Okanoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Okanori

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インセプション(2010年製作の映画)

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実はレオ様に萌えがない私……でもマリオン・コティヤールが超怖くてよかった。
ノーラン監督のSFはいつも図解付けてくれ〜!と言いたくなる複雑さ。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

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ものすごくよかった……!旅の飛行機で観たことも、寝台列車という舞台にも合っていたと思う。

マジで最悪の出会い方をしたのに(私ならこの時点で絶対逃げ出して即帰ってる)こんなにもチャーミングな関係がある
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

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フランスに養子に出されてフランス人として育った(でも本当の両親は韓国人)フレデリックがふらっと来た韓国で自分の生物学上の両親を探す長い旅に出る…という映画。

英語字幕で観たのでAdoptedがどうい
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

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まだ出来上がる前の作品を把握し抽出する、という作業の感じをもっと理解したい………と観ている間に終わってしまった

当たり前の事かもしれないが、あれだけの量の作曲をしているのに、どの曲のフレーズも的確に
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

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面白かった〜!王道物語と分かっていても胸熱く燃えたぎってしまう……
実写と見紛う風景にキャラクターが浮かないのもすごい。視界が悪そうで手も塞がってるのに、本当にこんな足場を軽々跳び回れるのか…?と思っ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

③を観て何も覚えてなかったので復習。
そもそも彼らがどうやって出会ったのかをすべて忘れていたので……

最悪なんだけどロナンもまた、故郷を苦しめた星(善良に見えるザンダー)への復讐を誓ってこうなったわ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1と2の記憶がかなり遠ざかっていて、全ての関係性を思い出し切れていないまま観たけど、それでもめちゃくちゃ楽しかった!

追い込まれた状況で生まれた「闘いに役立つ能力がなければいる意味はないのか?」とい
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PascaLs しあわせのようなもの(2023年製作の映画)

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自分は故人を偲ぶ感じがちゃんとは分からないけれど、こういう人だったよねえ、と笑い話をする場面がよかった

普通に聴いていると即興性が高そうに思えるパスカルズの演奏も、同じ曲を3回もやり直すのを聴くと、
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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上原ひろみさん監修なだけあって演奏シーンの音がとても良くて、バンドのライブ行きたくなった……

ただ、感動を表現するのに人間の涙に頼りすぎなのでは……と思った。ラストの演奏中に、音楽に没頭した表現とし
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愛より強い旅(2004年製作の映画)

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イスラーム映画祭8にて

ラテンのみなさんの歌って踊ってハイ解決!のエネルギーてすごいな…とはよく思うけれど、今回のそれはもっと上を行く事象が起きていて、そうか、そもそも音楽と踊りというものはそういう
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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噂通りの見事なハの字眉毛。
しばらく戸惑っていたけど、自尊心と依存心の問題なのか……と思いながら見るとかなり他人事でもない。

もう最近何見ても今の世界の事を考えてしまうけど、選択肢が色々あるというこ
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パディントン(2014年製作の映画)

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テンポもいいしブラックジョークもあっておおらかでいい……

ニコールキッドマンのあのビジュアルとテナガザルの組み合わせ、『ライラ』だ…と思いながら見ていた

カラミティ(2020年製作の映画)

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「ロング・ウェイ・ノース」からさらに挑戦的な色彩感覚で、まずそれがすごい。影の表現であの彩度の青を使っても成立するものかね!?前作から引き続き、日向/日陰の色分けがとっても鮮やかなので注目ポイント。>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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評判を聞いて想像していたよりもかなり、エンタメ性のめちゃくちゃ高い”戦争映画”で衝撃を受けた。いや〜ビックリした!!
強く強く帝国支配への怒りが爆発していて、これイギリス人の人たちどういうノリで見るん
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

好きなものを語る喜びの万国共通さよ……!もうそれだけで握手!!

コミティア出展に尻込みする気持ちも
作家さんに出会わせてくれてありがとう…!って感謝する気持ちも
分かりすぎて沁み渡ったわよ……

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泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

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『イン・ザ・ハイツ』の時も思ったが、激昂→涙→歌って踊ってハイ解散!のエネルギッシュな流れすごすぎる。

日本人の自分から見ると「おい!いいのか!?」と思ってしまう展開しかないし、全員が全員、自分の意
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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小〜中学生の頃に何度も読んだあの試合が目の前で繰り広げられ、漫画や実際の試合映像ではよく分からなかった各種テクニックが、あ〜そういう事が起きてたのか!と腑に落ちまくる。

自分もあの体育館にいるようで
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

錯乱したタイムラインと生活への愛おしいまなざしが大きな動揺と悲しみを表していて、この構造自体が彼女なんだ、と思った
そういう意味で、全然分かりにくいものではないと思う

それにしても、
「アフター・ヤ
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

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登場人物たちの愛嬌があってちょっと笑える、いい具合の推理ものだった!
家で人とあれこれツッコミながら観るのが楽しい感じ

はりきりシアーシャ・ローナンさんがとにかくかわいい、チャーミングなコメディがう
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エルマーのぼうけん(2022年製作の映画)

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かなり王道冒険物語で、そんな話だっけ!?という脚色も多いけれど、シーンごとのカラーバランスや動物たちのキャラクターデザイン、特に水や風、光など目に見えないものの紋様的処理はカートゥーンサルーンならでは>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

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アピチャッポン監督作はいつも、視聴より体験、という感覚が強くなる

気圧の急降下と鼻炎薬の影響で朦朧とした頭で観た事が、余計に曖昧さを受け入れやすくなってベストコンディションだったように思う。『RRR
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All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

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何かが始まる予感や熱量を自分も少しは知っているはずなんだけど、やっぱり「良き時代」が羨ましくなってしまう。

濃密な量のビデオ、これ全部撮ってあったの本当に偉い!そもそもスケーターたちはビデオを撮るの
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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劇的な物語ではないけれど、ささやかでパーソナルな日常を見つめる作品が最近増えてきているのを感じていて、本当に本当に嬉しい。

人の記憶という、他人の日常なんだけど、それでもこんなにも愛着を感じるのはな
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N・P(2020年製作の映画)

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役者たちが一切声を発さず、しかし衣ずれや食器の音など環境音は残され、そこに字幕がつく、不思議なサイレント映画だった。

観に行く前にあわてて電子書籍を買って少し読んでみたら、本棚にはないけど一度どこか
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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ここ最近で観たものでもベスト級に好きだった………!!!

静けさがこの作品の中でとてもとても大切にされていて本当に居心地がよかった。

あまりの語りの少なさに物足りなさを感じる人もいるかもしれないけれ
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時の終わりまで(2018年製作の映画)

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イスラム映画祭2022で観た。

墓守が主人公なので墓地が何度も出てくるんだけど、草花がざわざわと茂っていて素朴でからりとしていて何度も見惚れた…
物語もテンポ良く分かりやすくて、ジットリ重い感じが無
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ロックン・ロール・サーカス(1996年製作の映画)

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豪華すぎる顔ぶれで超いい感じの規模のライブイベントやってる感じで、観客もスタッフも踊り狂ってるのがよかった……
冒頭のチャーリー・ワッツ可愛すぎて

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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寄り添う事や力になる事に立場や年齢は関係ない、というシーンがいつも良くて嬉し泣きしていた。全ての質問に「あなたはどう?」と返しているのもよかった…

相変わらず自分が子供を産める気は全くしないけど、そ
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ガッシャーブルーム 輝ける山(1985年製作の映画)

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雪崩や滑落の危険と隣合わせである登山家の、その内面に何が起こるか、を追おうとするドキュメンタリー。

淡々と話された、過酷な登山のパートナーに求める条件が「体力が自分と同程度であること。でないとどちら
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ウォダベ 太陽の牧夫たち(1989年製作の映画)

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フライヤーのビジュアルにも使われている、目を見開き歯を見せて笑う人たちを写真集などで何度か見たことがあり、動いている所が見てみたい…という好奇心から観た。




(下記ネタバレ含む)

その仕草は彼
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ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」(2021年製作の映画)

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久々のゲキシネ。
中村倫也の安倍晴明というだけでそりゃ観たいだろ!と思って観た。
いやはや野村萬斎(当時)にも劣らぬ狐顔よ…!声がよく響くので詠唱が映える映える……(確かに歌もすごい方なので歌も聴いて
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

5.0

いい映画だった………ビジュアルや広告のテキストからイメージした内容からは想像のつかない展開とそれによる余韻で、じっくりとそう思う。
なんかティーンのちょっとエモい思い出…的な感じ?と思って見たので余計
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

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もちろん本人にも寄り添って観てはいるんだけど、それ以上に自分が強く動揺したのは、
2人の姉たちや、冬の森の老婆や、咳き込む母や、警察車両に残された黒髪の女性だった。

過酷な状況を乗り越えるためにタフ
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レッド・サン(1971年製作の映画)

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いつのまにかテレビで流れていて「なぜミフネが荒野に………?」と気になりそのまま観てしまった。パッと見ても「あ!三船敏郎だ!」と思える顔面の強さ。

カウボーイと侍とインディアンが闘いまくる絵面が新鮮で
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

2.6

最近少しずつ自分の死に際を考えてしまうよね〜〜本当に……

本人的には地味で静かな、しかし強い目的のある旅で、関わる人たちもある程度ドライに、しかし少しずつ見守ったり必要そうな手助けはしつつ、余計な介
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