リプリー

世にも奇妙な物語’23 秋の特別編のリプリーのレビュー・感想・評価

3.5
我ながらエラく真面目に放送をリアルタイムで見ている。
毎回期待していないが、今回はまあ良かった。
正確に言うと割といい話(マシな話)が半分くらいあった印象。

1話目。星護さんの演出による独自の映像、これはわかる。でもお話は全然ダメ。草なぎ剛演じる主人公に感情移入できないし、作り手も本気でこの主人公に向き合っていない。設定だけで投げっぱし。
2話目。これがマシな話パート1で、何なら普通に良かったと思う。地獄行の裁判という設定も面白いし、ラストは何となく予想はつく人もいただほうが多いと思うが納得感は高かった。
3話目。泣ける系の話だが、映画的な映像と丁寧な話運び、VTuberという今風な設定でありながら、何が個を形成するのかといった普遍的なデータがよく、割と良かった。
4話目。雑誌を圧縮するというおフザケ路線。ナンセンスだが、感情としては一本道なので1話目よりはマシかな、と。