2018年に起きたタイの少年サッカーチーム洞窟遭難の救助ドキュメンタリーで、フリーソロの監督作品です。想像以上に大規模で、多くの大人がぶつかり力を合わせ心を震わせた17日間の救助劇です。
小松菜奈/坂口健太郎共演の儚くもどかしく優しい物語です。先はどうであれ今は花束みたいな恋をして欲しいのですが、そんな単純なものではなく、時折涙腺が緩んでしまいます。我々はいかに小さな事で悩んでいるかを>>続きを読む
山田正彦さん舞台挨拶上映、これも常識の危うさを指摘、それに立ち向かう作品です。全ての根源は無知と無関心、そして既得権益への執着、人間である限り避けられません。子供達の未来のために!きれい事ではなく最優>>続きを読む
一世を風靡した初代メンバーの孫達が活躍、正統な続編でノスタルジー満載、加えて内容もしっかりしています。代々ゴーストバスターズを続けても、ゴーストは封印するだけで殺せないので、続編は作り放題かも?
昨年観た「花束みたいな恋をした」とダブりました。思い出だけに浸るようになったら終わりですが、過去の恋愛をふっと思い出す瞬間って何気に幸せかもしれません。庶民的な等身大のスケールが感情移入しやすい理由で>>続きを読む
もっとリアリティを求めていたのですが、ここまでコメディ要素が強いとは!でも大臣同士のやり取りや政府発表の裏側なんて、真実よりもご都合主義という意味でリアルです。どの立場にも立ちたくない大人の嘘の付き合>>続きを読む
外交や領土問題なんて全てホームカントリーファーストですが、得てして末端の住民にとっては、その真逆のシワ寄せが来るものです。ソ連崩壊もありますが、美しい国後島が、見るに無惨な姿になっています。組織の愚か>>続きを読む
クリント・イーストウッド健在、いつもながら大人らしからぬ立ち振る舞いが、逆に少年や周囲に受け入れられる気がします。大人の陰陽を感じつつの少年の葛藤、しかし最後はそれを踏まえて進路を決断します。見応えの>>続きを読む
もはや孤高のスパイダーマンではありませんが、長年スパイダーマンを観続けてきたご褒美とも言える作品です。マルチバースが肝、憂いと希望を感じさせる最後は良き。これでいよいよスパイダーマン卒業かな?
纏まりがあってワクワク観れる作品です。乙骨憂太は声優だけでなくキャラも碇シンジそのもの、彼の成長も見所の一つ、本編にも欲しい呪術師です。お馴染みメンバーの活躍も魅力ですが、本編を知らなくても十分に楽し>>続きを読む
大人のマトリックスな感じで、懐かしさあり意外性あり、どっぷり楽しめました。過去作が対立なら、本作は共存の第一歩かな。そして勝手に融合たる続編を期待しています。そもそも私がいる世界は現実なのだろうか?
自律神経失調症の夫とキタキツネが好きな妻、夫はランにより自分が生きている実感を得ていたのかも?自分の心を大切に守りながら生きても、他者がそれを認めてくれなければ独りぼっちです。それは病であっても関係な>>続きを読む
当時の京都は地獄絵図でありながら、そこに命を賭けた青春模様もあり、次の時代への不安と期待が交錯していたと思います。桜田門外の変から函館戦争までの壮大なドラマをこの時間に収めるのは無理な話ですが、その雰>>続きを読む
私が幼児の頃に太平洋戦争から帰還、小野田さんは気になる存在です。映画や本では真実の深い所を知る事ができません。彼や彼の人生を勝手にイメージして、自分に取り入れるのみです。でも生前にお話ししたい方でした>>続きを読む
ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンド、それが最大の見所です。驚くべき展開はないものの、古き良き映画を観ている心地よさがありました。人は存在するだけでなく生きるべき、無駄に過ごしてはならない!
ミステリーとしては捻りが少ないですが、杓子定規な社会と人間に対する憤りを感じる作品です。モネがあんな事をするとは!俳優も舞台も『おかえりモネ』と被っているので、仙台人としては別の角度からの楽しみもあり>>続きを読む
程度の差はあれ、国や組織や個人でさえも巧妙に嘘をつく人の世、北朝鮮に渡った姉の向こうの家族さえ偽装と疑ってしまいます。そして遠くの家族や墓への拘りは、近くにある幸せの芽を摘んでいると感じました。
気楽に観られる作品です。立場と優先するものが異なる刑事とホテルマン、お互い職業に忠実な思考を持ち行動するも、人間の本質的なものは同じ領域にあると感じました。人はいつまで道徳から離れた異空間が必要なのだ>>続きを読む
村上春樹のエッセンスをしんみりと感じました。きっとマイ・カーとは自分の心?何かを引きずっている家福の心、貫禄さえ感じるみさきの寡黙さ、お互い一人では解けなかった過去を、二人は会話と空気を通して紐解いて>>続きを読む
これぞミニシアター系と言える大傑作、南相馬に実在した老舗の映画館を立て直す話です。震災やコロナや人間関係、全て正とも負とも捉えられます。高校時代から負の経験が続いた女性が、周囲を巻き込み引っ張る姿は圧>>続きを読む
台湾の二・二八から李登輝総統誕生までの長い戒厳令下、我ら犬の立場としても他人事ではありません。そんな時代をゲームで描ける現代は平和です。ゲーム原作とは言え、虐げられた人々の悪夢がリアルに伝ってくる怖い>>続きを読む
1945夏、絶対的な国家の法令下において、自分なりの正しさを模索する姿は、今の時代もまるで変わりません。そんな中、短絡的に法令や世論に染まらず、戦後を考えて行動を決める、そんな洞察力のある人間になりた>>続きを読む
心が優しくなる作品です。怒って当然な事なんて世の中にはないのかも?人を言葉尻や一つの行動だけで全否定する社会、もっとその人の知られざる背景を尊重したいものです。カットとカットの間にいるシネマの神様、会>>続きを読む
悩み多き女子高生を描くも、優しい岩木山おろしのためか、爽やかな仲間に囲まれて、穏やかに事が運びます。解読不能な津軽弁も多いのですが、きっとストーリーに関わらないBGM的なものです。津軽人の持つ頑固さと>>続きを読む
時空を超える系はイイですね。古きハリウッド映画のオマージュっぽい描写、冷凍睡眠やタイムマシン、人間味あるヒューマノイド、近未来、重厚感がなく軽いノリで楽しめます。ラスト、最高のサプライズがあります。
五輪は冬季の方が好きです。終盤まで負の感情が優勢ですが、テストジャンパーがメダルをかけたジャンプをする状況から涙です。特攻隊とダブる考えやシーンもありますが、あの長野の秘話、観る価値があります。
逆襲のシャアから12年、正統な続編は緊張感が違います。政権は少し続くと堕落するもの、反政府軍の誕生は人の世の常です。落ち着きと大胆さを合わせ持つハサウェイ、ニュータイプなのか!?3部作楽しみです
人間の心の闇がオンパレードの嫌いなタイプの作品です。ユカの偽りの言動は、承認欲求なのだけど、描かれてない過去を知らない限り消化不良です。爽やかな作品は偽りで、人間界は苦である真実を表している作品とも言>>続きを読む
母の愛は海よりも深いことが痛いほど伝わって来ました。でもそれが子に伝わらない時は大人に変えるべき現状がある気がします。石橋ユウを子に持つ3人の母親が普通に行き着く崖っぷち、落ちるか否かは紙一重です。か>>続きを読む
答えのない在宅医療の世界、特に宗教を持たない日本人は、死を間近にならないと考えないため、死生観をにわか仕込みで作ろうとして苦しむ気がします。それでも、豪華キャストによる心温まるストーリーは、涙なしには>>続きを読む
生き続ければ思い出は積み重なり、その思い出の人達は先立って行きます。記憶は場所や物に染み込むもの、だからこの家を売ると思い出に浸れなくなると憂う絹子、そんな彼女の心とその変化を、見事な椿の庭と共に静か>>続きを読む
前作より劣るものの安定の品質です。赤井の放つ弾丸など、推理よりも演出で盛り上がってます。そして華々しいWSGやリニアを、どこか東京五輪とダブらせて観てました。華々しく持ち上げられたものほど脆いものです>>続きを読む
ルナナ村では「先生は未来に触れることができる」から、誰からも尊敬されています。先生に限らず、学びは未来を予見するためのものだと改めて気づかされました。村の生活で、都会の若い先生の心がどんどん変化する様>>続きを読む
ノマド的な生き方は憧れますが、主人公は思い出に縛られ過ぎての放浪、そんな彼女からは淋しさしか感じません。ただ例え屋根の下で暮らしていても、人の心と言うものは、決して一か所に落ち着くことなく放浪するもの>>続きを読む
下北沢の人間模様を通して、会話の中に色んなものを垣間見ました。気遣いや謙虚さ、煮え切らず話が収束しないどこか身に覚えのある展開、絶妙な間、男女の友情、そして強引な人がいなかったお蔭か、全てが温かく愛お>>続きを読む
モンゴルの草原はいつまでも日本人の憧れかもしれません。セリフが少ないので勝手に妄想できる自由があります。モンゴル人同士の阿吽の呼吸も心地よいです。モンゴルと日本はお互いに補完し合える大事な間柄だなと思>>続きを読む