ねまる

沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~のねまるのレビュー・感想・評価

3.6
映画でもやったのに、映画館に行かなかったのは申し訳ないと思うんですが、
ドラマシリーズにしては、日本の作品とは思えないほどリッチな映像に感動して、全部観ちゃった。
もともとどちらの予定だったのかな。映画かドラマか。
8話にかけて描いても、この作品は引き延ばしている感じはしないし、クオリティが下がらないし、後半まで手に汗握る展開なので、私はドラマで観て良かったと思ってる。
これに限らず、最近はドラマ作品をよく観てるし、ハマることが多くなってきたように感じるね。

核弾頭を保有しているかもしれない潜水艦1隻で建国した男と、政治と戦争の話。
政治をフィクションの中でどう描くかって、割とリアルじゃないなと感じているんだけど、それでもこの作品の中で行われる政治について、自分が枠外のものとして考えないようにするのは違うよね。

私はね戦争は反対だというのと、戦争をしないためにする戦争は終わらないと思う。
それからこの作品で描かれるアメリカ像は少し古いと感じる。原作の頃はそうだったのかもしれないけど、日本の描写を今にアップデートするなら他の国の情勢も合わせないと。
そして、記者である上戸彩の視点を除いてはほぼ描かれない一般人の目線。ほとんどの人が何が起きているのか知らず、この状況に巻き込まれているんだろうなと思うと怖いな。
気が付いたら東京湾に爆弾が落ちてる。

何を考えているか読めない男、海江田四郎。
この先、海江田とこのドラマはどんな結末に向かうんだろう。なんだかまだはじまりな気がする。
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