ミサホ

オオカミとライオンのミサホのレビュー・感想・評価

オオカミとライオン(2021年製作の映画)
3.9
野生動物のTV番組…おもに“地球ドラマチック”とかだけど、観るのが大好き。ペットを飼いたいな…とちらっとは思うけど、現実的に難しいなぁ。猫好き🐈‍⬛だけど猫アレルギーってのもあるか。

本作は実話なんだとか。

オオカミの“モーツァルト”とライオンの“ドリーマー”は本当に存在している。この子たちが本作のほとんど主役。

本作で、この子たちと偶然出会って、育てるのがアルマという女の子。ピアノ🎹の腕がよく、最難関の試験を前に、くだんの2匹と出会う。

サーカス🎪に売られそうになった子ライオンと研究材料にされかけたオオカミ。

研究所は野生動物の保護という目的だけど、野生動物が生きるための環境を破壊しているのは人間で…という構図。

人間の欲はすごいね。
でも動物社会と同じように人間社会ってのもあって、人間ってほら、物を作ったり、何かを生み出したりする動物だから、幅を利かせて、動物社会の活動エリアまでどんどん侵入してってる。

そう考えるとやっぱり弱いものいじめになるのかな。人間のエゴになるのかな。人間も含めての弱肉強食なのかな。でも本当に強い者は弱い者を守らないといけないね。

アルマは音楽の道を諦めた。
2匹と一緒にいたい。いや…それ以上にアルマはちっちゃい2匹を育てる責任を感じたのだ。

戯れるちっちゃい2匹。
まあ、可愛くて癒された。
昨日は『PARFECT DAYS』の役所広司に癒されて、今日はオオカミとライオンに癒された。

アルマとモーツァルトとドリーマー
人間と狼とライオン
彼らの日常はある時、崩れた。

それぞれに苦しみを経て、再会を果たすシーンは、うるっと来た。うるっとどころか、ぎゃあ泣き寸前だった。寸止めしたけど。

最後の音楽会のシーン…あのサーカスの親子いたら、ジーンと来たけど、いなかったね、残念。
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