原作の最序盤を1本の映画に纏めた脚本、続きが撮られる(というか撮っている)事が前提の(WOWOW製作の強み)構成、映画が進めば進む程ハマっていく主演陣。
ハイローの監督だけあってワンカット長回し&喧嘩術アクションが最高だし、熊やレタラのVFXもクオリティが相当高い。
バラエティ番組みたいなダサすぎるテロップや、引きの画が少ない野暮ったさがある撮影、原作再現に囚われすぎな見た目(土方の前髪とかは無理に再現しないで欲しい派です)にガッカリはしたものの、続きがちゃんと観たくなる金カム実写版。
特に鶴見中尉は「見た目だけじゃん」が拭えなかったですが…原作まんまの俊足描写、馬死亡からのシームレスな全力疾走だけは最高でしたね。
シアリスシーンはアレだったけど間の抜けたギャグシーンの再現が金カムの空気を見事に形成していたと思います。
白石と杉元のドタバタ感とか、ホッコリしたいたかと思えば人殺しモードに切り替わっている生感とか、凄く良かったです。
やっぱ脚本が大事ですね、映画は。
次はドラマで猟師の魂が勃起するのかな。楽しみ。
