たかさんの映画レビュー・感想・評価

たか

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

 モンスター・ヴァース5作目。面白いけど、シリーズ最低評価です。今までより怪獣の重厚感が薄く、何より走るゴジラは見たくなかったです。そして地下空洞は全てがキングサイズのため、コングのサイズ感が麻痺して>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

5.0

 モンスター・ヴァース4作目。いよいよゴジラとコングのコラボ、素直に面白かったです。髑髏島ドームや地底世界、そしてメカゴジラが圧巻でした。人間模様より怪獣描写など映像に重きを感じます。劇場で観れば良か>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

5.0

 モンスター・ヴァース3作目。「GODZILLA ゴジラ」は劇場で観ていたのですが、その続編となる本作は未鑑賞でした。いやー無条件で面白いです。怪獣オールスターズ!ここでコングやメカゴジラを出さないの>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.5

 モンスター・ヴァース2作目。主役はコングですが、髑髏島の様々な生物もインパクトが強くて圧巻でした。かなり残虐なシーンもあります。髑髏島はラピュタのように嵐に守られていて、まるでアバターのパンドラのよ>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

2.5

 内容があるような無いような作品です。確かに水道を止める仕事は、決して「ありがとう」とは言われない恨まれる仕事です。ただセールスと違って主導権は持っています。それがまた葛藤の根源なのかな?
 主人公の
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

5.0

 絶対絶命のピンチの連続、きっと何とかなると思いつつも、手に汗を握りました。そして助かって欲しいと応援したくなる作品です。葛藤の音羽先生が活躍しましたね。最後に自ら突っ込むシーンは圧巻でした。ドラマに>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

 クリストファー・ノーラン監督作品、日本人として原爆を向こう側の視点から見たかった、そしてアカデミー作品賞、この3つの理由で観ました。ただインセプションやテネットなど難解映画を解き明かすのは好きですが>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

 ScreenXで初鑑賞。サイドスクリーンの臨場感がとても良い!もう少し後ろの席で観れば全体が見通せたかも?そんな感じでこの作品は絶対劇場向けです。砂の海の美しさ、ウルトラ重機の迫力、いやいや全てが映>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

 夏秋編よりストーリー性があります。薄っぺらい人間。円と螺旋。人の悪口を言うのは、自分の中にもその要素があるから。そして同じ小森に住むにしても、逃げ込んで住むのと、覚悟を決めて住むことの違い。色々と考>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

 じっくりと雰囲気を楽しめました。ドキュメンタリーのような劇映画で、ストーリーにそれほど重要性はありません。橋本愛がフッと腹黒ユイちゃんの表情を見せるのも新鮮でした。とても素敵な生活ですが、一つ一つ手>>続きを読む

くじけないで(2013年製作の映画)

3.0

 柴田トヨさんの人生ストーリーです。過去を振り返る暇がないほど今に熱中して生きるのが一番かもしれないけど、生涯それを続けられるとは限りません。そんな時に人は思い出やノスタルジーにすがったりします。
 
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

 阪急電車で共演した芦田愛菜と宮本信子が再び共演です。あれは東日本大震災から数ヶ月経った頃で、仙台の映画館もようやく再開した頃だったと思います。芦田愛菜の成長を見ると、遠い昔のようです。
 この二人の
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.5

 被害者一人一人のそれぞれの人生をイメージできれば通り魔なんてできません。育った環境や親の教育と言っても、同じ境遇で真っ当に生きる人もいれば、あんな良いおばあちゃんの息子でもサイコパス系だったりするの>>続きを読む

ラスト・ホールド!(2017年製作の映画)

3.0

 ボルダー版「シコふんじゃった。」です。大会に教立大学が出場してたのは意図的?部員勧誘から始まり、最後は内定蹴って部に残るパターンはまるで焼き直し。「シコ〜」は個性豊かな部員が集まり面白かったのですが>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

 大沢たかお演じる王騎の包容感が心地よいです。王騎に「童信」と呼ばれてみたい!前半の嬴政の脱出劇は良い話だけど少し長く感じます。限られた上映時間をここに割きすぎたのは勿体ない。
 PART2はキリが良
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.5

 PART1より面白かったです。羌瘣の奇怪な戦い方、将軍同士の一つ上の関係も良き。伍長、百人将、千人将のシステムも興味深く、伍兵視点で楽しめました。

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

 原作は未読なので、相関図で少し事前勉強しました。戦国映画としてはリアリティに欠けますが、その分軽い感じで観ることができました。吹き矢の使い手やトロールみたいな巨漢など、フィクション要素も良いです。>>続きを読む

笠置ROCK!(2017年製作の映画)

4.0

 大場美和が映画に出ているとはビックリ!登るシーンは少なめですが貴重なものを見せて貰いました。女優としてはお飾りでセリフも棒読み、でもそれがまた新鮮でした。
 これは町おこし作品で、一般的な映画のクオ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

 難しくないと面白くない!人生は死ぬまでの暇つぶしみたいな軽さが、実は真髄を突いてます。組織の中で何かを成し遂げようとするなら、蛇となり鬼と化さなければなりません。社会は駆け引きと取り引きで成り立って>>続きを読む

スピードキューバーズ: 世界を見据えて(2020年製作の映画)

4.0

 私もなんちゃってキューバーなので、とても興味深く観ることができました。マックスは片時もキューブを離さずに常に回転させています。さすがトップキューバー、見習う所が多いです。マックスとフェリックスの関係>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

1995年上映
1995年鑑賞(1回目)
2024年鑑賞(数回目)

 言わずと知れた名作です。VHSやサントラCDも買ったくらいハマりました。久しぶりに改めて観てもやっぱり良いです。

鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽(2022年製作の映画)

3.5

 2018年に原作読了。太宰文学の実写化を完璧にできる訳ありませんが、雰囲気は感じ取ることができました。死んでいく人は美しく、生きていく人は醜い。鳩のように死ぬか、蛇のように生きるか、この2択を突きつ>>続きを読む

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.5

 2018年に原作読了。細かい所は覚えていませんが、原作よりかなりドロドロ感が抜けています。そして他の作品が紛れ込んでいるようですが、核心は抑えていると思います。殆どの読者が主人公の大谷を太宰治と重ね>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

 近年のアカデミー作品賞の中で飛び抜けた作品だと思います。ルビーはどこを取っても魅力的ですね。エミリア・ジョーンズと言う女優も素敵です。だからこそ応援したくなるし、そのため家族の彼女に対する依存がかな>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

 なんだろう?余韻が重いです。トランスジェンダー凪沙の苦悩だけでなく、育児放棄された一果、バレエの道を絶たれたりん、きっと皆自分を偽らずに生きようとしたのですね。世の中どうしようもない事はありますが、>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

 ノスタルジーに浸れる作品です。サイコパスが牛耳る弱肉強食の子供社会、私もあんな理不尽な環境でよく生き延びれたなと思う反面、懐かしく感じるから不思議です。
 「かわいい子には旅をさせよ」ですね。そんな
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

4.0

 天海祐希がお金にネガティブな感情を持っている前半は、お金に関するあらゆる災いが次から次へと訪れます。そしてその感情が変化するに連れて、お金も立ち振る舞いを変えて来ます。でも天海祐希に感情移入できない>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

 有名なタイムループ映画です。主人公はループを繰り返しながら成長、更生して行きます。妄想ですが、ループの原因は近年稀に見るサイコパスを神が危惧したから?逆にリタは神も認める天使、だからリタが認めない限>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

3.5

 現世に課題を残した浮遊霊たちが、幽界で戸惑いながらも、徐々にお互いを思いやり協力して、課題をこなして行くストーリーです。時折我々の夢枕に立っているのは、幽界の人達が夢を利用して語りかけているのかもし>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

 タイムループものとしては地味な感じですが、すぐそこで起きている感覚があり、身近に感じられました。自分のことしか考えない、周りのことしか考えない、そんな部下と上司の対比が興味深かったです。
 結局、前
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エンディングノート(2011年製作の映画)

-

 性格は人それぞれなので、これが理想像には感じませんでした。こうあるべきと、死に関する立ち振る舞いで圧をかける文化は、多様性の時代と共に改められたらなと思います。ただ一人の人生の締めくくりとして、彼に>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

 50年前にウルグアイ機がアンデスに墜落、極寒の中、72日後に16人が生還すると言う実話です。間違いなく楽しい作品ではないのですが、絶対観とかなくちゃいけないと思い、頑張って観ました。
 人肉を頂くま
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

 まずは自由な梨花に度肝を抜かれます。彼女をわがままな尻軽女と思わせることで、ラストにかけての感動を演出しているのかもしれません。でもそう思ってしまった観衆は、自分がどれだけ色眼鏡で世の中を見ているか>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

 なんか凄い。想像力を掻き立てられる作品です。そしてポテンシャルを感じます。映画を観ても、蜜蜂と遠雷に込められた本当の意味がイメージできません。きっと原作を読めばもっと深い部分に触れられる気がします。>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

 とても大胆でアメリカ映画そのものです。そんな中でも一番近い人には告白できないのがいじらしいです。ロージーの娘を里子に出す計画を、両親が当たり前のようにアシストしているのが印象的でした。この寛容な文化>>続きを読む

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

4.0

 勉強になります。レビューにそう口を揃えたように書かれていた理由がわかりました。人が一人死ぬって色々と面倒事が多いですね。死亡届を出せば、進化形マイナンバーで全ての処理が一瞬で済むようになれば助かりま>>続きを読む

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