自分は、コナンに関しては中途半端な知識しかないニワカです。
脚本がかなり良かったと思う。
もちろん突っ込みどころは山ほどあるのだけど、そこはコナン映画の伝統ということで受け入れた。
良かったとこ
・使いたいキャラ、使いたくないキャラをハッキリ区別していた。
今回は安室さんを全面に押し出したいから、格闘の出来る蘭を外野に置きたいんだなっていうのが明確だった。そのために小五郎が哀ちゃんを庇って車に轢かれることにして、小五郎と蘭を違和感なく外野にしていた。
その分、裏方としても、犯人との格闘としても、安室さんがたくさん見せ場が持てた。
・過去と現在が繋がるストーリー
安室さんの同期たちが魅力的だし、そのとき起こった事件と今回の事件が上手く繋がっていた。
見せ方も上手いし、理解するのが難しくなくて良かった。
あと爆弾首輪されてるのにカッコつけることをやめない安室さんは可愛いな。ワイン飲んでるのは笑う。
さすが屈指の人気キャラ。カッコ良さと可愛さと面白さを兼ね備えているよ。
・中盤でいろいろ山場があるので、飽きない。
これが１番良かったかも。あまり面白くないときのコナン映画って、中盤の中弛みが大きくて眠くなってしまうのだけど、今回はそれがなかった。
安室さんの過去での犯人とのチェイス、コナンが爆弾部屋に閉じ込められるピンチ、そういうのが差し込まれているから、飽きることなく終盤までいけた。
良くなかったところ(ツッコミどころ)
・犯人がお馬鹿＆無謀すぎる
自分のことを知ってる奴を全員殺す…それはまぁいいとして、やり方が下手すぎるて。たった１人で日本の警察＆復讐グループを相手にするのは、全盛期のシュワルツェネッガーでも苦しいやろ。
・ラストの渋谷の液体洪水のところ
『わざわざ爆弾をヘリに仕込んでおいて、そのヘリにわざわざ飛び乗るって、安室さんちょっとヤンチャすぎる。そして片腕の女に苦戦するんかい…』
『そんな大量の液体はカボチャの飾りに入らんし、１人でどうやって準備した』
『渋谷大爆発なんて起こしたら、世界中から追われるやろ、目立ちたがりやすぎる』
『ハロウィンの渋谷にいる大量の人間が一瞬で消えたな。避難が爆速すぎる』
『サッカーボールで液体を止めるのは…それはもう…』
まぁこのあたりは、『コナン映画だから』で済ませよう…笑
