ねまる

ライジング若冲〜天才 かく覚醒せり〜のねまるのレビュー・感想・評価

3.8
NHK正月時代劇だけど、ラブストーリーでした。
創作であることは理解しつつも、ラブストーリーだったと分かって、このキャスティングに納得します。

文化の歴史の知識は薄かれど、大変名の知られる画家・伊藤若冲。テレビを通して見ても、生き生きとした魂の宿る動物たちの絵には魅了されるばかり。
鶏をこんなにも美しいと感じたのは初めてでした。

そんな天才画家伊藤若冲でさえ、相生寺で1000枚絵の模写をして、ようやく人の絵を見て描くのでは動物が死んでいると気がつく、「水、器に盈ちる」という言葉が沁みました。

池大雅、円山応挙という他のタイプの画家たちも出てきて、絵の上手い、下手というものはなく、それぞれ違う手法で、表現方法で描く。次に江戸時代の日本の絵が飾られている博物館に行ったら、これを観る前よりもっと観たくなるような好奇心そそられる作品でした。


おまけ
「あてなよる」
DVDの特典映像にまでついた番宣番組。
すっかり役の抜けた素のW主演。二人の縁が撮影後も続いていることにほっこり。
飲食店でたまたま2人の食事会の隣に座っちゃった感じの距離感にニヤニヤしちゃった。

役に入るとキャラと一体化する瑛太くんだから、素のままでテレビに出ることが珍しくて、お酒が回るにつれて元の姿に戻るのか物静かになっていく。
高校生の頃、松田龍平を通じて遊んだことがあったのに、七之助は覚えてないのを根に持ってる感じも可愛いし、
撮影中七之助をどうしてやろうって考え過ぎて、クランクアップの日、お洋服買わなきゃって、全身コーデ揃えちゃうところも可愛い。

女方にはそんなこと珍しくもないのか、デレデレ瑛太よそ目に余裕の笑みな七之助丈もさすがなのだけど。
そして、お返しの仕立て済の浴衣。料理家さんに見せてって言われて、ダメって抱えるところもお家の柄って聞いて嬉しくてその場で着てこれからこれ着て芝居するって言っちゃうところも可愛い。

瑛太くん、かわいいね。
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