今週の大豆田とわ子を毎週楽しみにしていました。最初は坂元さんの軽快な会話劇に一気に惹き込まれ、とわ子と3人の元夫たちに魅了され、最終的には人の数だけの幸せのカタチを提示してくれる。本当に最高のドラマでした。
毎回ケタケタ笑いながら、時にはウルウルと涙ぐみながら、とわ子の一挙一動を楽しんだ。元夫たちのバランスが最高だったし、伊藤沙莉ちゃんのナレーションも絶妙だった。毎回変わるエンディング(そして劇中にチラッと出てくるラッパーたち)も楽しみの一つだった。
日本のエンターテイメント、特に民放ドラマでは絵に描いたような家族が幸せの象徴だったり、離婚をしたり独身を貫くことにマイナスのイメージかあったり、異性愛が大前提となっていたり。そのテンプレート的な前提を打ち壊していくのがとても良かった。それに、自分の世代ではもう凝り固まっている価値観があって、いわゆるZ世代が見ている世界の「常識」はきっともっと違うものなんだろうなあと気付かされた。
とにかく最高のドラマだった。そして完全に坂元さんの大ファンになりました。
