死霊のはらわたシリーズは、名前は知っていたのだけど未鑑賞だったので、今回が初体験。
雑な感想を言ってしまうと、丁寧なクラシックなホラーが楽しめる作品だった。
死者の書みたいなやつのせいで、家族に死霊が取り憑いてしまって惨劇が…という。劇中でやっていることは本当にそれだけ。
別にエクソシストとか神父が登場するとか、死霊の謎を解くミステリー要素とか、第三勢力の霊的存在とか、そういう物語を広げる要素は全くない。
舞台もずっとボロマンションの1フロアだし。
なので、悪く言ってしまうと、とても古くさい。
でも好印象だったのは、製作陣が明らかに『ホラー映画が好きな人たち』というのが伝わるところ。
変に家族愛とかコメディに走ることなく、死霊による恐怖描写をまっすぐにやってくれた。
ドアの覗き窓越しの惨劇シーンの描写とか、ありったけの血糊を惜しげもなく使いまくったエレベーターのシーンとか、俳優たちの取り憑かれた描写とか、熱意や工夫を感じた。
お約束のチェーンソーもいいよね。やっぱりホラーといえばチェーンソーよ。
あと、序盤のタイトルの出し方は仰々しくてスゴく好き。あれはスクリーン映えしそうだなぁ。
まぁ最後の死霊合体はよく分からんかったけど…
あれ遅くなって弱くなってるやん笑
もしかしたらああいうお約束がシリーズであるのかな？
