【 残酷なまでの寒々しい人間関係 】
強烈でトラウマになった「空白」の吉田恵輔が自主製作時代に手掛けた作品。良くも悪くもインディペンデントな質感。
タイトルの意味は、ラストに判明する。
いじめっ子だった幼なじみが都会から帰郷、地元に残っていたカップル2人と10年ぶりに再会するも、お互い本心を言わないまま、感情も抑えて過ごしていくうちに起きる事件というか情け無い展開。久しぶりに帰郷した人間が空気を読めないお話、あるある。
吉田監督の人間描写は、登場する者を追い込み、突き放す。痛くて寒くて残酷なエピソードだけが続く。このころから始まっていたんだ、、