雑君さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.9

2023年11月 アマプラ スパイダーバースにビンビン食らってる漫画演出混じりのアクション&生きることへの讃歌メッセージが力強く迫ってくるたいへんおもしろすばらしい娯楽映画だった。のだが個人的に「家族>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

2023年11月 ネッフリ  冷静でストイックで内省的ですべてが計算づくに動けていると語り続ける殺し屋のトンデモ大失敗から始まる私怨まみれ保身逆ギレ劇 雰囲気は好きだが、ギャグなのか…?と思わんくもな>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.2

2,023年10月 ネッフリ  ブラピのバカ演技も光るが基本はコーエン兄弟お得意の全員愚か者 愚かと偶然が交錯し転げ落ちる 好きやー  このタイトルとユア・アイズ・オンリー(原題For your ey>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.6

2023年7月? アマプラ そういえば見たっけメモ キャラがいちいち「うん、なんかなんとなくイギリスっぽい」という納得が妙にあった 知らんけど。年寄りがガンガンいく話とは聞いていたが、まあなんか全員リ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.4

2023年 アマプラ300円 ディズニープラスにもってかれてアマプラ無料やネッフリにおいていつまで経っても配信されなかった「フリー・ガイ」だったが、ごく個人的事情でいうと期せずしてPS4セインツ・ロウ>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

2023年9月 アマプラ100円 「オールド」ではずいぶんとヘンテコに理屈をつけてくれて受け入れやすくて、あらまあシャマラン様もおかわりになりましたか?と思いきや本作はいつものヘンテコ節がばっちり決ま>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2023年 アマプラ プロとしても人としても道理の通らぬ選択と杜撰な行動で勝手に追い詰められて逆ギレする殺し屋のお話 現場に居合わせた子供と再会した殺し屋ママとにほだされゆさぶられひたすらグダるのが本>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

2023年9月 アマプラ 別の映画(「クリスマス・クロニクル」)と情報が頭の中でごっちゃになって、サンタ役はカート・ラッセルなのだと思いこんで見始め、わりとしばらくそうでないことに気づかなかった。若干>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

2023年9月 ネッフリ マルチバースって言葉がなんでもありなうちにやっちゃえ、って感じで「こうすればこうなる」というルールの見えないから騒ぎが最後まで続く。ギャグははまんないし観念的なお話も苦手なの>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

2023年8月 ネッフリ まあまあ血生臭い韓国バイオレンステイストはあれど、外国出張・凸凹バディな前半は(良い意味で)ライトめなジャッキー映画くらいの軽妙な空気。韓国に戻っての後半もマ・ドンソクが対峙>>続きを読む

ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.8

2023年8月 ネッフリ 「母という名の暗殺者」にがっかりし、「マザーズデイ」を最初の喧嘩シーンでそっ閉じし、すっかりああ何かおばさんが強くて男がおたおたするバイオレンスアクションのいいやつが見たいな>>続きを読む

ザ・マザー: 母という名の暗殺者(2023年製作の映画)

3.0

2023年8月 ネッフリ 特に後半母娘になってからのつまらなさとだらけた展開には目を見張った 何事ぞ 中南米カルテルらしき集団がアラスカで防寒具着てスノーモービルで追っかけてくるってずいぶんシュールで>>続きを読む

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.1

2023年8月 アマプラ シチュエーションスリラーを見始めるたびに、どうか地に足の付いたオチがありますように、と祈っているが、もちろん今作もそんなものは無かった。ノーヒントノー頭脳一本道脱出ゲーム。た>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

2023年8月 アシコタウンあしかが 画面の中で起きていることことごとくにさほど興味が持てず、ずーっと「ああ主人公が女の子だったらよかったのに」とか思いながら見ていた。「ここでは音を出しちゃだめなんだ>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.7

2023年8月 ネッフリ 世の全てにアクセスし何なら未来すらも予測するすーぱー量子コンピューターを巡るスパイ合戦という手垢まみれの題材で、それでも量子コンピューターのナビで動くエージェントというアクシ>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.9

2023年7月 ネッフリ ヒャッハーせず泣き言も言わず淡々粛々と荒事をこなしていく感じがいい まあそのわりにちょっと身内の犠牲や家族の問題にはナーバスなところもあって甘いんだかビターなんだか判別に困る>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

-

2023年7月 ネッフリ 30分残して離脱 今までハイローはさんざん楽しんできたが今回はアクションもお話も「ケンカ」以上の広がりもなく、キャラもないシュッとした兄ちゃんばかりでのヤンキー芝居合戦が延々>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

-

2023年7月 ネッフリ 30分残して離脱 なんかもう面白くなりそうな感じがしなかったので…

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.9

2023年7月 ネッフリ 車が空を飛びネオンきらめく未来ながら建物は中世風で騎士が闊歩する城郭都市という男の子が好きすぎて泡吹きそうな贅沢舞台設定アニメ 面白かった ちなみに世の親御さんたちが子供と一>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

2023年7月 アマプラ 何か困ってしまうくらい減点も無く突出も無い、ちゃんとしてるスラッシュホラー。ゴアよりきつしんどいものを見せられる時間が特色といえば特色か。ノーブラオーバーオールがずっと時代が>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.9

2023年7月 ネトフリ まあなんか青春友情モード切替スイッチは軽いわ大人(社会)はちょろいわでドラマとしての軽さはいかんともだけど喉越しスッキリジュブナイルとしては爽やかでよろしいのではないでしょう>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.1

2023年6月 小山シネマハーヴェストウォーク 一つの時間軸を視点を変えて繰り返すタイプ 広がり狭まりひっくり返り染みる感情と巧みに配された時間軸の伏線(隣から聞こえる不協和音とか)見ごたえの分厚さに>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

2023年6月 アマプラ 耳の聴こえない主人公なこともあり、劇伴もほぼ無く、ずっと静かなのがいい。あえて言うのも野暮なのだが、聴覚障害を「ハンディキャップ」「肩身が狭い」みたいな描写はほぼ無くて、そう>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

2023年5月 アマプラ 繊細でとてもよいおんなのこたちのおはなしだったのだが、この話を踏まえて劇場版のユーフォニアムの結果につながることを考えるとちょっとシビアな現実(フィクションだけど)も見えてし>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.0

2023年5月 アマプラ 一気にTVシリーズの1,2を見てその余韻も消えぬうちにささっとファンサのアンコール時間をいただいた。そんな気持ち。

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.7

2023年5月 ネッフリ ちょっとしたアクション映画を選んだつもりがアクションには特に見せ場のない、サスペンスの映画だった。警官殺しの犯人を捕まえるためにマンハッタンに架かる21の橋を夜明けまでのタイ>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

2023年4月 アマプラレンタル まあ、ふつう。もっとこう笑顔恐怖症を誘発させるぐらい違和感ある気味の悪い笑顔で攻めたててくる映画かと思ったらそんなでもなかった。現実に侵食してくる悪夢的ビジョンが、強>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

2023年4月 ネッフリ  ステイサム映画 タフで陰キャな男のスカッとしない復讐劇 景気よくキャラは退場していき、ガイ・リッチーというブランドに構えていたものの特に捻りも無くとびきり虚ろなステイサム臭>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

2023年4月 アシコタウン足利 うぉう、最高では。さすが原作者というべき貫禄の、ベストで大胆な切り抜きと視点。そんで最初に特報で見た時は、「えっこのCG…喧嘩稼業みてぇ…大丈夫なんコレ??」とか思っ>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2023年4月 アマプラ STILL DARKなどと不穏なタイトルをつけながらどこまでも暖かく、出てくる人物もいいやつばかりなので後半はどうか何も悪いことが起きませんように(でも起きるんでしょう?)、>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

2023年4月 ネッフリ Kindleの小説のセールでこれの原作の「あなたの人生の物語」を購入したので、読む前に見ておこうと思って見た。何となく、以前見たのではと思っていたが、どのシーンも全く見覚えが>>続きを読む

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.7

2023年4月 アマプラ 家族を殺されたとはいえ唐突に降って湧いたベッキーの極端で周到な暴力性には特に決着もつかず、まったくフワフワなままだった謎の鍵とかいう存在も含めて困惑する観客に「いやぁこれだけ>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.7

2023年4月 ネッフリ 10数年も職業殺し屋やってトップにいたくせに自分基準のキレイゴト規範を超えた案件を前にしてあっさりとすべてをガッタガタにして周りを破滅させる理不尽で身勝手で美学のないおばさん>>続きを読む