Okanoriさんの映画レビュー・感想・評価

Okanori

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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

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杉並区は職場でもあるので、件の区長選も投票権はなかったがハラハラと見守っていた事を思い出す。

そもそもどうやって候補者が立候補し、どう選挙対策されていくのかを(各々の感情面含めて)具体的に見られたの
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異人たち(2023年製作の映画)

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いや〜本当に何と言ったらいいんだ、めちゃめちゃ油断してたらすっごくよかったんだ

全く言語化できる気がしないが、押し流されるように気持ちを連れて行かれていつのまにか肩まで浸かっていて、ものすごく動揺し
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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FLEEと同様に(かつ日本でこそ)もっと話題になりたくさん観られるべき映画だと思う。

成功したオタク(2021年製作の映画)

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やっと観られた……!!!イメージフォーラムがごった返すほど混んでいた。

想像していたよりも監督自身や友人たち、協力を申し出た人など“ファンダム”としての集団ではなく1人1人の個人と語り合う私的な内容
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

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ほんとなんて言ったらいいのかわからんのだけどとっても面白かった……カウリスマキの後ろ向きなユーモア好きだな

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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なんか…………1観てた頃はまだ無邪気だったよね……みたいな後ろ向きな気持ちに。観る前からなんとなく分かってた事だったけどもう自分は創作でまで戦争の話聞きたくなくなってしまったんだと思う。
予告にも使わ
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私が女になった日(2000年製作の映画)

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今年もイスラーム映画祭で。語りすぎないシンプルな3本立てが観やすくてとても面白かった!

9歳になった途端に友達の男の子と話す事も許されなくなる女の子も
「悪魔の乗り物だ」「家族に恥をかかせるな」と自
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MY SHINee WORLD(2023年製作の映画)

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割と楽しみにしていたけど9割ライブ映像なので歴浅のオタクとしても「もう観た〜」という部分が多く編集も緩慢で流石にちょっと寝た……

なので逆に考え事が捗ったというか、アイドルという職業につく人たちの権
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私は今も、密かに煙草を吸っている(2016年製作の映画)

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1995年、内戦が激しかった頃のアルジェリアが舞台
イスラム文化のことはまだまだ知らない事も理解しきれない事も沢山あるけど、「時の権力者によって、何が是とされ何が罪とされるかを書き換えられる」という状
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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すごく…よかった……



最初こんなに豹変するわけでも無かろうと思ったけど、自分の内面だからグラデーションを感じられるだけで、表出する部分だけ見たらこんな感じなのかもな…と客観視できた。

怒りや苛
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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ゲームでは、勝てば花吹雪が舞って笑顔で万事解決、めでたしめでたし!と終えられるけど、真実のためにすべてが大衆の目に詳らかにされた生活、に戻る事は出来るんだろうか。

めちゃめちゃ当然の事ではあるんだけ
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

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フレディマーキュリーの姿勢のまっすぐさになぜか励まされた……胸を開くの大事よね

改めて変な構成の曲が多くて楽しいな〜!やっぱりKiller Queen が好きです

ガザ・サーフ・クラブ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「希望なんてどこを探したらあるんだ?教えて欲しいもんだよ」と淡々とカメラに語りかける漁師の目が、撮影者たちと私たちに訴える。

サーフボードをガザにも輸入したい、と志すイブラヒムさんがハワイに行って(
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Here(2023年製作の映画)

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音がやっぱり素晴らしいし、森や庭園や草むらの撮り方もすごくよかった……というか、部屋や台所のカットもやたらと美しかったな……

主演2人のスタイリング含めた“姿”も美しく見応えがあり、一体何者たちなん
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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ダンスのうまい人は足の裏の使い方がうまい、という話を冒頭のデヴィッド・バーンの足さばきを見て思い出した。

舞台に不在のコーラスや演奏中の搬入、背後に置かれた大道具類、全体を照らす照明(+袖で動き回る
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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観客みんなで一夜を過ごす夜行バスみたいな映画だった。深夜独特の無言の連帯感みたいな…。たまに挟まれる音の飛躍もよかった。

ミラー、監視カメラ、夜の窓などの色々な「映すもの」が取り入れられた事もGho
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VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

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なんか勘で観に行ったがよかった。

「外国版のキモいナウシカ」とか言われているが、そんな陳腐な事言って楽してないで機械のディテールの奇妙さとか植物の変異の設定とかにもっと注目して欲しい。あそこまで生態
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とても奇妙でそれがよかった!特に音と色合いと扉アニメとエンドロールが最高〜

追記:それぞれの男たちに、自分のした事がそのまま返っていく事でやっとその暴力性に気付く、という展開を毎回きっちりやっていて
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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正直スルーしようとしていたところを、普段から信用している人たちの勧めで観た。観られてよかった…!子どもを飢えで泣かせたくない。

自然物の描写がすごく美しかったのだが、Production I.G、ス
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サムサラ(2023年製作の映画)

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本当にたまたまタイミングが合い、しかも曖昧な「気になってた気がする…?」という予感だけで観た。が、観られてよかった。

あまりに画が美しいのでそこだけでうっかりいい気分になりそうなところを、言葉が繋ぎ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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劇場を出るときに「銭湯に浸かった後のようにほかほかしている」と後ろの男の子たちが話していて、一瞬そうか?と思いかけたが、確かに寒空に出てまだぬくもりが残る感じが温泉ではなく銭湯なのかもしれない。

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ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

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森林破壊を推進していたブラジル大統領が選挙で負け、政権が変わってからアマゾン熱帯雨林の森林破壊が減少、それが地球の気候変動に大きく関わる分岐点だった…と知った。

という事を踏まえると、この「森を守る
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

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夫婦の、外から見ると唐突に見える感情変化が人間的で面白かった

妊娠出産を経験した人の感想を聞きたい映画だ

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

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これも、よかった…!

怒ったり泣いたり沈んだりしている子どもたちに、感情で応えるのではなく「何を感じてる?」と整理を促す方法は、今すぐに自分も身につけたいものだな…と思いながら羨ましく見た。
何より
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

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すごく、よかった……
詳細には語られずとも、ずっと底の方にある緊張感を感じながら、それでも日常にある普遍の愛おしさが描かれていた
そしてこの先は『FLEE』にも重ねられる道なのかもしれない

もちろん
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

見逃したかと思ったけどギリギリ見られた……

「女に生まれたってだけで…」から始まる独白は、始まり方はBarbieでも語られていた”女性というものにかかる圧力”の話だったけど、「女に生まれると家で迷惑
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

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オープニングの最高の皮肉ソングからサイコー🐬🐬🐬

それがもはや全然笑えない状況なのはサイテー

陰気なロボが本当に本当に笑える

バービー(2023年製作の映画)

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1番しんどかったシーンが自分の問題なんだろうなと思ってまだ考えている

全然関係ないんだけど、昔付き合うか付き合わないかくらいの奴に「髪を伸ばしてほしい」って言われた時、即「私の髪型は私が決めるよ!」
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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おもしろかった〜やりたい放題でいいぞいいぞ!と思いながら観た

人によって見えるものが違う箱庭をみんなで囲んであれこれ言ってるから語りようがないのもすごくいい

同じ時代に生きる巨匠の、過去作もほとん
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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た・の・し・す・ぎ!!!

グラフィックがず〜っと美しくて目がバリバリになった。

ふくらはぎの形とか背中の凹凸とかボディラインの造形が良すぎて飛び回れば飛び回るほどサイコーだったな

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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ちょっとまだ感想が生まれない………

自分たちが小学生の頃に家族で旅行した時、父がICレコーダーで録音していた道中の会話を大人になってから聞いた時のことを思い出した

DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

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犬と暮らしてたから普通に泣いちゃった…犬の飼い主への関係性って本当に強いからこそ、人間の都合のいいように扱っていないか?ということをこういう映画観るたびに意識する。
ドウェインジョンソンがこのわんこの
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を観た直後に観て、前者がサイコーに好きだったので、うう〜ん……となってしまった……ずっとグチャグチャのドロドロで血液と内臓感たっぷりだし、研究者とモンスターの造形とか>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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色々な意味でアクロバティック過ぎる彼女たちが、恐怖と支配の元凶をぶっ殺しまくる痛快さ!戦闘中の「髪ゴムいる?」とか「女子会みたくない?」とか最高だったな……ラスボスの倒し方も、手段含めて「1人の女性と>>続きを読む

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