
メイキングも読んでいたけど、ヒッチがエド・ゲインに引き込まれるという描写に少し違和感を覚えた。ト
>>続きを読む

天空の蜂(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

東野氏の原作が3.11よりも遥か昔であるというのを知って素直に評価出来ると思った。
一方で映画版では残念ながら粗が目立ってしまった。人間ドラマを表現するところが何とも中途半端でただ単にテンポをスローダ
>>続きを読む

シャドー(1982年製作の映画)

3.3

シナリオの破綻なんて全く気にせずに撮りたい殺しのシーンを繋いでいくだけのジャーロ風映画。しかしながらアルジェントとなるとその破綻さえもアルジェント節に感じるから不思議なもの(笑)。
サスペリアと迷作イ
>>続きを読む

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)

2.3

布教映画って事で余りにも予定調和で意外性は全く無かった。けれども、ある程度の緊張感は維持出来てると思った。
ま、アメリカ南部の中学校で宗教の時間に観るのが最適かと。ニコラスも作品を選ばないと(苦笑)。

ペット(2016年製作の映画)

3.1

ペット飼ってるので楽しめるかなと思い観賞。なかなか面白い描写もあり楽しめました。が、やはり子供向けなのですよね。予定調和っていうか....あっタカのキャラには受けましたね。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.2

主演のズーイー・デシャネルはファニーガール。映画のテンポも悪くない。しかし、ジョセフ=ゴードン・レヴィット扮するトムに感情移入すればする程、痛くなる。振り回される側には厳しい映画かと(笑)。音楽の趣味>>続きを読む

28日後...(2002年製作の映画)

3.8

ゾンビ好きの自分にとって、人間を見つけたら全速力で追っかけて来るのが兎に角怖い。本当はゆっくりの方が好きなんだけど。
ストーリーは有りがちだけど、エンディングが好きなのでこのスコアにしておいた。アレッ
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大満足な出来でした。
福島の原発事故を悔やんだか皮肉った描写、現在の行政の意思決定プロセスを揶揄したり、やる気溢れる国家公務員の姿、これはゴジラ対日本の行政とかなり絞ったテーマだと映りました。
ゴジラ
>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.6

サメ大好きなものからすると、このロスト・バケーションは結構楽しめた。ホオジロザメのサイズ感は名作 ジョーズのそれに匹敵しており、実物見た事ないけど違和感なくデカいと思わせる事に成功してた。登場人物も少>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

リュック・ベッソンの映画の中では商業的にも成功している部類の作品。
残念ながら映画館で鑑賞していない作品であるが非常に面白かった。ジャン・レノがあの様な役も演じられるんだと妙に感心したりした記憶が。そ
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.6

メリル・ストリープもアン・ハサウェイも良い所出てると思うのだけど、こういうやる気系サクセス・コメディにピクルス的な味わいのあるのが、上品なゲイ的なキャラを演じた スタンリー・トゥッチ! なかなか、美味>>続きを読む

わたしは目撃者(1970年製作の映画)

3.0

ダリオ・アルジェントの初期作品でジャーロと呼ばれるスリラー作。
盲人の元新聞記者であるカール・マルデンによる推理劇、というか現役新聞記者のジェームズ・フランシスカスとのバディモノと言うのか、ストーリー
>>続きを読む

ウィークエンド・ラブ(1973年製作の映画)

3.8

ジョージ・シーガルと英国で政治家に転身したグレンダ・ジャクソンのコメディ。不倫を描いているのにアッケラカンとしたストーリー、セリフがいちいち皮肉めいていたりするのが良い。主題歌がとても印象的だったな。>>続きを読む

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

4.3

初見は日曜洋画劇場だったかな。
刑務所に居た設定なので刈り上げされたマックだけれども、女房も平手打ちしてしまうけど格好良い。
他の登場人物は殆どがカウボーイハットを被っている南西部での話しで仮釈放され
>>続きを読む

ファンタズム(1979年製作の映画)

3.2

中学生の時に大宮ハタシネマで『がんばれ!タブチくん』と同時上映で観に行ったと記憶。
最初から訳分からん展開で混乱。トールマン、シルバーボール?黄色い血に小人。悪夢的、カフカ的なストーリー。
しょぼい映
>>続きを読む

(1964年製作の映画)

3.6

同性愛を意識した部活モノ青春映画。カメラと黒塗りしたメークによる表情がギラギラ感を増して雰囲気は良かった。主人公に感情移入は流石に出来ず。武士の時代に生まれなかった悲劇なのか。
シング・ストリートを観
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

はじまりのうた、をレンタルで観賞して柄になく感激して、ジョン・カーニー監督の最新作という事で早速劇場で観賞して来ました。
埼玉では1館のみというのが信じられないし文化レベルが低いだ何だと悪態をつきなが
>>続きを読む

犬と私とダンナのカンケイ(2012年製作の映画)

2.9

犬が出てくるので楽しみにして観ましたが、犬は一つのアイコンになっているだけで、実際は家族や夫婦の有様を題材にした映画でした。
それでもローレンス・カスダン、ダイアン・キートン、ケヴィン・クライン、サム
>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.3

デイヴィッド・リンチの代表作の一本。これで主題歌を歌うボビー・ヴィントンのベスト盤を買ったっけ。
兎に角、オープニングの掴みの部分である親父が庭で倒れて、庭の虫をクローズアップ、見舞いの病院からの帰り
>>続きを読む

模倣犯(2002年製作の映画)

1.5

好きな作者の一人である宮部みゆき原作の映画化。久しぶりに再見。
原作中も悪ノリ感が余り好感を持ってなかったが、映画はそれを軽く凌駕して、全く駄目。
軽薄な音楽、思い付きとしか思えないカメラワークやニュ
>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

有楽町スバル座で観賞。当時、かなりハマった映画の一本。未来なのに未来っぽくなく、管理国家による装置の不具合と言うか調子の出ない事象によりテロリストに間違えられた小役人の物語。
日頃、無関心を装って生活
>>続きを読む

悪魔の凶暴パニック(1976年製作の映画)

3.6

中学生の時に大宮オリンピアでザ・ダークの二本立てで観賞。もはや、どちらの作品を観に行ったのか記憶にない。それでも本作は何度か観直している。なんとも珍妙な作品。
学生時代に生成された自主製造のクスリ、ブ
>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.6

ピーター・バラカンのポッパーズMTVで紹介されたのを観て早速観に行ったっけ。

奇妙なタイトル、調子の出ない登場人物によるチグハグな会話と噛み合わない行動。しかし、カッチョいいジョン・ルーリー、印象的
>>続きを読む