Benito

さんかくのBenitoのレビュー・感想・評価

さんかく(2010年製作の映画)
3.7
【 斬新な吉田恵輔の脚本、演出 】

吉田監督は鬼才塚本晋也監督・主演の「バレット・バレエ」(1999年)で照明技師を務め、その後自主制作で2006年にデビューし、本作は2010年の日活配給作品。今回は監督が照明も担当している。

監督によるオリジナルの脚本には驚かされる。ゾッとする怖さと、笑ってしまう情けなさが同居してユニークすぎる。人間描写が鬼と言われるだけある!

テーマはありがちな三角関係、自己中のイタい30代男(高岡蒼甫)とその29歳のイケてない彼女(田畑智子)と中3のマセた妹(小野恵令奈)の関係。しかし前半の展開からは想像できない後半のカオスと迷走はなかなか。しかもわずかながら登場をする大島優子や太賀も印象的。

高岡蒼甫も田畑智子も役にすごくハマっていて、本当にいそう。素晴らしい。

小野恵令奈も大島優子も撮影当時はAKB48に所属していたんだ、、
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