ゆういちさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

-

インセルへの批判がテーマではあるが複雑な厳しさと赦しがあったように思えた。「ドント・ウォーリー・ダーリン」は呪いでもあり男女がお互いのパートナーに向けた愛のことばだったのかも。それにしても立ってるだけ>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

-

地域の経済格差、フェミニズムなど現代的な問題が表面的にちりばめられてはいるが中身としてはオーソドックスなホラー映画。

はめられてRoad to Love(2016年製作の映画)

-

人間はみんなハメてハメられ。オリジナルビデオで好き勝手やってた頃の三池崇史を思い出すパワーと才気。監督はこのまま小さくまとまらずワンパクに育ってほしい。

テリファー(2016年製作の映画)

-

全ての登場人物に無駄でダルい掘り下げもなく、ただただ無慈悲で残酷な死と暴力が生み出す恐怖が純粋に描かれる傑作ホラー。続編が楽しみ。

ポゼッサー(2020年製作の映画)

-

後半ちょっと眠くなったけど内面世界の描写に「鉄男」に通じるDIY感があって好き。善悪の彼岸を越えた先に行ってしまう感じも良き。帰りの電車で「おう!今から行ったるからな!そこで待っとけ!」と電話口で喧嘩>>続きを読む

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

-

セレブの細胞やウィルスが売買される病んだ世界観とウィルスにそれぞれの「顔」があり、それを改変することによってコピーガードを掛けるという設定が面白かったし、ひと席あいて座ったオジサンが自分との間にある席>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

-

すギョい映画でした。いっぱい笑って目からいっぱい塩水が出ました。岸壁から海に飛び込んだ「のん」が出世魚のごとく「あまちゃん」のテーマと共に「能年玲奈」になって海から上がってきたら感動のあまり腰が抜けて>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

-

人間が知ることのできる「自然」なんてほんの一部でしかない。都会に疲れたから田舎で動物さんたちと楽しく自給自足の生活をするなんていう甘すぎる夢を打ち砕いてくれる真のエコ映画。「さかなのこ」と共に動物の子>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

-

2022年の今、観ることにより2000年代初頭の空気の不穏さが加わってコクが増す。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

ナニこれ?!→コワーい→よっしゃー!の映画を観ていて一番気持よい三段論法を素直に感じられる怪作であり快作。観た後に映画史において疎外されてきた我々を含む有色人種の立場に思いを馳せる。画郭が全編開きっぱ>>続きを読む

呪いの館(1966年製作の映画)

-

ホラー映画秘宝まつり2022

ツッコミ不要のヌケ感たっぷりイタリアンホラー。内容はともかく全カットのキマリ方がスゴイ。照明の大事さを改めて実感。メリッサ役の男の子が女装姿を監督にイジられてから現場で
>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

-

プレデターさんソロでひっそり狩りに来てるだけなのに勝手に追跡されてヒドい目にあわされて可哀想。シリーズ通して何百年も経っているのに武器にID認証をつけなったせいでやられることが多いので武器開発担当のプ>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

-

プレデター犬かわいい。「楽しみで人間狩りを行っているのに何で捕食者って名前なんだよ!」というメタ的な突込みを加えつつ、ほとんどMCUのキャラぐらいの身体能力をもったPTSD持ちの元兵士たちがスピーディ>>続きを読む

プレデターズ(2010年製作の映画)

-

プレデターは狩猟本能を高めるために常に獲物を連れてきて宇宙の片隅で戦い合っていますというラクな設定に胡坐をかいて、薄いキャラ描写で繰り広げられるバトロワ展開。ヤクザと対等に斬り合うプレデターとか誰が観>>続きを読む

プレデター2(1990年製作の映画)

-

昔TVでよく放送してたのにつまらなそうだったのでスルー。初めて観たら予感は当たっていた。前作はしっかりしていたプレデターの行動原理が分からな過ぎてイライラ。

プレデター(1987年製作の映画)

-

TVで放送している頃によく観ていたが久し振りに再見。

女神の継承(2021年製作の映画)

-

「哭声」のスピンオフという触れ込みだったが、実際はジャンプスケアたっぷりのユルいB級モキュメンタリーホラー。期待値が上がり過ぎて肩透かし。フェスに行けない代わりに爆アガリのハイテンション儀式に参加でき>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

-

ちょっと豪華になった「ほんとにあった呪いのビデオ」それ以下でもそれ以上でも無し。恐怖演出もインターネットのFLASH映像やいわゆる「ハス画像」などの連続で斬新さゼロ。
あとPOVホラー作劇の根本的な問
>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

-

狂った日常を淡々と描く山本直樹原作の世界を奇抜な演出に逃げることなく真正面から挑んだ監督と俳優陣。無人島に三人というシュチュエーションの為、邦画特有のチープさが回避。企画の勝利でもあったのかも。スコー>>続きを読む

クルシメさん(1998年製作の映画)

-

DVD「愛の井口昇劇場」収録

どんなにチープな撮影環境でも、突拍子もない演出でも確実にエモーショナルな「映画」に作り上げる監督の技術を越えた不思議。今ではなかなか見られなくなったヘタウマを越える女優
>>続きを読む

わびしゃび(1988年製作の映画)

-

DVD「愛の井口昇劇場」収録

早回しや突然の音が消える演出も実は8mmカメラの電池がなくなっていたり、フィルムセットの間違いによる偶然だったらしい。この頃から映画の神様に何故か好かれる井口監督。
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

-

牛丼食べに行ったら牛肉だけ大盛りサービスされた感じ。満腹にはなるが演出という味付けがあっさりしすぎ。

とは言え、隣の席に内容を知らされずに連れてこられた女の子と、その彼氏のカップル。後ろの席に始まる
>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

-

予告観たときの印象そのまま。期待には応えたけど越えてはこなかった。前作に比べ、画ではなく台詞で笑わせようという演出だった為か大作アクション映画というより、むしろラブコメの感触。いざという時の決め台詞は>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

-

突然登場したよくわからない種族のよくわからない物質に、よくわからない空間で感染してしまった元カノを救うため、よくわからない作戦で戦いを挑む・・・って書いてる時点で話を半分ぐらい忘れていることに気づく。>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

-

目に見えるコワさでなく、あれ?なんか見えた?聞こえた?という想像力で怖がらせる系のホラー。土地の因縁話で登場する人名を追うのに脳を使ってしまい怖さを忘れる。どんなに強い呪いが襲い掛かろうと元気な平山さ>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

-

最初は70年代スラッシャー/ホラーの再現かと思ったら、途中から「恐怖」の質が変わってくるコワさのミルフィーユ構造。エンドロールのキャスト見てエ~ッてなるやつ。三部作決定済み。次作は恐怖の風と共に去りぬ>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

-

ジュブナイルホラー。妹そして「少年たち」との友情が熱い。あのヌンチャクアクションはブルース・リーリスペクトか?「X」と共に1970年代ホラーはしご鑑賞。

エルヴィス(2022年製作の映画)

-

心がざわつくこんな日は、音楽映画でも観て癒されそうと思ったら、興行とスターの光と闇が描かれた悪夢のようにグッタリする3時間。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

-

会社帰りの疲れた頭で観るのにはピッタリのぼんやり映画

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

-

10年以上ぶりに見返し。湿度の高い夜に見たせいか怖さ五割増。黒沢清作品の役所広司はどの役でも同じような格好をしている。