モモモ

劇場版 空の境界/未来福音のモモモのレビュー・感想・評価

4.2
あ…シリーズで1番好きかも…!!
事前情報無しで「番外編でしょ」くらいの軽い気持ちで臨んだら…滅茶苦茶面白くてひっくり返ったぞ!!
HF3部作がマイ・ベストufoだし、僕は、須藤監督との相性が良いのかもしれないな…。
未来視を持つ二人、空の境界の未来に飛ぶ構成で相変わらずのダブルミーニングなサブタイトル。未来福音。いやぁ、痺れた。
マジで「未来福音 序」で声出そうになりましたね。
これ10年前にリアルタイムで観た人と同じ楽しみ方が出来たんじゃ無いですか?
ていうか彼等って型月作品ではお馴染みの人たちなんですか?
兎にも角にも劇場で初体験出来て良かった。
「設定の後出し開示」で展開するお馴染みの異能バトルの中でも本作の対未来視が1番好きですね。
厳密に言えば「未来を見ている」のではなく「多くを観測して正確に未来を予測している」との説明で中2心が満たされて、「君のはマシな方だし、未来を変えられたじゃない?」との少女側の収束と「あやふやゆえに未来は強い」故に直視の魔眼の前では「確定させる」事が敗因に繋がる少年側の収束の「バトル漫画」的ロジック整理の心地良さで天元突破。
「黒桐幹也がノホホンと喫茶店で飯を食ってるんだから式が敗北しているのはミスリードなんだろうな」って思ってはいたけど、それはそれとしてハラハラはしましたね。extraで首怪我してたし。腕が一回オシャカになってる訳だし。
未来が見えていると言う事は悲しみが2度訪れると言う事である、未来が見えると言う事は人生から新鮮さを奪い作業に落とす、の2本の柱がとにかく刺さりました。
傑作!!!
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