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ゴールデンカムイ 第3期のmatchypotterのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ 第3期(2020年製作のアニメ)
4.4
シーズン3、走破。
実写の劇場版やるからと去年から手をつけ始め、あれよあれよと追い抜く。

劇場版の感じからするとこのシーズン3は次の続編よりも先になりそうな気がするから少し進み過ぎた感があるが、ちょっともう我慢しきれず。

しかも12話だから、ホントにあっという間に観れてしまう。

“不死身の藤元”がついにこの一連のアイヌの金塊への暗号の大元である“のっぺらぼう”との面会を果たした。

果たしたものの、多くの関係者と多くの思惑が錯綜しまくり、糸口を見つけたものの“のっぺらぼう”も藤元も狙撃され、もはやカオス状態で幕を下ろしたシーズン2。

藤元の生死もよくわからぬまま、相棒のアシリパは他の者達と、金塊の暗号の解読のカギを求めて樺太へ渡っていく、、、。

この『ゴールデンカムイ』の見どころ、まずはこの“不死身の藤元”とアイヌ族で“のっぺらぼう”との因縁が深く金塊への鍵を握る少女“アシリパ”との絆。

今回はこの2人が離れ離れでお互いの消息もわからず、樺太で先々に進むアシリパと、それを追う藤元、という話の構図なので、この2人の掛け合いが少ない。

だからそこに飢えながら観る。だからこそ、最後の最後は何かもうホッコリする。状況はとんでもないことになっているのに。

そして、別の見どころ。
それはこの金塊を狙う関係者の多さと、その時々の目的や利害関係さえ合致すれば“昨日の敵は今日の友”になるところ。

このシーズン3でも、シーズン2まで敵対して殺し合ってた奴らと手を組んで、味方だった奴をとっ捕まえようとしたり、この人間関係の中での駆け引き、友情、、、殺し合い。

ここまでの関係の上でさらに新たな利害関係もあれば、もはや手を組まねば死ぬしかない状況の連続でどこで誰が何をするかわからない展開に目が離せない。

今回は土方歳三チームはナリを潜めてる。
彼らが出てこなくても十分過ぎるキャラクターの層の厚さ。

さらに今回はギャグテイストに拍車がかかり、一触即発の絶妙な関係値のむさ苦しい男達が必死に“無駄”を経て前へ進む、、、笑う。

状況が状況だけにそんなことしてる場合なのか、という逼迫感が余計に笑えてしまう。

それでも、樺太の地で、金塊への道標の謎に着々に迫る。
迫る中で、また新たな離合集散もある。

これは次が観たくて仕方がない。どんどん進んでしまいたくなる、、、あぁ、どうしよう、面白い。

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