爵位と領地とお屋敷の相続問題が、同じガイ・リッチーの同名映画とどう繋がるのかという疑問からのスタート。
映画の中でも登場した地下の栽培場を思い出して、相続したら違法事業まで受け継いじゃった貴族の話だとわかってくると納得。
泥沼から抜け出る、主導権を取り戻すための泥沼。
take back control。もう耳馴染んだBrexit離脱側のキャッチコピー。
1話完結で、事業をめぐる問題を解決しようとして、事態が悪化して、なんとか収める流れがテンポ良く、ライトに楽しめる。
そもそもガイ・リッチーの撮る映像が好きなんですよね。衣装、美術、カット、全部満足。
これでもNetflixにしたらあんまりお金かかってないんだって。
元軍人で洗練された次男テオ・ジェームズはそれはそれは格好良く撮られているし、ダニエル・イングスのダメだけど憎めない長男のキャラがまた良い。納得の顔濃い兄弟。
裏社会を知り尽くしたカヤちゃんはどんな場面もファッションショー。真っ赤な口紅も濃いめのマスカラも強くて賢いもう1人の主人公。
主要キャスト以外ではジェフのキャラが良くて、シャーロットとの会話のシーンにはこちらもニコニコしちゃった。
もしシリーズが続くなら出演して欲しいイギリス役者多すぎるね。1話ゲストで、金髪靡かせるフレディ・フォックス最高に美しかったです。シャンプーのCM出演という、どうみても不要な設定ありがとうございました。
