ようやく完走。1〜3話がパッとせずあんまり面白くなくて、フーンと思いながらの鑑賞だったのですが、4話でいきなり面白くなってきた。ジョン・ウォーカーのキャプテン・アメリカとしての気持ちの移ろいとかダークな感情とか、彼の部分がかなり見応えがありました。
中盤までは、「なぜ黒人男性がキャプテン・アメリカを名乗る事がこんなにも難しくて、これほどにも理由を付けなければならないのだろう」と純粋に疑問に思っていたのですが、この面に関してはちょうど中盤に差し掛かった頃に見た『13th (13th -憲法修正第13条-)』で納得しました。アメリカ社会の根底に蔓延る差別問題を捉えてこそ、見えてくるものだったのですね。
それにしても、これだけ社会の「悪しき部分」を内省できるエンターテイメントを作れるってすごいなあ。
やっぱり中盤までの展開が暗くパッとしないので、後味はスッキリするものではありませんでしたが、今後のキャプテンアメリカを見る上で必見のシリーズだったなと思いました。
でも、これだけは言わせて欲しい。ファルコンが着る新キャプテン・アメリカの衣装、ちょっとダサすぎませんか…。
