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ワンピース スリラーバーク編のmatchypotterのレビュー・感想・評価

ワンピース スリラーバーク編(2008年製作のアニメ)
4.2
立て続けに調子良く、『スリラーバーク』。
新たな仲間、ブルックの話へ。あっという間に全45話、完走してしまった。

このブルックとラブーンの話も泣ける。
“ヨミヨミの実”を食べた能力者、骨だけの音楽家、ブルック。

霧が立ち込めるスリラーバーク沖の海で突然の出会いとその見た目に驚く麦わら海賊団御一行。
しかも、その骨だけのブルックには“影”がない。

この“影”を巡って、スリラーバークで新たな敵との遭遇とブルックとの新たな出会いを描く『スリラーバーク編』。

2人目の“王家七武海”との対決。ゲッコーモリアとの衝突。
“カゲカゲの実”の能力者で、人の影を切り取って魂を他のゾンビに入れて組織を作り上げ、手下とそのゾンビの力で他力本願に海賊王になろうとしているが、その厄介な力に麦わら海賊団全員が壊滅的にやられる話。

ブルックの話や、カゲカゲの実の力によって影を取られる絶望感などかなり悲壮感漂うエピソードが多いが、『スリラーバーク編』全体がかなりバラエティ色を強めに出している。

ブルックのキャラも然り、ゾンビのキャラも然り、ルフィのテンション然り、話の流れも。
その辺はバランスを取っているのか、悲しみに溢れさせない仕掛けの数々。

後半最後にもう1人の王家七武海バーソロミューくまも登場し、ゾロの麦わら海賊団とルフィを守る覚悟も見られ、ルフィだけではなくメンバーそれぞれに懸賞金がかかり始めた意味が出始める。

ここからグランドライン後半の“新世界”への旅に向け、新たな仲間と共にまた1つ次のステップへ駆け上がるホラーコメディ要素盛り沢山の『スリラーバーク編』。

ブルックとラブーン、本当に良い話。
そして、“影”の特性とか、ゾンビの弱点とか、アイデアが秀逸。
さらに、相変わらずメンバー全員に見せ場があり、今回は特にウソップとゾロあたりがよりエモくて好き。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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