不穏な空気、嫌な感覚は、信じて早めに行動しようと改めて思えた、何かが枯渇していく作品。
いろんな感覚にヒリヒリと響き渡っていく作品でした。現代に漂う空気を吸い込みながら、静かに何かをじーっと見つめているような。
濱口監督の作品は、映画であることの確かさみたいなものを感じさせられる気がし>>続きを読む
気付いたら、荒木伸二監督の作り出す世界にするりと入り込んでしまう。タイムループの在り方と捉え方、進む度に何とも言えない感情が生れてくるのが不思議で新感覚。
静かに刻んでいく時間と物語に漂う空気に引き>>続きを読む
記憶と時間の紡ぎ方がやさしく心地よく、切ないけれどいい時間でした。そして、今村さんが撮る映像が素晴らしくて、めちゃ台湾に行きたくなった。
瑞々しくてキラキラした時間たちが、後半にぐっと活きてくる。シ>>続きを読む
時間の流れと関係とタイミング。穏やかに流れる時間のなかから見えてくる複雑な心の揺らぎ。再会してから会話を重ねた先に映し出されたラストシーンにとても心が掴まれました。
朝焼けが心に沁みます。
人間関係>>続きを読む
静かに隅々へと染み渡っていくような映画だった。そして、全部はわからないということへの心地よさも。今泉監督の作品はいつも会話に引き込まれるのですが、今回は真木よう子さんの"聞く"表情が印象に残った。>>続きを読む
そんな時代、とっくに過ぎてきたはずなのに、ぶり返しそうになった。私には到底持つことも触れることもできなかった物凄いエネルギーのようなものが描かれていた作品。とにかく岡山天音さんの芝居が芝居を越えた何か>>続きを読む
映画『夜明けのすべて』とてもとても良かったです。
あらゆるものへの向き合い方がとても丁寧でまっすぐに見つめている感じがした。人が居ること、人と関わること。生活をしている場所や街の映し方、スクリーンに映>>続きを読む
率直な映像と言葉と生き様が詰まっていました。きっと人それぞれ違うだろうけど、何かの気付きを感じられる映画だと思います。東出さんの周りにはいろんな人たちが集まってくる。その中で時々葛藤したり考えたりして>>続きを読む
解放とうねり。考えるほど、いろんな受け取りかたが生まれる作品。映像の豊かさ、色彩の面白さ、美術の迫力、音楽とタイミングなどセンスが満載。
音と構図にドキドキヒリヒリした……
コメディなのかシリアスなのか、どう観たらいいか戸惑ってしまいました。役者さんたちの気合いを感じました。
面白かったです。ロケーションもカメラワークも作品にビシッと決まっていた気がする。そして、安藤サクラさんの歩き方や走り方、ジャケットを羽織ったり帽子をかぶったりする仕草一つひとつに、徐々に見えてくるネリ>>続きを読む
沁みました。社会の見つめ方、台詞や動作に散りばめられたユーモアと皮肉がひしひしと響きました。あとやっぱりカウリスマキ監督の構図が好き。生活、労働、食事、戦争、ささやかな楽しみ、出会い、すれ違い、労働、>>続きを読む
前作でも感じたけど、加藤拓也監督は「人を描く」ということに関して凄く丁寧に積み重ねて魅せる方だなあと思った。(うまく言えないけど)言葉と動作の使い方とか時間の見せ方とか、セリフのタイミングとか言葉のチ>>続きを読む
終盤のプロムでの上映からロッカーのシーンで涙が止まらず。あんな表現すごい。カメラで映すということ、カメラが映し出すもの、その強さと確かさと複雑さを考えました。そして粋な終わり方。ポール・ダノのお芝居、>>続きを読む