ゆるゆるスライダーさんの映画レビュー・感想・評価

ゆるゆるスライダー

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サイエン 最後の戦い(2024年製作の映画)

3.0

困ったことに、特に欠点があるわけではなく、単純にすべての要素が面白くない。何もかも魅力的ではない。

予算の都合があるにしても、何の緊迫感もないアクションシーンがまずきつい。このクオリティならアクショ
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.4

無難といえば無難であるが、飛行機墜落までにそこそこ時間をかけていたので機内での戦闘があるのかと思いきや、本番は不時着してから。島編がメインである。

別にサバイバルになるわけでもなく、話が大きく広がっ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.4

映画愛の詰まったとても良心的な作品。どうやら監督の自伝的な作品らしく、そのあたりを理解したうえで観ればなおのこと良いのだと思う。

実話ベースなのでどうしても派手さはなく、魅力的な要素を名作へのオマー
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.2

ファン向け、もしくは子供たちが楽しめればきっと良い作品なのだろう。

退屈なシーンはないし、とっ散らかってもいない。逆にいえば、これといった冒険がない。アクセントはジム・キャリー演じる敵役任せになって
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.4

グロテスクなシーンで硬派なバイオレンスアクションにみせかけ、数箇所のシーン以外はむしろ緩くて大衆向け、中高生にウケそうなわかりやすいカッコよさの詰まった怪作。狙ったのではなく、ストーリーが甘すぎるので>>続きを読む

プレデターズ(2010年製作の映画)

3.2

『エイリアン』シリーズは試行錯誤しつつ常に新解釈の努力をしているのに対し、『プレデター』は良くも悪くもシリーズの面白さがどこにあるのかを研究することなく、ぼんやりとしたイメージのまま作っている感がある>>続きを読む

AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007年製作の映画)

3.0

暗い暗いと散々いわれているが、本当に画面が暗くてわかりづらい。
どれだけ暗いかというと、終盤になってつまらない原因が画面の暗さにあるとやっと気づくくらいである。つまり、あまりにも暗さがデフォルトになり
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プレデター2(1990年製作の映画)

3.4

一作目のサバイバルものからなぜか都会が舞台になったことで、変な殺人鬼と戦う映画と大差なくなった。

ではこの路線変更が失敗したかというと、そうでもない。ジャングルで戦うのは一作目で既に持て余していたの
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.2

この夫婦の関係性にどこまで親身になれるか。一度一歩引いてしまうと、だいぶかったるくなってしまう。

雰囲気は良い。そして、ほぼ雰囲気のみの作品。夫婦で映画について語るシーンはインテリというよりはインテ
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.6

しんみりする。派手なことは何も起きないし、何がどうなっているか説明は一切ない。紐解けばある程度解釈はできるが、すべて流れに身を任せるのもいいと思う。

失ったという事実を取り戻すのは、得たことになるの
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女優霊(1995年製作の映画)

3.1

ジャパニーズホラーの先駆けなのだろうし、歴史的な価値はあるはず。ムーブメントを作った功績はおおいに素晴らしいのだろう。

あまり面白くない、まったく怖くないというのは仕方ないこと。もう十分頑張った作品
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.3

今はすっかり断絶されたロシアであるが、ころころはこういった味わい深い映画を作る度量があったらしい。

とてもチープで暖かく、ダサさも含めて唯一無二の作品だった。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

極限状態の戦地を描くのは珍しくないが、本作はそれだけに留まらない。イラク戦争をこんなにも淡々と描く作品があったとは。

戦地とはいえ兵隊なりの日常がある。常に死と隣り合わせであることが当たり前とつい思
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.1

序盤、星空にバーンと人の顔が映るのがいかにもデビッド・リンチらしくて笑った。おっ、評判が悪いなりにリンチ作品としてちゃんと成り立っているじゃないか。

そう思ったのも束の間、どんどん出来の悪さがあふれ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.3

うーん、渋いし、良い映画っぽい雰囲気はあるし、きっと面白くなるんだろうな、と思っているうちに終わってしまった。

噛み締めるのではなく、この「面白そう」という感性を大事にする作品なのかもしれない。

プレデター(1987年製作の映画)

3.4

のちに『エイリアン』と肩を並べる作品になるとは、この時点では信じられない。アイディアやポテンシャルは認めるが、それは以後もシリーズが続いたことを知っているからいえることである。

何というとっ散らかっ
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.3

情けないダメダメ男って、結局絵になっちゃうよね。それはとても悲しいことでもあり、でもカッコよくみえてしまうのもまた事実。人の感情は複雑である。

『ヴァージン・スーサイズ』でもそうだったが、人はしばし
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劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

3.0

どうなんだろ、子供たちはこういう映画を楽しめるのだろうか。楽しめるのなら大人が内容にアレコレいうのは野暮である。

以下、野暮を承知の感想。
まったく面白くない。ストーリーは皆無。対象年齢がわからない
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.2

内容はさっぱり知らず、あの有名なピンヘッド目的で鑑賞。

すごい。気持ち悪い。ちゃんと不快である。今となってはチープにみえる映像表現かもしれないけれど、嫌だと感じるものは多少の年月では劣化しないのであ
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キカ(1993年製作の映画)

3.0

笑うべきなのか、困惑するべきなのか。ピンポイントではしっくりくるところもあるが、通して観ると何だかよくわからない。

一風変わったものが観たいなら、わりとオススメできるはず。

サイン(2002年製作の映画)

3.1

嫌いではないし、こういうことをやりたかったのだろうという気持ちもわかる。色々と目をつぶれば、多分良い話である。

でも面白くない。

ミステリーサークルが出てきたあたりの最序盤は何か起きるぞというわく
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.4

古き良き時代のクリスティのミステリを、ひねりを加えずにそのまま映像化した佳作。

これといって強調された要素がないため、地味で捉えどころのない作品になってしまったのは否めないが、観るものがないなら十分
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

マクドナルド創設の闇の部分、ってそういうことなのか…。こんな顛末で大企業になったのかと思うと何とも複雑な気分。

といっても、よく考えるとイヤーなビジネスものというより、不条理劇に近い。
あの兄弟はた
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.2

とりあえず赤井家を全員活躍させるノルマがあって、そこからどうにかこうにか逆算してシナリオを作ったのだろう。
パッチワークのように上手くいったか、ツギハギだらけと思うかで評価は変わってきそう。

お祭り
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.5

初期ならではの佳作。
蘭姉ちゃんの記憶喪失ネタを今やったら、思い出さなきゃいけないことが山積みでとてもじゃないが消化できないだろな。

名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

3.2

最近の作品の中で、これだけやけに点数が低いから気になっていた。なるほど、何となく納得してしまった。

怪盗キッドをメインにしてしまうと話を広げにくいのか、ストーリーにまとまりがない。ぶつ切りに感じられ
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ビリー・ウォルシュとデートする方法(2024年製作の映画)

3.2

決して悪いとはいえないが、何もかも予定調和で、どこかでみたことある既視感のある要素にあふれている。

電話をSNSに、メールをアプリに。ベタベタなラブコメを現在のモチーフに置き換えているのはいいが、は
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.5

どこを切り取っても独創性の強い映画。あまりに独特なのに、なぜか心地良い。退廃的ななかにも優しさがあるのだ。

寂しいラストかもしれないが、きっとあの瞬間には希望もあったと思う。

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.3

東京スカイツリー開業に沸き立っていた時期に、タイムリーな題材を持ってくるのはセンスが良い。10年近く経つと、当時の雰囲気を想像できてそれも楽しい。

『コナン』の原作もテレビアニメも詳しくはないのだが
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名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)(2013年製作の映画)

3.4

テコ入れ第1作。櫻井武晴氏を脚本に据えてちょっと大人向けに、というかミステリに欠かせない地味な要素を面白くしようとした意欲作。

地味さと大胆さをかけ備えているが、終盤の大味さは『相棒』や『科捜研の女
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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

3.3

地味。スケールは大きいし意外とえげつない犯人像であるが、あんまり盛り上がってこない。いくらでも派手にできる題材をあえたマイルドにしたのかもしれない

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.8

「不快な映画」として知られる一作。大体怖いだのグロいだのいわれる作品はいざ観てみると拍子抜けしてしまうが、この作品はちゃんと不快だった。すごいことである。

おそらく観ている人間によって感じかた、不快
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名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.4

ファンには(おそらく)刺さるであろう要素が入りまくっていると思われる、当時の作風の中ではお祭り作品。そこまでコナンについて詳しくないので、人気作品一位にしては大味な気がしてしまうのだが、外連味さを含め>>続きを読む

名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.3

怪盗キッドが登場するのでさぞや大味な展開になるのかと思いきや、横一線に容疑者が並ぶどちらかというと地味な作品。

「世紀末」という言葉が刺さる世代には、無難に楽しめるはず。今の子供たちにはややパンチ力
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.4

子供が楽しめることを前提で作っている作品だが、きちんと普遍的な要素を抽出しているため、意外にも古臭さは感じない。もちろん絵柄は今より洗練されていないが、気になることもない。ストーリーの大切さを思い知ら>>続きを読む

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.4

記念すべき一作目。むかーし金曜ロードショーで観た記憶があるが、完全にうろ覚え状態。今回は新鮮な気持ちで観られた。

まだまだレギュラーキャラクターも少なく、映画の雰囲気は洗練されていないが、話そのもの
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