背徳に次ぐ背徳。ストーリー無茶苦茶エグいのに、ジャンプスケアに寄せた演出によって、むしろマイルドになっているという奇跡。そして、ラストの神父のやおら決め台詞には笑わせてもらいました。続編期待してます
根底に「フランスのアイディアをドイツがいっつも奪っていってるんやんけ！」という苛立ちがずっと充満していて草。国同士の関係を夫婦関係に投影しているのか？は分からないけれど、ヨーロッパ州に住む人たちにしか>>続きを読む
すごく上映時間が長いと聞いていたので、ミッドランドスクエアの朝７時台という狂った時間帯の回で観てきた。確かにへんな映画でしたが、正直イマイチ面白くなかった。まさか、あの隠し部屋の○○対○○のくだりが、>>続きを読む
シャマランにイトジュンを乗っけたような導入部は、久々に田舎の親類と囲む食卓のいたたまれなさ（原初的ホラー体験）を思い起こさせてワクワクしましたが、途中からちょっと設定が嘘っぽくなり過ぎてつらかったです>>続きを読む
自分や身内を正当化するのに、神を利用するズルさ。全編に渡ってその理不尽が延々と流し続けられるが、そんなものは詭弁であることを多くの日本人は既に肌で感じ取っているのではないか。
よって、私たちが敢えて>>続きを読む
ちっぽけな日本の片隅で、世界征服を目論む悪の組織との個人的な闘争こそが、仮面ライダーたる所以
NHKのメイキングも見ましたが、何とかカッコよく撮ろうとする取り巻きたちを悉く否定し孤立していく庵野監督の>>続きを読む
「食人」のような人類最大の禁忌であっても、果たしてマイノリティ迫害描写と旬の役者を起用すれば正当化できるのか？という、某番組の説立証企画みたいな、チャレンジングな映画でした。
結果、あんまり成功して>>続きを読む
果たして、後世に残るものを生み出さない人生なんぞに、意味なんてあるのか？
私自身、去年の１月に自分の父を亡くしてから、この映画で問われているような事をずっと考え続けている。風来坊で家庭を顧みなかった>>続きを読む
新海誠監督は、あんな顔して肝が据わっている。コマーシャリズムに溢れたトゥインクルな映像の裏側で、甘酸っぱい自己主張を目一杯やっている。あまり上手いとはいえないストーリーテーリングにいつもロックを感じる>>続きを読む
眠い。ヤンも話も全然動かないし、坂本龍一が渾身のレクイエムを奏でるので眠くなること請け合いですが、映像は滅茶苦茶美しいです。目と心の保養になりました。
何を生業としているかサッパリ分からないけど徹夜>>続きを読む
おっさんが全て悪くて、申し訳ございません。
クリスチャンベールの白塗りメイクが哀しさを誘いました。タイカワイティティ作品なのに何でこんな暗いの？
羊がたくさん出てくるせいか、とっても眠くなりました。
人間讃歌が滲みる、良い映画。アダちゃんも良かったけど、あのイジワルそうな猫が可愛かった。
素晴らしいプロットの映画だったけど、終盤に訪れるご説明の嵐で興醒め。全てを台詞で説明してしまうのは、２時間ドラマの弊害？最近の日本映画の、一番いけないところだと思う。
ミアゴスをカッコよく撮りつつシャープなエログロ観せまっせ的な部分はＡ２４のターゲット層へのアプローチが見え見えすぎて鼻につきつつも、前半の企画もの（社員が出演）みたいなエピソードは意外な爽やかさも感じ>>続きを読む
「マルコヴィッチの穴」みたいな変な作品なんだろうと想像していたら、もっとヘンテコでした。しかも、価値観が古臭い（ポリコレ的に）。だけど、その古さが牧歌的で、飲みに行っては健康とシモの話になってしまう私>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
浮遊体と思いきや、突如超音速で迫ってくるUFO動画が大好物なのですが、きっとジョーダンピールもそのクチなのでしょう。あの、４０人のシーンは満点。いつもの面倒くさいメタファー洪水も今回は概ね理にかなって>>続きを読む
「新たなる支配者」なんて煽りつつ、やっぱり、恐竜を勝手に蘇らせて、あかん！管理しきれへん！をひたすら繰り返す、もはや伝統芸能。
もちろん楽しかったですが、子供の頃に図鑑で見てた恐竜たちからの代替わり>>続きを読む
すごく眠くなる作品でしたが、見続けられたのは、やはり何か引っかかる部分があったからでしょう。オチもどっかで聞いた話ではありましたが意外性があり、ネットで盛り上がるのは解ります。
あれやこれやの事象が>>続きを読む
近年のホラー作品でも群を抜く面白さ。しっかり怖いし、ラストで失意のどん底に落とされるストーリーが秀逸。終盤のバグった阿鼻叫喚には、お盆にこんなの観てていいのか、とさすがに反省させられましたが、ド派手な>>続きを読む
コモディティ化とＣＧ化が進み、都合が良すぎるゾンビ映画ばかりが生み出されている昨今、その風潮に一石を投じる気概は十分。しかし、生真面目に連発するゴア描写が逆に恐怖を削いでしまっており、ストーリーも途中>>続きを読む
トンがる若者達を諭しながら、マブい女をゲットし、ついでに世界も救うという、日常に疲れたオッサン大満足の作品でした。スターウォーズに寄せてみたら、スターウォーズをうっかり凌駕してしまった感のある分厚い群>>続きを読む
イデ隊員の不在が、技術力激下がりの現代日本人を投影。そういうアイロニーは共有しつつも、折角のウルトラマン再定義が、オッサン製作者たちの思い出遊戯に終わってしまった所は残念でした。
小学校の夏休みの思>>続きを読む
生きてるうちに観られて良かったです。
やり過ぎなくらい難解なストーリーや、伝説的な幽霊の造形よりも、棺桶の横に電話が置いてあるというシチュエーションが一番恐いわ。
こんなナードな作品を超労力アニメーションで生み出してしまう我が日本は、やはり特殊な民族だと思い知らされました。あと、あやちゃんの扱いがあまりにも酷いと思う。
DAY0が良かった。広大な青空の下での少年野球。いっつも何か文句ありそうな顔してるエミリー・ブラントの幸せそうな表情に、何だかホッとさせられました。
途中からは、いつものゾンビ映画マナーなロードムー>>続きを読む
少女が小さな胸に秘めた「憎悪」の分身としての卵。そこから産まれたモンスターを「隠す」という子どもの部分と、「育てる」おとな（母性）な部分の葛藤表現が見事な思春期ホラー。
少女の母親がしでかす自己愛に>>続きを読む
子どもも大人と同じ一人の人間なんだよ、偉そうにすんじゃない！というSDGsなお説教を、メッチャ気持ちいいと感じてしまう大人たちに向けた映画。私も、ノーマン君のクリッとした笑顔に、しっかり癒されました。
金属との融合によるジェンダーの超越（たぶん）を、男女問わずの殺傷という分かりやすい表現で見せつけた前半は画期的。殺害手段の無機質さと、特殊メイクによる妊婦の裸体の生々しさの対比は、奇しくて、大変良かっ>>続きを読む
面白かったけど、古いな。スピルバーグがたまに繰り出す、なんで今、急にこれやるんだ映画の範疇ですかね。
若い男（肉体）たちがずっと不憫で、ラストには男女の序列が完全に逆転する無常。助演女優賞の人は、確>>続きを読む
「しょうがない」で済ませてきたことが、これまでの人生でどれだけあったろう、と彼らの戯言を聞きながら考えていた。ショートカットの彼女が言うように、人に言われたくはないセリフだけど、人に言われないと諦めが>>続きを読む
ジュブナイルのフリした、オッサン転がし映画。カーリーヘアでキメたヒロイックな眼鏡少女に、しっかりやられました。一言多い相棒と、プロポで動くラジコン、そして、ゴーザの角刈り。
ストーリーの行きがかり上>>続きを読む
予告編おもしろそうだったのになー
嘘を突き通すヒリヒリがキモだったはずなのに、発端の事件がはぐれ刑事みたいで、何故そこまで隠し通さなければならないんだよ、が最後まで続いてしまいました。獄門島の偉大さ>>続きを読む
実際にあった最近の有名事件を、ざっくりと繋ぎ合わせたような腐ったエピソードが挑発的。日本の片隅でごく稀に起こる歪んだ日常を、さもこれが現代の日本だ、と囃すテレビのワイドショーのように、軽く、下世話に描>>続きを読む
こういうジャンル映画をオフビートで撮る難しさを結構目撃していて、ジム・ジャームッシュのデッド・ドント・ダイとか、ベテランが昔取った杵柄で手を出してしまうと、反感を買ってしまうところはありますよね。>>続きを読む
エドゥアルド・サンチェス、まだこんな事やってたんだ。好きです。
ビッグフットは男の子の夢。「あ、こんなところに銃が！」からの盛り上がりも流石だったけど、最後のアレはいらんなー
このレビューはネタバレを含みます
ドロ沼の版権問題まで解決してしまう、ドクター・ストレンジ。そして、ゼンデイヤは、過去最高のゼンデイヤでした。
それにしてもピーターは、最後にずいぶん大人な選択をしたね！やっぱアメリカ。新海監督だった>>続きを読む
