ねぎおSTOPWAR

リバウンドのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

リバウンド(2023年製作の映画)
4.3
実話!!!
映画化権買ってから10年と来た。
この準備期間って日本では無理だわ! 😅
製作はB.Aentertainmentさん。そして製作제작クレジットにハ・ジョンウの名前も・・。
ちょっと現時点でいきさつを知るところまで至っていないが、この映画への執念って今の日本映画が忘れてしまったものだよなあ。

さてこの実話ベースの青春感動ストーリーを語る上で主役の一人、コーチ役を演じたアン・ジェホンさんを外せない。
確かこの方を認識したのは「操作された都市」のはず。
主演チ・チャンウク、敵役オ・ジョンセ、名人キム・サンホに混じってチームの一人を演じていたんですよね。まあまあそれから観る映画にちょこちょこ出てくるわけ。そして「シークレットジョブ」「王様の事件手帖」で彼は明確にわしの脳内に刻まれた・・というか「マスクガール」のあいつですからね、ホント上手な方というね、そんな枠です。

今作はアン・ジェホンさんの真面目さというか彼が本当に達者な方だからこそ、素晴らしい作品になったかなと。たぶんね、もっとあざとく作れば、このコーチはよりデフォルメして日本で言う「Rookies」の監督のようなドラマチック仕立てな役の作り方あったんじゃないかと思うんすよ。でもおそらく丹念な本人への取材により、本物のコーチを再現したんだろうなって。良くも悪くもリアリティが満点の映画なんだと確信しています。
モデル本人への取材ってメイン選手のチョン・ギボム元選手(経歴の後半で日本福島のチームでプレイ!!)を演じたイ・シニョンくんもそうみたい。かなり寄せた感じ。いや、だってさ、「愛の不時着」での彼でしょ?でもって「キムサブ3」の彼じゃん!なのにしばらく考えないと出てこなかったよ。・・「どっかで見た人だよなあ、誰だっけ」って考えないと辿り着かない。つまり顔の見覚えはあるようでも設定キャラが別人だからですよね。下手な役者ってすぐに気づけるじゃないですか、同じ人にしか見えないから😆

あとちなみに編集のホ・ソンミ+チ・ヒョンジンは「ソウルバイブス」と一緒のスタッフ。
「記憶の夜」(同監督作品)「ミッションポッシブル」「サムジンカンパニー」などもホソンミさんです。
脚本のお一人キム・ウニさんは監督の妻で、例えば名作ドラマ「シグナル」の脚本家!!もうそれだけで「この人は間違いない」と信頼おける方っすね。もう一人のクォン・ソンフィさんは「工作」のライター・・そりゃもう大感動は間違いない!!


<850>