またもやA24作品
「X」の前日譚で、3部作の2作品目。
前作で強烈な印象を残した性欲爆発パール婆さんの若かりし頃の話で、時は1918年、戦時中に病気が流行してる時代。
パールは映画に出るようなダンサーを夢見て、農場で歌ったり踊ったりするのを楽しむしかなかった。
父は病気のため車椅子に座ってほとんど身動きできない日々、母はそんな夫を何一つ言わず支え続けていた。
何も変わらない生活にパールは旦那であるハワードが戦場から帰って来るのを待ちわびながら、ただ時が過ぎることに飽きていた。夢にみた憧れの舞台に行く日を思い描きながら、、
パールの人生が大きくかわった話が今作品のストーリーで、ハワードが帰ってきて地獄絵図を見るまで描かれてる。
前作ではミア・ゴスは二役を演じたわけだが、今作品は脚本に携わり主演をこなしてる。
ミア・ゴス相性がいいんか、ばっちり役がはまってて、最後にとびっきりの笑顔でハワードをむかえるもどこか辛く無理に笑顔をつくってる強烈なスマイルでエンドロールをむかえるのもなかなかにインパクトをだしてた。
映像のカットなしで流して撮ったり、時代背景が1918年を意識してるような撮り方、演出を見事にだしてて、ミア・ゴスの役者魂と撮影にあっという間に終わった。
またパールの心情がリアルな嫉妬やら愛に飢えたものからあーなって性欲爆発パール婆さんになったのだとわかりやすかった。
三部作の最後も期待する。
ワニもバッチリ共犯者笑