"偉大な人間になれ"亡き父の遺言を胸に上京した青年。しかしこの作品の主人公には物語のヒーローのような結末はない。汚れなき心がある訳でもなく悪口だって言う。8ドルの昇給で喜ぶ平凡なサラリーマン。山あり…
>>続きを読む群衆の中の一人の男性、その誕生から少年期、就職、結婚、出産、様々な試練と、どこにでもあるような人生を丁寧に追いかける。
95年前の他国の映画なのに、自分の人生の様々なシーンを思い出させる作品だった…
小気味良いタッチ、サイレントだからこそ役者の表情に注目でき、わかりやすいストーリー。
職を失い、やっと見つけた新しい仕事が昔嘲笑していた街のピエロだったのは哀しくもリアル。
群衆の1人かもしれない…
サイレント映画。ところどころコメディっぽいタッチがありつつも、描かれているのは、あらすじを書くまでもないような平凡な男の人生。
少年時代から大物になる夢を抱いていた主人公は、希望を胸に都会に出る。彼…
「群衆」の中に生きるごく普通の人間の人生、特別な訳ではなく誰にでも起こり得る生活における機微を率直に描いた一片の物語。
そんな群衆の中の人々一人ひとりに対する慈愛を込めたキング・ヴィダーの眼差しに涙…
冒頭の群衆を映す引きのショットから主人公にフォーカスしていくシークエンス。
ラストの家族を映す寄りのショットから群衆へのシークエンス。
誰しもが群衆の中の1人であって、
フォーカスポイントが変われ…
大物になる事を夢見るがやりたい事は判然としないまま上京した青年が、就職しても出世のチャンスは回ってこず家では新聞の懸賞に応募する日々。
人並みに結婚してみるものの、なぜ自分が成功出来ないのか考える事…
成功を夢見てニューヨークへ来たジョニー。
保険会社に就職し結婚もするが、出世の道は遠い。
前半はひたすら群衆、群衆、群衆。
ドミノ倒しで年代の移り変わりを示す粋な演出も素晴らしい。
皆平凡なその他大…