ゆず塩

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのゆず塩のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
普通に(と言ったら何様だって感じだけど)おもしろかった。

いいなぁと思った所、15~20分くらいでどんどん場転する所かな。
オーブをめぐってガモーラやロケットと戦って、牢屋に入れられて、脱出して……と、トントン拍子で話しが進むので見ていて飽きない。ラストバトルも、まだ倒せない、っていうのがしっかりしてて。最後まで楽しかったです。真ん中あたりでオーブの中身のインフィニティストーンがヤバいよ、ってわかるのも良いよね。
あと、設定の巧みさ! ピーターとガモーラ、ロケットたちが手を組まざるを得ないような設定とか、殺せない理由とか、実はピーターが○○とか。しっかり練ってあるのが素晴らしい。
主人公5人のキャラクターがハッキリしている感じで、キャラづくりが本当にお上手ですよね。ロケットが見た目とは裏腹に、結構いたずら者でいい意味で予想を裏切られた気分です。
『特異点』という単語がすごく香ばしい気がした。昔よく聞いたような設定だなぁって。懐かしい。

ただアクション優先な印象で、ドラマ面はあまり何も感じなかったかな。ないわけじゃないけど、ちょっと薄い。人数も5人いて多いからね。ガッツリドラマを作る余裕もなかったのかなー。
「5人でロナンに立ち向かうぞ!」ってピーターがみんなを鼓舞する所はちょっとはいいシーンな気もする。詳しく言葉を覚えていないが。人を鼓舞するシーンって、セリフが上手くないと失敗しちゃいそうだから難しい印象。あと、私自身が「負け犬・負け組」って単語にちょっと反応するな。「負け組」なのか、って思い出すと勝手に感情移入し始める感じです。ただ、あの5人が負け組なのかよくわからんが。被害者ではあるし、略奪された人たちだが、それって負け組と言うのかな? まぁいいけれど!

勝手に『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(2023)を思い出しました。あれも、「負け犬」とかって言ってた気がするし、グループで行動するし。ダンジョンズの方が、ガーディアンズを参考にしていそう。

あと、一番驚いたのは敵でも味方でもないのヨンドゥが、めちゃくちゃ強かったところでした。あの矢の武器なに!?

BGMとしての音楽が、実際にその場でかかっているという設定も好き! 登場人物と一緒に音楽で盛り上がりたくなるよね。
ゆず塩

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