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マイネーム: 偽りと復讐のCinemanのレビュー・感想・評価

マイネーム: 偽りと復讐(2021年製作のドラマ)
3.0
「マイネーム・偽りと復讐」全8話
キム・ジンミン監督
2021年 韓国
鑑賞日:2024年3月10日 Netflix

第一話の冒頭30分ほどでよくあるイジメものかと思って観ていたら復讐劇でしかも意外な展開となり俄然面白くなったきました。
演出のテンポも画角も好みだけれど何と言っても主演のハン・ソヒの表情が魅力的です。

【物語の概要】
父親が麻薬組織の一員であったために高校の同級生からいじめに遭っていたユン・ジウは教師からも見放されて希望がなくなり高校を退学した。
ジウの誕生日の日、父親の帰りを待つジウはアパートのドア越しに父親が何者かに殺害されるのを目撃してしまう。
天涯孤独の身になったジウは犯人への復讐を誓います。

ジウは父のかつての暴力団仲間であるチェ・ムジンを訪ねて父の復讐を手伝ってほしいと頼みます。
ジウの強い意志を感じたムジンは彼女を受け入れまる。
その日から厳しい訓練が始まりジウを殺人兵器に成長していきます。
ユン・ジウは父を殺害した真犯人を追い続けますが容易に見つけることはできません。
父親を殺した相手は警察にいるので警察官となって父親殺しを探すことと自分たちのスパイとして警察に勤務することをムジンから命じられます。
ムジンの組織のスパイとして働きながらジウは父親殺しの犯人を追いつめていきます。
その後驚くべき事実が明らかになります。
【Trivia & Topics】
✥さそりの目
ハン・ソヒのめじからが半端じゃない。
『女因さそりシリーズ』(1972〜)の梶芽衣子を思わせるめじからの魔力に引っ張られて最後まで観てしまった。

「マイネーム・偽りと復讐」を観ていてもう一作思い出したのがリュック・ベッソン監督の『ニキータ』。
不良少女が諜報機関の殺し屋として成長する物語でヒロインを演じたアンヌ・パリローが一躍脚光を浴びた作品だ。

「マイネーム・偽りと復讐」は女性が主人公の作品ですがアクション・シーンでのハン・ソヒの過激な戦いかたは見事です。

【5 star rating】
☆☆☆
(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。
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