ふっかー

1640日の家族のふっかーのレビュー・感想・評価

1640日の家族(2021年製作の映画)
4.3
1640日。一緒に過ごした家族が元の家庭に帰っていく。監督の少年時代の体験を基に映画化。

"大切なのは、愛しすぎないこと"
あー確かにこれ納得でした。

実子のように育てても別れの時が来るなんて(フランスの里親制度のため)。それも18か月から4年半育てている。1か月間預かったのとは訳が違う。愛しすぎないこと、なんて冷静になれません。母親役のメラニー・ティエリーはまさに成り切っていました。愛があった。
里親家庭が幸せな環境であればあるほど別れは悲しい。それは子供たちにとっても。でも思い出は消えません。輝くラスト。別れても家族です。

物語後半の一見冷淡に見える児童社会援助局の担当者。だけど子供の幸せを第一に考えるからこそ、冷静でフラットな立場で接しなければならないのですね。

シモン演じた子役が素晴らしいですが、髪の長いジュール役の子も気になりました。あれ、児童ポルノ大丈夫なの?と思ったら男の子!😳可愛すぎます!✨

独身の自分は家族ものの作品は敬遠しがちです。キラキラしているから笑。かといってドロドロした家族ものはもっとイヤ。でもそんな独身の人や子供のいない夫婦が、今後や将来を考えて本作を観るのもいいかもしれません。何か心境の変化があるかも。


⭐️東座100周年おめでとうございます🎊

今日9月17日だったそうです。たまたま知らずに行ったら歴史に立ち会えた。びっくりです!
これからもよろしくお願いします。

1922年(大正11年)9月17日に劇場として開場。
1954年(昭和29年)に映画館化。
東座の"あずま"は塩尻市東町から。
現在の建物は築50年だそうです。
(スタッフのおばあちゃん談)
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